惑星9の休日

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 634
レビュー : 54
  • Amazon.co.jp ・マンガ (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396460433

作品紹介・あらすじ

凍り付いた美少女に思いを馳せる男、幻の映画フィルムにまつわる小さな事件、月が惑星9を離れる日、愚直な天才科学者の恋…風にのって遠くからやってきた、涼しげな8つの物語。

感想・レビュー・書評

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  • 『夜とコンクリート』より好み。中学時代くらいの、生きることが負荷でなかったころの、世界があたたかくて広々した空間であったときの居心地の感覚が一瞬だけふわりと戻ってきた。

  • 静かなひと時。
    この女の子をみて秒速5センチメートルの波乗りの彼女を思い出しましたね。

  • 風船を手から離してしまって、青空へ飛んでいく開放感。それと同時に感じる寂寂さ。ドラマもちゃんとあるが静かな漫画。
    「それはどこかへ行った」という言葉がこの漫画を象徴しているように感じる。

  • この漫画の季節はずっと夏な気がする。

  • 自身のサイトでひっそりと漫画を公開してきた町田洋。電脳マヴォに掲載した「夏休みの町」が今年の文化庁メディア芸術祭のコミック部門の新人賞をとったりと、じわじわきている新人さんです。

    そんな彼の初のコミカラズが、「惑星9の休日」です。

    お話的には「惑星9」という閑散とした星があって、その星に暮らす人々の日常が描かれている。また、ちょっとしたSF的なお話があったりして、その辺がセンスオブワンダー!ではないけど、ちょっと不思議な雰囲気がなんとも心地いい。

    町田洋は特徴として、人の心の変化を風景として、切り取るのがとてもうまいだと思います。

    「午後2時横断歩道の上で」という話では、なんでもない日常の中、なんとも思ってなかった女の子と横断歩道渡っているときにいきなり恋に落ちる、そんな話があって、そのシーン見開きを使ってドーン見せている。その見開きのシーンが絵として魅力的で、主人公にこんなこと言わしちゃう。

    「この瞬間は永遠だと思った」
    くーーーたまらん。

    青臭すぎない?って方、ご安心ください。絵が、グラフィック的というか、ところどころカクカクしていて、全体的にはさっぱりとした印象。多分テン年代はこういう漫画を読んでいるとモテると思います。

    自分的には、西村ツチカや市川春子に続く、新しい才能を持った新人さんだと思ってます。これからが期待です。

  • 町田洋氏の作品『惑星9の休日(2013)』を読了。 そっと寄り添ってくれる優しい話が沢山あって好きだな。 特に”衛星の夜”、”とある散歩者の夢想”がGood!!

  • 砂漠の惑星での、小さくもない出来事。住人たちはケロッとしていて、大騒動にならず。砂漠、ぽつんと一軒家、入道雲、青空もしくは夜空。女の子も女性も異星人も、みな魅力的で、それが各話の軸。それ以外の『玉虫色の男』や『ある散歩者の夢想』の方が面白い。絵柄に関しては、表題作や『衛星の夜』のガランとしたタッチ、細い線とムダを廃した白が美しい。表題作の少女のセリフ「あんなに あんなに 美しい人だったのに」に対して、青年がかける言葉は、作者の描く白い世界ときれいに重なる。この作者の白い世界をもっと見たい。登場人物もセリフももっともっと抑えたら、きっと俳句のように素晴らしくなれる。

  • この瞬間は
    永遠なんだと思った。

  • 何故か郷愁を誘われる。

  • 田舎の惑星っていいなぁ。
    「衛星の夜」はジェイムズ・ティプトリーJrの「たったひとつの冴えたやりかた」へのオマージュなんだろうな。とても好きな作品。

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