陽気なギャングは三つ数えろ (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 859
レビュー : 76
  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396344511

作品紹介・あらすじ

嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、精確な体内時計を持つ女――
天才強盗4人組に、最凶最悪のピンチ! 3、2、1、BANG!

陽気なギャング一味の天才スリ久遠は、ひょんなことからハイエナ記者火尻を暴漢から救うが、その正体に気づかれてしまう。直後から、ギャングたちの身辺で、当たり屋、痴漢冤罪などのトラブルが頻発。蛇蝎のごとき強敵の不気味な連続攻撃で、人間嘘発見器成瀬ら面々は断崖に追いつめられた! 必死に火尻の急所を探る四人組に、やがて絶体絶命のカウントダウンが! 230万部の人気シリーズ!

感想・レビュー・書評

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  • やったあああこのシリーズだいすき!
    9年ぶりの最新刊とかうれしすぎる!

    相変わらずの四人が痛快!
    出てくるひとがみんないいひと。

    伊坂さんの世界は、悪い奴はとことん悪くて
    それを成敗するっていう単純で痛快な話だから
    スカッとします。

    響野と成瀬の会話がだいすき。
    祥子さんは絶対わざと外出してる笑
    久遠の動物好きがさらに露呈したね~!
    雪子さんは運転は上手だけどネイルは精進ってとこがかわいい

    は~面白かった!すぐに読んでしまった!

    2018.09.16

  • 「陽気なギャング-」シリーズの三作目ということだが、二作目から今作まで実に九年が経過していた。本シリーズは全作読んでいるが――、銀行強盗のお馴染み四人組と再会するのに実に九年も経過していたとは意外である。そう思えないほどの親近感が、この四人組にはあるからだ。
    彼らは銀行強盗をやってのける「ギャング」なのだが、どういうわけか正義感に満ちている。同時に、ギャングらしく、危機に直面してもどこかその危うさをも楽しんでいるかのような胆力も備えている。そうした余裕から生み出される洒脱な会話で進んでいく物語が楽しくないはずがない。そして四人組の行動や会話が中心で物語は進んでいくので、とにかくテンポがいい。
    何より素晴らしいのは、そうしたドタバタ劇のなかにたくみに忍ばせた伏線を、これまた四人組のギャングたちがジタバタする物語の中で、見事に回収してしまうところだ。どの伊坂氏の作品を読んでみても、いつもこの点に感心させられる。そして、この伊坂氏の面目躍如たる点がもっとも端的に、かつ最大限発揮されていると思うのが、「陽気なギャングー」の冠名をつけられた一連のシリーズである。
    一度読み始めたら、誰もがおそらく読む手を止めたくなる。残りページが少なくなってしまう小説に寂しさや心残りを感じる小説など、そうそうはない。その意味でこの物語は、本当に稀有な存在だ。もちろん「いい意味」で。
    伊坂氏にはいくつかのシリーズものと思われる作品があるが、どれを読んでみても、それぞれの物語ごとに異なった、しかしいずれの作品にも魅力あふれるキャラクターが登場する。主に魅力あるキャラクターが主役となって、どの物語も進行する。ゆえに、伊坂氏の作品はどれを読んでみても映像的である。目の前であたかも事件が起きているかのように、あるいはキャラクターがすぐ横にいるかのように、展開される物語の画が如実に浮かんでくるのだ。
    読み終わるとすぐに次の作品を読みたくなる小説など、そう多くはない。このシリーズは間違いなく、次を読みたくなる。できることなら九年間待たされることなく、またこの正義感溢れる楽しいギャング四人組と出会いたいと思う。

  • 前作から読むのに間が空いてしまったけれど、響野さんの演説から一気に思い出し引き込まれました。悪役がとことんクズすぎて、伊坂さんらしいラストがやっぱり大好きです。前作も読み直したくなりました。

