龍神の子どもたち (祥伝社文庫)

  • 祥伝社 (2023年11月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784396350192

作品紹介・あらすじ

大人が忘れたかもしれない
他人を思いやる心。
自分で考えて生きるという力。
新中学生が林間学校で土砂崩れに襲われた。
極限状態に置かれた少年少女は――。

新中学生の長谷部幸男は憂鬱だった。都市開発の余波で、集落は地元派と新興住宅派に分かれ、学校で喧嘩が絶えないからだ。夏休み、自分の立場を曖昧にしたまま幸男は林間学校へ。わだかまりを抱えた少年らは荒天に襲われ、宿舎は土砂崩れに飲み込まれる。生存者は子ども九名だけ。極限状態の幸男らは闇に怯えながらも難所を越えることで、互いを理解し始めるが……。

みんなの感想まとめ

極限状態に置かれた中学生たちが、互いを理解し合い成長する姿を描いた物語は、現代社会における人間関係の難しさを浮き彫りにします。ニュータウンの子どもたちと昔ながらの集落の子どもたちとの対立が背景にあり、...

感想・レビュー・書評

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  • ニュータウンで開発された地区と、昔ながらの田舎の地区の争い。乾さんの魅力は、子供達の日常生活、競争や喧嘩の描写を通して、苦手な人と上手にやっていく方法を教えてくれる。大人になっても同じです。

  • 同じ中学校に通うニュータウンの子どもたちが昔ながらの谷津流の集落の子どもたちを田舎者だと嘲り笑う。お互いに対立するが、夏休みの林間学校に参加した両方の地区の9人は災難が見舞われる。宿舎が土砂崩れに遇い引率の教師が亡くなる。そして、9人だけで山中を彷徨う。次第に蟠りが解け生還するために団結する。禁足の社に避難したとき桐人が「困った人が使うところ」と幸男の祖父の言葉を解釈する。無事に帰還し「夏休みだからみんなで遊ぼう」と、大団円の終結は予想したが清々しくも逞しい中学生を見た。秀明と桐人の別れのモールスが悲しい

  • 娘からのオススメ。

    子どもたちの成長する姿が眩しかった。
    子どもたちが無事に山を下れてホッとした。笑

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著者プロフィール

乾ルカ
一九七〇年北海道生まれ。二〇〇六年、「夏光」でオール讀物新人賞を受賞。一〇年『あの日にかえりたい』で直木賞候補、『メグル』で大藪春彦賞候補。映像化された『てふてふ荘へようこそ』ほか、『向かい風で飛べ!』『龍神の子どもたち』など著書多数。8作家による競作プロジェクト「螺旋」では昭和前期を担当し『コイコワレ』を執筆。近著の青春群像劇『おまえなんかに会いたくない』『水底のスピカ』が話題となる。

「2022年 『コイコワレ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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