小説キャンディ・キャンディ FINALSTORY (上)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 120
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396460303

作品紹介・あらすじ

原作者・名木田恵子(水木杏子)が大人のために書き下ろした真実の『キャンディ・キャンディ』愛の物語。あの日々、たくさん流した涙は今はきらめくような美しい思い出になった-。

感想・レビュー・書評

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  • そばかすなんて気にしないわ〜♪

    で、お馴染みのキャンディ・キャンディ。
    実際にはいがらしゆみこさんの漫画を読んだこともないし、アニメもチラッとしか知らず、気になっていた。

    捨て子だったキャンディはお金持ち一家の子供たちの遊び相手として引き取られるが、その家の子供たちはとんでもない意地悪でキャンディに酷い仕打ちをする。

    明るく乗り切るキャンディだが、寂しさや心細さで人知れず涙することも…

    そこで登場するのが丘の上の王子様だ。
    そう、これは典型的な少女マンガの設定。
    さらに素敵なメンズに熱愛され、取り合われて心揺れたり、意地っ張りな乱暴者に無理やりキスされたり…

    ハーレクイン的な世界なのである。

  • あら~、なんて懐かしいんでしょう……。読んでみて感無量でした。

    キャンディキャンディと言えば、70年代少女漫画の金字塔ですよね。世代が世代だけに、私も子供の頃に漫画を読み、アニメを見ていました。でも、最後に見たのっていつなんだろう? 25年前? 30年前かな?
    ブランクがありすぎて、ストーリーもどこまで覚えているんだか……と少し不安でしたが。まったく問題ありませんでした。

    この上巻の山場と言えば、
    「キツネ狩りの日に、アンソニーが……!!!」ですよね。

    いや、もちろん有名なエピソードですし、細部を忘れたとしても、これだけは忘れていませんでしたが、なぜだか私は読みながら泣いてしまいました。

    知ってるのに泣ける、泣ける……。

    その後、テリィも登場で、上巻だけで主要な登場人物は出そろった感じでした。

    イライザは典型的な意地悪女って感じですね。ニールもやなやつなんだけど、イライザの強烈さには負ける。
    もしも、イライザが優しい子だったら?と想像すると、キャンディはずっとラガン家の使用人だったかもしれなくて、もちろんアードレー家の養女になることもなく、テリィと出会うこともなく……。それって全然キャンディキャンディのお話じゃないじゃん!
    イライザは嫌いですが、この話には欠かせないキーパーソンなんですね。

    ……下巻でも感想を書きます。

  • ずいぶん前に購入してたこの本、ようやく上巻だけ読みました。





       原作者「名木田恵子」が大人のために書き下ろした
       真実の『キャンディ・キャンディ』愛の物語





    この帯に書いてた文章で期待度UP!
    キャンディは結局誰と結ばれたのか?



    なんてったって「愛の」物語だもんね~
    期待度大ですよ!



    候補者はテリーかアルバートさんしかいないんだけどね。


    さぁ、どっち?







    出だしは大人になったキャンディが、ポニーの家と遠く離れた場所に住んでいて、レイン先生からポニー先生の病は危機から脱したという手紙から始まります。


    そして、「あの人」から贈られたポニーの家の油絵を見ながら昔の事を思い出していく・・・

    この油絵は昔ポニーの家にいた子が描いたもので、初めポニー先生に贈ろうと思ってたけどキャンディのもとに置いておいて下さいと手紙が来て、今はキャンディの家に飾られています。


        先生達は感じていたのだと思う。
        わたしにこそ、この絵が必要だ、と。
        帰っていけるところが・・・



    もしかして、キャンディって今幸せじゃないの?
    「あの人」と幸せに暮らしてるものだと思ったけど。


    アードレー家も今は人手に渡ってしまったみたいだし。
    アルバートさん、事業に失敗した?

    なんか心配になってきました。





    内容は漫画とほぼ同じだと思います。
    たまに現在の大人になったキャンディの気持ちとか入ってきますが、上巻はまだ序章といったところでしょうか?


    ラストは、セントポール学園の5月祭の前にパティのペットの亀のフュ―リーが院長先生に見つかってしまい、


    「捨ててらっしゃい!」

    と言われるシーン。




    それに切れたキャンディが

    「がんこばばぁ!」

    と口走ってしまうところで続く。でした。




    漫画は何度も読んでるので、ここらへんのシーンは「いがらしゆみこ」の絵が脳内を動き回ります。


    原作者と漫画家との間にあんな事がなければ、もしかしたらこの小説も漫画で発売されてたのかもしれないと思うと残念でなりません。

  • 昔、漫画も読んだしアニメも観た。ぬり絵も持っていました。
    前向きなキャンディが大好きで、意地悪なイライザ、ニールが嫌いだったなぁ。
    金持ちでも「育ちが悪い」のは、あの意地悪兄弟だと思う。

    そして、何年経ってもヘタレアニーが嫌い。
    あの…私…馬が…
    アーチーとお話したい!
    シスター、お願い、イライザの隣がいいの…
    甘ったれてんじゃねーよ。

  • あの人が誰か書いてない…気になる

  • 2022.2.27市立図書館
    子どものころテレビアニメで出会い(習い事のせいで最終回にはいつも縁がなく)、コミックを買って読んだなつかしい作品。波瀾万丈の成長物語もさることながら、キャンディやアニーのファッションが楽しみだった。おとなになって、娘たちともう一度と思ったときには「大人の事情」で入手困難になっていて、コミックをを取っておけばよかったと後悔した。
    というところで、その原作者による小説版があると知って借りてみた。30代になったキャンディが英国にいて回想しているという枠がついているが、お話やセリフからはなつかしいアニメや漫画の場面がよみがえってくるようでするする読める。
    プロローグ、第一章(ポニーの家からレイクウッド時代)、第二章(ロンドンのセントポール学院生活)で、全9巻のコミック版の3巻あたりまで。

  • 懐かしい!

  • 漫画ではアルバートさんと結ばれて良かったと思いつつ、この小説ではキャンディがその後一緒に暮らして幸せに過ごしている「あの人」が誰であるか、読者の期待を裏切らないために、最後まで明かさない。 テリィであってほしいと願っている自分がいた。

  • 小学生の頃読んだ漫画「キャンディ・キャンディ」の小説本。30代になったキャンディが回想する形で書かれています。

  • 愛する人を亡くのは、本当に悲しい事ですねー

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著者プロフィール

東京都生まれ。児童文学作品を中心に幅広く活躍。作品に『赤い実はじけた』(PHP研究所)「ふーことユーレイ」シリーズ『風夢緋伝』(共にポプラ社)『レネット 金色の林檎』(金の星社)『小説キャンディ・キャンディFINAL STORY』(祥伝社)『ラ・プッツン・エル 6階の引きこもり姫』(講談社)など。

「2018年 『窓をあけて、私の詩をきいて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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