ホケツ! (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 72
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396344542

感想・レビュー・書評

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  • 2019年本屋大賞候補作に選ばれた小野寺さんに興味があったので、「ひと」を読む前に購入。
    初めての小野寺作品を読みますが、特徴だったのは会話でした。普通ならセリフとセリフの間は、解説のような文章があるのですが、この作品での会話の部分では、解説は最小限に留め、ほぼ鍵かっこだけで会話が流れています。
    その分、どのような心情になっているかは、読んでいる人が想像してくださいというような提示になっています。この作品だけがそういう風になっているのか、小野寺作品の特徴なのか不明なので、本屋大賞第2位受賞の「ひと」も注目したいと思います。
    内容ですが、サッカーをメインにした小説ではありますが、試合という場面はほとんどなく、サッカー部補欠の主人公が、高校3年生の3か月間に友達や家族、将来などの問題に直面し、成長していく物語です。
    帯では、「今までは一番号泣した」と書いていますが、涙というよりは、じんわりと温かく、さわやかにさせてくれます。
    補欠ならではの悩み、レギュラーならではの悩み、人それぞれに悩みがあって、読んでいると、「あーそういう悩み昔あったな」と共感できる部分もあり、親近感をわかせてくれます。決して気持ちは暗い感じにはならず、読んでいると明るくさせてくれるので、最後は青空をバックに場面が終了するような爽やかさで終わったように感じました。
    個人的に最後の試合の結果がどうなったのか書いて欲しかったです。

  • 素敵なお話でした。
    自然体でこういうポジションにいる子って素敵。
    彼は周りを幸せにする人だとおもうよ。

    大学に受かってほしいな。
    幼馴染ともうまくいってほしいな。
    彼の幸せを祈らずにはいられない。

    2018/09/30

  • 風薫る五月
    風潤む六月
    風熱き七月

    著者:小野寺史宜(1968-、千葉県、小説家)
    解説:杉江由次 (編集者)

  • これはいい

  • サッカー部万年補欠の宮島大地を主人公にした青春高校生小説。予定調和で意外性は皆無だが、嫌いではない。
    ラノベちっくな小説。

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著者プロフィール

小野寺 史宜(おのでら ふみのり)
1968年千葉県生まれ。2006年「裏へ走り蹴り込め」で第86回オール讀物新人賞を受賞してデビュー。2008年『ROCKER』で第3回ポプラ社小説大賞優秀賞を受賞。2018年、『ひと』で「本の雑誌が選ぶ上半期ベストテン」2位。
著書に「みつばの郵便屋さん」シリーズ、『カニザノビー』『牛丼愛 ビーフボウル・ラヴ』『ホケツ!』『ひりつく夜の音』『太郎とさくら』『本日も教官なり』『リカバリー』などがある。本作は『その愛の程度』『近いはずの人』に続く「夫婦三部作」のラストを飾る作品である。

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