陽気なギャングは三つ数えろ (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
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  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396344511

感想・レビュー・書評

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  • 【陽気なギャング】シリーズ3作目
    4人組の銀行強盗のメンバー
    天才スリ久遠が記者(火尻)を暴漢から救うが、自分が銀行強盗なのを、気づかれてしまう…
    鬼畜記者 火尻は それらを利用しようとギャング達に迫ってくるが…


    ぃやぁあぁ 面白かったです♪ヽ(´▽`)/
    相変わらずギャング4人は良いキャラ!!
    火尻はめちゃくちゃムカつくし…
    終わりかたも メチャクチャ爽快でした
    ( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆

  • 前の2作から大分時間が空いていますが、しっかりとおもしろキャラが繋がっています。
    他の2作より好きかな。

    ◯陽気な。。。地球を回す
    ◯陽気な。。。日常と襲撃
    ◯陽気な。。。三つ数えろ→本作品

  • 陽気なギャングシリーズ第3弾!

    今回は銀行強盗はお休み。あの愉快な強盗っぷりが面白いんだけどなぁと思ったら、あとがきの伊坂さんのコメントで納得。
    はい、この度もひたすら楽しく読めました笑

    お馴染みの成瀬、響野、久遠、雪子の周りをハイエナ記者火尻がずっと付き纏い、彼をどうにか追い詰める計画を立てるのだが・・・

    今回は、何だかいつものひと暴れ感が、割とこじんまりと収まっていた。それに加え、最後のくだりに鍵となる祖母の形見の亀は、正直なところあまり意外性がなくてもう一捻り欲しかった。

    取り敢えず作中に出てくるオカピとクアッガは画像検索しながらひとりでニマニマ・・・
    このシリーズは回を追う毎に、ハートフル度合いが増しているような気がする。

    現実味のない破茶滅茶ぶりで、今回もエンターテイメント性の高い作品だった。

  • 銀行強盗の成瀬ら四人組が、ちょっとしたミスでロクでもない記者に付きまとわれ、以後あの手この手で脅してくるストーリー。
    成瀬ら四人と、その記者に恨みをもつ複数人も絡みあい協力しつつ記者に対抗し反撃を試みるが。

    まさかの3作目から読みめてしまったが問題なく話に入り込め面白かった。
    伊坂幸太郎作品は本当に読んで楽しい作品ばかりだ。

  •  超多忙の中、やっと読み終えました。
     伊坂さんは、どうやって終息するのかなと思いながら読み進めていました。
     そこは、流石伊坂さん。まったく予想しない展開で、痛快な気分になりました。
     今回も4人の絡みが、最高におもしろかったです。

  • 3.5
    シリーズ3弾。お馴染みの4人が、人の人生がどのようになろうとお構いなしのハイエナ週刊誌記者火尻と対決。裏カジノ業者や火尻の被害者達を交えて話が進む。軽いノリもはらんだ、伊坂らしい痛快な正義の話。記事にすると脅迫する火尻は胸糞悪く描かれ中々。知る権利と報道の自由、プライバシーの話。知らなくてもは困らない、読者の覗き見趣味を満足させるだけで、本人を傷つける記事。自殺者本人、遺族、関係者のその後を想像すれば悲しい話。伊坂作品らしい、無茶苦茶な響野は相変わらず面白い。

    タイトルに三を入れたのは3作目の意図らしい。
    成瀬:他人の嘘を見抜く能力がある、ギャングのリーダー格。離婚歴がある息子がいる。
    響野:口からでまかせの演説の名人、普段は喫茶店ロマンを経営。妻は祥子。
    雪子:時間をコンマ単位で把握できる体内時計の持ち主、シングルマザー。息子は慎一。
    久遠:スリの名手、動物好きでとても詳しい。
    便利屋田中:どんな品物でも用意してくれる便利屋。足を引きずっており、他の作品でもちょこちょこ登場するらしい。

  • 陽気なギャングシリーズ三作目。
    久しぶりの登場人物にああ、そうやったそうやったと読み進めて行った。
    途切れ途切れに読んでいたせいもあるかもしれないが、今までほどの伊坂ワールド全開!という感じではなかったかもしれない。
    良い意味で伊坂さんの書き方が少し変わってきているのかなあと思った。
    でも後半のスピード感はさすが。どうなるのどうなるのと手に汗握る展開。うまいなあ。

    • 大野弘紀さん
      ほっとしました。伊坂氏の書き方が変わってきたような気がしていました。そう感じていたのは、私だけではなかったみたい。それが少し、嬉しかったので...
      ほっとしました。伊坂氏の書き方が変わってきたような気がしていました。そう感じていたのは、私だけではなかったみたい。それが少し、嬉しかったのです。
      2019/01/23
  • 9年ぶりのシリーズ三作目という事で楽しみにして読んだら全然変わってない4人でほっとした。
    やっぱり響野のキャラが好きだわ。

  • 2021(R3)2.25-3.5

    4人の陽気なギャングたちに訪れる大ピンチ!
    彼らはそれをどう乗り越えるのか!

    なんていう安いポップを立てるには失礼ですが、いつも強盗をサラリとやりのける彼らに襲いかかる連続攻撃!

    前回の『日常と襲撃』でも書いたが、やっぱり今作も、「ルパン3世っぽさ」満載。
    雪子は決して「峰不二子」ではないし、成瀬も女好きではない。久遠も響野も次元や五右衛門には当たらない。
    しかし、それぞれの持ち味を生かし、「仲良く」という感じではないけど力を合わせていく様は、ルパンっぽい。
    更に今作は、2つの勢力(?)が彼らを追い詰めるのだが、その切り抜ける様もルパン3世みたいでカッコいい。
    要は、読者をハラハラドキドキさせながら、華麗に、見事に切り抜けていくのだ。痛快で面白い。

    そういえば、彼らもルパン3世たちも「4人組」ですな。

  • 陽気なギャング第三弾。
    前ニ作に引き続き、予想を上回る展開とコンゲーム的な面白さを思う存分堪能することができた!
    かなり好きなシリーズなので、続編が出ることを切に願うばかり。。

著者プロフィール

1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、「新潮ミステリー倶楽部賞」を受賞し、デビューする。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で、「吉川英治文学新人賞」、短編『死神の精度』で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞。08年『ゴールデンスランバー』で、「本屋大賞」「山本周五郎賞」のW受賞を果たす。その他著書に、『グラスホッパー』『マリアビートル』『AX アックス』『重力ピエロ』『フーガはユーガ』『クジラアタマの王様』『逆ソクラテス』『ペッパーズ・ゴースト』『777 トリプルセブン』等がある。

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