  • ひさしぶりの銀行強盗4人組。
    会話を見守りながら、あぁ、この人達はこんなだったなぁ、と懐かしく思い出す。シリーズものの映画を観ているよう。

  • 砂漠なら西嶋、チルドレンなら陣内、そしてギャングなら響野さんが好きなんだ、私は!!!
    今回もそれぞれが活躍したり迷走したりしていて、とても良かった。悪がやっつけられるところを見るとスッとする。いや、銀行強盗も悪なんだよ、完全に。それは揺るぎないんだけど、伊坂さんの小説で言う悪人ってそうじゃないよね?手のつけられない、釈明の余地なんて1つもないサイコパスや根性捻じ曲がった奴。読んで想像するだけでこっちがぶっ飛ばしてやりたくなるような奴。そういうやつがやっぱり出てきて、そんで最後は皮を剥がれるみたいな話が好きだ!良くやった、ギャング達!!

  • 面白かった!このシリーズ好き!(笑)
    三作続けて読みたい!雪子みたいに運転がしたい!

  • 伊坂幸太郎の「ギャング」シリーズ三作目。
    彼のファンであり陽気な4人組のファンである自分は、彼らの日常を少しでも覗けることに喜びを感じサクサクと読み進めた。しかし、サクサクと読み進めたところ、そのままの勢いで彼の作品独特の余韻を感じることなく読み終えてしまったという感覚が強い。
    正直今回の作品は終盤の展開が読めるところがあったし、もう少し突飛な展開があっても良かったように感じた。
    意外性のある展開が評価され人気作家となった故に、常に高いハードルを設定されてしまう伊坂氏には、映画「シックスセンス」以降数作の制作に苦しんだM・ナイト・シャマラン監督と同様の苦しみがあるのかもしれない。

  • シリーズ3作目。前作読んでからかなり間が空いたけど、このシリーズはメイン4人のキャラが立ってるから、すぐに思い出せました。会話のテンポとユニークさが特に好き。

    ストーリー的には、1作目とか程の爽快感と言うか、面白かったー!って感じはなくて、最近の伊坂さんの安定の面白さって感じでした。サイコパスみたいなクズが成敗されて、さり気なさ過ぎて忘れてたことまで見事に回収してくれて、全員ハッピーになっちゃうあの感じ。

    個人的には、銀行強盗のシーンがもう少しあっても楽しかったかなと思ったり。それにしても、成瀬さんいつもカッコいい。

  • シリーズ3作目。
    今回もこの4人のやりとり、特にセリフのやりとりやキャラクターの特長が更にパワーアップしてる感じ。
    響野と他3名のやりとりは特に笑えた。

    また銀行強盗ではなくそこから派生した事件に巻き込まれていくという展開も面白かった。

  • 3作目を読むにあたって、1、2作を再読して挑みました☆
    面白い!!面白すぎて大好きなシリーズ。
    3冊続けて読んで更に好きになりました。
    4人のキャラクターも自分の中で想像上の人物が出来上がってきており、読みながらより世界観を感じられて楽しかったです。
    アイドルのサイン会、裏カジノのグループ、毒グモの生態、久遠君の飴玉、迷子の犬、形見の亀、ジビエ料理のシェフ、、、全てがまたまた上手に繋がっていて、後半の伏線回収の仕方がさすがですね!と唸りたくなりました。
    今回は動物がたくさん出てきて久遠君の不思議ワールド満載でとても楽しかったです。
    雪子さんはカッコいいママだし、響野さんは相変わらず面白いし、最後に成瀬さんがアイドルについて真剣にお勉強している様もステキ。
    あ~まだまだ彼らのお話を読みたいなぁ。

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著者プロフィール

伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれの作家。東北大学法学部卒業後、SEとして働きながら文学賞応募し、2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞受賞、デビュー作となる。その後作家専業となり、宮城県仙台市に在住しながら執筆を続けている。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、同年『死神の精度』で第57回日本推理作家協会賞短編部門、2006年平成17年度宮城県芸術選奨文芸部門、2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。同作で直木賞の選考対象となることを辞退したことも話題になった。上記受賞作のほか、『重力ピエロ』、『バイバイ、ブラックバード』、『アイネクライネナハトムジーク』など話題となる作品は多い。代表作も殆どが映画化されている。最新作に『フーガはユーガ』。

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