小説キャンディ・キャンディ FINALSTORY (上)

著者 :
  • 祥伝社
3.42
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本棚登録 : 90
レビュー : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396460303

作品紹介・あらすじ

原作者・名木田恵子(水木杏子)が大人のために書き下ろした真実の『キャンディ・キャンディ』愛の物語。あの日々、たくさん流した涙は今はきらめくような美しい思い出になった-。

感想・レビュー・書評

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  • そばかすなんて気にしないわ〜♪

    で、お馴染みのキャンディ・キャンディ。
    実際にはいがらしゆみこさんの漫画を読んだこともないし、アニメもチラッとしか知らず、気になっていた。

    捨て子だったキャンディはお金持ち一家の子供たちの遊び相手として引き取られるが、その家の子供たちはとんでもない意地悪でキャンディに酷い仕打ちをする。

    明るく乗り切るキャンディだが、寂しさや心細さで人知れず涙することも…

    そこで登場するのが丘の上の王子様だ。
    そう、これは典型的な少女マンガの設定。
    さらに素敵なメンズに熱愛され、取り合われて心揺れたり、意地っ張りな乱暴者に無理やりキスされたり…

    ハーレクイン的な世界なのである。

  • あら~、なんて懐かしいんでしょう……。読んでみて感無量でした。

    キャンディキャンディと言えば、70年代少女漫画の金字塔ですよね。世代が世代だけに、私も子供の頃に漫画を読み、アニメを見ていました。でも、最後に見たのっていつなんだろう? 25年前? 30年前かな?
    ブランクがありすぎて、ストーリーもどこまで覚えているんだか……と少し不安でしたが。まったく問題ありませんでした。

    この上巻の山場と言えば、
    「キツネ狩りの日に、アンソニーが……!!!」ですよね。

    いや、もちろん有名なエピソードですし、細部を忘れたとしても、これだけは忘れていませんでしたが、なぜだか私は読みながら泣いてしまいました。

    知ってるのに泣ける、泣ける……。

    その後、テリィも登場で、上巻だけで主要な登場人物は出そろった感じでした。

    イライザは典型的な意地悪女って感じですね。ニールもやなやつなんだけど、イライザの強烈さには負ける。
    もしも、イライザが優しい子だったら?と想像すると、キャンディはずっとラガン家の使用人だったかもしれなくて、もちろんアードレー家の養女になることもなく、テリィと出会うこともなく……。それって全然キャンディキャンディのお話じゃないじゃん!
    イライザは嫌いですが、この話には欠かせないキーパーソンなんですね。

    ……下巻でも感想を書きます。

  • ずいぶん前に購入してたこの本、ようやく上巻だけ読みました。





       原作者「名木田恵子」が大人のために書き下ろした
       真実の『キャンディ・キャンディ』愛の物語





    この帯に書いてた文章で期待度UP!
    キャンディは結局誰と結ばれたのか?



    なんてったって「愛の」物語だもんね~
    期待度大ですよ!



    候補者はテリーかアルバートさんしかいないんだけどね。


    さぁ、どっち?







    出だしは大人になったキャンディが、ポニーの家と遠く離れた場所に住んでいて、レイン先生からポニー先生の病は危機から脱したという手紙から始まります。


    そして、「あの人」から贈られたポニーの家の油絵を見ながら昔の事を思い出していく・・・

    この油絵は昔ポニーの家にいた子が描いたもので、初めポニー先生に贈ろうと思ってたけどキャンディのもとに置いておいて下さいと手紙が来て、今はキャンディの家に飾られています。


        先生達は感じていたのだと思う。
        わたしにこそ、この絵が必要だ、と。
        帰っていけるところが・・・



    もしかして、キャンディって今幸せじゃないの?
    「あの人」と幸せに暮らしてるものだと思ったけど。


    アードレー家も今は人手に渡ってしまったみたいだし。
    アルバートさん、事業に失敗した?

    なんか心配になってきました。





    内容は漫画とほぼ同じだと思います。
    たまに現在の大人になったキャンディの気持ちとか入ってきますが、上巻はまだ序章といったところでしょうか?


    ラストは、セントポール学園の5月祭の前にパティのペットの亀のフュ―リーが院長先生に見つかってしまい、


    「捨ててらっしゃい!」

    と言われるシーン。




    それに切れたキャンディが

    「がんこばばぁ!」

    と口走ってしまうところで続く。でした。




    漫画は何度も読んでるので、ここらへんのシーンは「いがらしゆみこ」の絵が脳内を動き回ります。


    原作者と漫画家との間にあんな事がなければ、もしかしたらこの小説も漫画で発売されてたのかもしれないと思うと残念でなりません。

  • とりあえず上巻を読了。
    大人になったキャンディが、過去を振り返るのですが、多少の加筆はあるにせよ、復刻版と、内容的にはほぼ同じです。

    上巻は、なんだか暗い雰囲気のキャンディが(加齢に伴い落ち着いた?ということなのか)、ポニーの家の絵を見ながら、昔を懐かしむことから始まる。

    キャンディは、ポニーの家の前に捨てられる。大好きだったアニーと別れ、ラガン家にイライザお嬢様の遊び相手として引き取られるも、イライザに意地悪をされ続け、馬小屋で馬番をするようになる。そんな中、アンソニー・ステア・アーチーと出会い、キャンディはアンソニーと恋に落ちる。メキシコに連れて行かれそうになったキャンディだが、大おじ様のはからいでアードレー家の養女に。しかし、アンソニーは、きつね狩で命を落とす。。。
    傷心のまま、ポニーの家に帰ったキャンディだったが、大おじさまの意向でロンドンの学院で寮生活を送ることに。そこで出会ったイギリス人貴族・不良のテリュース。お互いに軽口をたたき合い、意識しながら、まだ恋には至っていない。
    そんな中、こっそり飼っていたカメを見つかり、しかられている友達のパティをかばって、シスター・グレーに「がんこばばあ!」と言っちゃって、反省室行きと五月祭りの参加禁止を命じられるところまで。

