農ガール、農ライフ (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 301
レビュー : 41
  • Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396345235

感想・レビュー・書評

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  • 農業に興味があり手にとってみました。

    書き出しから最後までスラスラ読める一作です

    一日の波瀾万丈な人生を覗くことができて、農業をやってみようという気にさせてくれますヽ(^o^)

    是非読んでみてください!

  • いつもどこか共感してしまう垣谷さんの小説。
    人を見て羨んだり自分を卑下したり…
    でも欲をかかず、自分の人生を自分なりに堪能し自分なりの幸せを見つけていくことが自分の人生!
    そう思ってこれからも頑張って生きていきます!

  • 水沢久美子は派遣切りに遭った日、同棲相手から突然「結婚したい人がいるから出ていってくれ」と告げられる。仕事も家も彼氏も失った三十二歳の春。失意のどん底にいたとき偶然目にした「農業女子特集」というTV番組に釘付けになる。「農業だ!」運命を感じた久美子は早速、田舎に引っ越し農業大学へ入学することを決意。明るい農村ライフが待っていると信じていたが…!?

  • 主人公が度々裏切られるフラグにハラハラしてしまいました。同棲していた男は勝手すぎるし、婚活で知り合った女2人もいくら主人公が男性に興味を持ってなかったとはいえ結局裏切って結婚して安定した暮らしを手に入れたようなもの。特に静代の話術は姑息すぎて「絶対裏切って結婚するだろうなあ」と展開が想像できた。
    ただ期待に裏切られていく一方でアヤノや富士江を始めとした色々な人々に助けられて、最後には彼女の納得のいく幸せな形を手に入れた。最後まで読んでみると、幸せの形とは人それぞれだし、必ずしも結婚が全て幸せに繋がるというわけではない。私自身、久美子と同じ考えで妥協して不幸になるくらいならば結婚をしたくないなと思っています。なので感情移入をしやすかったし、主人公の心の強さにとても勇気をもらいました。
    自分は農業もしてないし歳も久美子とは10ほど違い人生を語るには早いかもしれませんが、裏切られるほど助けられているという点では人生が似ているなあと。
    久美子のように強く生きてみたいものです。
    幸せの在り方を考えさせられます。
    このお話は私にとって共感できることだらけで面白かったです。

    一つ謎が残っているのですが、修の新恋人のマイと婚活パーティーに来ていたマイは同一人物なのか…個人的にそこが気になったところです。

  • タイトルからして、農業生活(特に農作業や販売)を中心に、農ガールがどのように農業に取り組み生計を立てられるようになるのか、を描写しているものと期待したが、それについての描写が少なくて残念でした。

    だらだら付き合っていた彼氏との破局、畑がなかなか見つからない(現実的な問題としてはあるだろうが、そこはさくっと描いてほしかったです)、農業界の婚活、など本筋からそれた話のボリュームが大きくて、膨らませてほしいのはそこじゃないんだけどな、、と思ってしまいました。

    研修中の仲間と作業するシーンと、研修後に出会うおばあさんとの農作業のシーンは具体的で、主人公も生き生きしていて、よかったです。こういうシーンをもっと書いてほしかったです。

    登場人物に、いやな人や不可解な行動をとる人が多い印象を受けました。登場人物が他の登場人物の悪口を言ったり、人を騙したり、など。伏線というわけでもなく、特に意味なく嫌な気持ちになることがありました。

    期待して読み始めましたが
    個人的には、好きな感じの本ではなかったです。

  • 農ガールと銘打っていますが、半分くらいハイエナのように屍肉を漁る婚活話が続く婚活本です。

  • 2019.6.29

    畑があれば食べるのに一生困らない か‥
    農業ほコミュニケーション力がないとやっていけないし、新規開拓は地元優先だし、新参者にとってはなかなかのものだね。

  • 人生山あり谷あり、自分で切り開くことが1番大事だけど、運に頼るのも良いんだなと思った。なんか後半はうまいこと話がまとめられているような感じだったけど、全体的に面白かった。

  • 女性目線だけでない、鋭い洞察力を感じた作品でした。閉鎖的と断じればそれまでですが、農家が農地を貸さない理由は明快。信用できるか否か。農業で農薬の必要性とその副作用。農薬を撒けば、近くの土地にも散布され、蜂も死ぬことだってある。無農薬栽培は農薬を使う農家の土地にも害虫をもたらすこともある。すべて話し合いが必要な世界。だからよそ者を嫌う。近所付き合いがすべて。そんなモチーフも取り入れ、救われない人はでない良い物語でした。

  • 1人の女性がどう職業を選んでいくか、どう配偶者を選んでいくか、人生を選んでいくかという根源的な話を、農業を通じて書いてある本。

    幼い頃から、理由はわからなかったけど、田舎の風景や土の臭いに惹かれていたわたしにとって、農業はとても魅力的な世界であり、この本を通して農家の魅力とともに実際の農家の苦労を知ることができてよかった。

    登場人物は、久美子を裏切るようなことも多いが、1人1人が人間的であり魅力的でもある。

    久美子も、さまざまな側面を持っていて面白い。善良な面ばかりでない。読者は生きるために必死なところを応援したくなる。また、どんなことが起こっても強く生きていく久美子にはその逞しさを少し分けてもらえたような気持ちになった。

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著者プロフィール

垣谷 美雨(かきや みう)
1959年生まれの小説家。兵庫県豊岡市出身、明治大学文学部文学科(フランス文学専攻)卒業。ソフトウェア会社勤務を経て、2005年『竜巻ガール』で小説推理新人賞を受賞し、デビュー。代表作としてテレビドラマ化された『リセット』『夫のカノジョ』の他に、文庫化されてベストセラーとなった『老後の資金がありません』、『ニュータウンは黄昏れて』『子育てはもう卒業します』『避難所』『農ガール、農ライフ』『あなたのゼイ肉、落とします』『嫁をやめる日』『後悔病棟』『女たちの避難所』など著作多数。『結婚相手は抽選で』が2018年10月に野村周平主演でドラマ化された。

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