スーツケースの半分は (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 806
レビュー : 82
  • Amazon.co.jp ・本 (311ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396344177

作品紹介・あらすじ

あなたの旅に、幸多かれ
青いスーツケースが運ぶ"新しい私”との出会い。
心にふわっと風が吹く、温もりと幸せをつなぐ物語。

感想・レビュー・書評

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  • 初めて読む作家の本だけど、本屋さんでタイトル惹かれて最初の部分を読んで、続きが読みたくなったので購入した1冊。

    帯コピーの通り「心にふわっと風が吹く」ような連作短編集。4人の仲良し女性(1人だけ結婚していて、いずれも仕事を持っているが、フリーライターや派遣社員もいる)が中心となる連作小説で、ひとつひとつ主人公が違う9つの物語に共通するのは幸運を呼ぶと言われる「青いスーツケース」。

    読後には青いスーツケースで旅に出たくなります。香港、パリ、アブダビ、ニューヨーク、1人で行くか誰と行くか、なにをするのか、自由に気の向くままに。


  • この本を読んで中学三年生の冬に一人で鎌倉へ旅行に行った日を思い出しました。日帰りでしたが私にとっては大冒険でした。あの日以来私は一人で旅に出ることはなくなりました。15歳の私はできたのに19歳の私にはできなくなってしまいました。きっと大人になったからだと私は思います。大人になるほど物事をリアルに考えるようになります。私はやりたいことがあってもやれない理由を探し結局できません。
    自分の気持ちに素直になり、旅に出る
    簡単なようでとても難しいことだと思います。ですがこの本を読んでもう一度あの日のように、今度はスーツケースを持って一人で旅行に行きたい衝動に駆られました。もうやらない理由を必死に見つけて自分のやりたいことをやらないのはやめようと思います。スーツケースだけでなく頭の中の大人の考えも半分にしてまた気まぐれな旅に行ってきます。背中を押してくれてありがとう。

  • 自分へのご褒美の旅行に向かう日の朝に買って読みました。
    旅行に行く時のワクワク感と帰ってきてからの満足感を思い出してそわそわします。
    読みやすいし、ほっこりした気持ちになれます。

  • ほっこりする話。

    幸運をよぶ青いスーツケースを持って旅をすると、その人にとって良い出来事が次々と起こる。

  • 旅にまつわるオムニバス小説。

    どれもほっこりするお話なのに
    共感して心に刺さるような
    フレーズも散りばめられていて、
    どこか現実味もあるような。
    どの登場人物も応援したくなった。

    幸せを運ぶスーツケースは
    使った人たちにきっかけを与えた。
    そのスーツケースに入っていた
    「あなたの旅に、幸多かれ」
    のメッセージの裏にもちゃんと
    物語があったんだなぁ、と。
    そこから素敵な連鎖は始まったんだな。

    ほっこりするけどそれだけじゃない。
    ただ、誰が読んでも間違いなく
    旅に出たい気持ちにさせられると思う。

  • 仲良しの友達に内面を打ち明けられない人っているのかなぁって思いながら読んだ。

    ともあれ、ハッピーエンドなお話しは好きです。

  • いろんな性格の女4人が働いても仲良くしている感じがすごい感情移入できた。
    旅行行きたくなる〜
    素敵な出会いが繋がっていく感じが素敵。

  • 青いスーツケースをめぐる短編集。
    自分の思いを大切に、自分自身を大切に。

  • 図書館予約していた本を、取り寄せ先が休館になって引き取れないまま既に3週間。やむなく文庫本をザクザク購入している。不穏な空気で無意識に呼吸が浅く詰まるのだが、こんな時に出会ったホッコリする作品でとても癒される、難しくない、希望のある話。青いスーツケースと旅にまつわる連作。星の数はいつもより甘いが、とても気持ちを穏やかにしてくれた作品に感謝したい。また旅に行ける日が来ることを切望する。

  • 青いスーツケースで繋がるお話。年に一度の海外旅行、国内旅行も最近は小さなスーツケースを使うようになったけど、ただの荷物入れではなく、愛着の持てるモノを選んだので、この青い皮のスーツケースのように幸せを運んでくれたり、人との縁を繋いでくれたらこんな嬉しいことはない。
    第9話の最後に出てきた女性が誰だかわからないので、彼女に渡るまでにもいろんな旅があったんだろうな。

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著者プロフィール

近藤 史恵(こんどう ふみえ)
1969年大阪生まれの推理作家、小説家。
大阪芸術大学文芸学科卒業後、1993年『凍える島』で第4回鮎川哲也賞を受賞し、デビュー。
2008年、『サクリファイス』で第10回大藪春彦賞受賞、2008年度本屋大賞部門惜しくも2位、第61回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門候補作になる。これがシリーズ化もされた代表作となった。ほかの代表作に、ドラマ化された『天使はモップを持って』シリーズ。
2006年から、母校の大阪芸術大学文芸学科客員准教授に就任している。

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