    あのひと、どのひと?
    これが、本作を読んでいる、最大のテーマでございます。

    ヒントは、一応色々とちりばめられています。
    ・「手製の額で飾られた10号の油絵。あのひとはどこからでも見える場所に飾ってくれた。数年前、ロンドンの蚤の市でその油絵を見つけてくれたのは、あのひとだ。」
    「あのひとは、たくさんの古びた油絵の中から一目見てすぐにその絵がポニーの家を描いたものだとわかったのだ。しかも、ポニーの丘から見下ろすポニーの家の全景。」(7~8頁)
    →ロンドンだから、テリィ?でもアルバートさんもイギリスにいたりするし・・。蚤の市はむしろアルバートさんぽい?ポニーの丘から見下ろすポニーの家の全景・・。テリィが、ポニーの家を訪れた際に見た景色だったよね。一度みてすぐわかったことに対する驚き、に重点があるのであれば、これはテリィだと思う。

    ・「今もわたしが求めているのは、ほんのささやかなこと。愛するひとと生きていくことー」(224頁)
    →愛するひとが誰なのかはわからないけど、「あのひと」は、愛するひとだということはわかる。

    ・エイボン川が春浅い午後の光を浴びて、ゆるやかに流れていく。(231頁)
    →今いるところは、イギリス。そこで、キャンディはバラを育てている・・・。バラといったらアンソニーだけど。ラッパ水仙にも何か意味があるのかしら。

    ・「もっとポニー先生たちの役にたちたいのだが、今は―――何よりいつもわたしが近くにいることを望んでいるあのひとのそばを私も離れたくない」(233頁)
    →ずいぶんと、強烈な表現ですよ!
     ポニーの家が好きで、看護師になったキャンディなのに、今はただあのひとと離れたくないと、と。それはあのひとの望むことだと。自由人のアルバートさんとだと、そんなべったりな関係にはならない気がする。もう、叔父・姪といった関係だったし、離れたくないなんていう恋愛感情に発展しないと思う。これは、引き裂かれるように別れざるを得なかった、テリィと、ようやく会えた、一緒になれたからこそ、出てくる表現だとしか思えないのですが!
    えぇ、私はテリィ贔屓なのでそう思うわけですが!

    なんにせよ、読んでいて、キャンディって本当にものすごく前向きで、いじめられてもへこたれなくて、周りから無視されて辛くないわけないのに、いつも明るくて。
    モテモテすぎる、ご都合主義!ではあるけど、キャンディにはそれだけの魅力が備わってるんだよね。
    いたずらでおてんばだけど、人を傷つけることはしない、正々堂々と闘って、相手を貶めることもしない。
    強くて、しなやかな生き方をする子だなぁ。今更に感動したよ!
    これがまだ13~14歳?くらいだというから、自分にはまったく重ならないけど(笑)
    アニーに対する気遣いなんて、大人顔負けだしね。

    さぁ、下巻も楽しみです!

  • 懐かしい!

  • 漫画ではアルバートさんと結ばれて良かったと思いつつ、この小説ではキャンディがその後一緒に暮らして幸せに過ごしている「あの人」が誰であるか、読者の期待を裏切らないために、最後まで明かさない。 テリィであってほしいと願っている自分がいた。

  • 愛する人を亡くのは、本当に悲しい事ですねー

  • 上下巻、一気に読みました。
    感想は下巻に。

  • 図書館にて借りました。

    レビューはブログにて。
    http://ameblo.jp/minori-0325/theme11-10032961603.html

  • ポニーの丘で育ったキャンディ。

    アニー(かつてポニーの丘にいたキャンディの最大の友達との別れに涙しているキャンディは丘の上の王子様に出会う。
    『笑った顔の方が可愛いよ。子猫ちゃん』

    キャンディ やられちゃいます。ズキュン。

    アニーからの別れの手紙に涙していたキャンディ。
    そんな時 ついにキャンディにも養女の話が来たかと思ったら、意地悪な子の遊び相手としてだった。

    12歳になっていたキャンディ。経営の苦しいポニーの丘にいつまでもお世話になるわけには…と 笑顔で出ていきます。

    そこからキャンディの辛い日々(の序章)がはじまります。


    先を知っているだけに、こん時が一番幸せやったなぁと涙が溢れる。

    大人になったキャンディが過去を思い出している感じで、更に出会った人たちとのその後も足されているので、先を知っていても楽しめる小説になっています。つーか作品がもう素敵すぎ。


    上下読み終えのが勿体ないけど読みたい。うん、もっかい読もう!ってなるよ

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プロフィール

名木田恵子(作家)
東京都出身。文化学院卒業後、作家としてデビュー。詩、ジュニア小説、児童読み物、絵本の文章、エッセイなど、幅広く執筆。また、水木杏子のペンネームで「キャンディ・キャンディ」ほか漫画の原作を数多く手がけた。
 『レネット 金色の林檎』(金の星社/2012年講談社文庫にも収録)で2007年度児童文芸家協会賞受賞。主な作品に、『air-だれも知らない5日間-』、
『レネット 金色の林檎』『初恋×12歳 -赤い実はじけた-』『友恋×12歳-ホントの気持ち-』(以上、青い鳥文庫)、『ラ・プッツン・エル -6階の引きこもり姫-』(講談社)、「ふーことユーレイ」シリーズ(ポプラ社)、『赤い実はじけた』(PHP研究所)、「バレリーナ事件簿」シリーズ(フォア文庫・岩崎書店)など。

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