惑星9の休日

著者 : 町田洋

• 祥伝社 (2013年8月12日発売)

作品紹介・あらすじ

凍り付いた美少女に思いを馳せる男、幻の映画フィルムにまつわる小さな事件、月が惑星9を離れる日、愚直な天才科学者の恋…風にのって遠くからやってきた、涼しげな8つの物語。

感想・レビュー・書評

[ナカオさんの感想 · 2024年3月8日]

初めての著者の漫画。
最初の話の感じで全話行くのかと思ったら、あ、そういうのじゃ無いのね、となった。
どれも今後いつか一瞬思い出すんだろうなという感じの話が淡いイメージとして残る。
（なんだかよく分からないけどsonny boyを思い出した。）

[NFCC図書館さんの感想 · 2023年11月16日]

凍り付いた美少女に思いを馳せる男、幻の映画フィルムにまつわる小さな事件、月が惑星９を離れる日、愚直な天才科学者の恋…風にのって遠くからやってきた、涼しげな８つの物語。（e-honより）

[うめおさんの感想 · 2023年8月30日]

シンプルなんだけどハッとさせられ、緩急にグッとくる。ふわふわした気持ちになる。とても好き。全部の話がそれぞれ魅力的。

[grpcdさんの感想 · 2023年5月25日]

町田洋デビュー作。後年の作品と比べるとややウェットでエモに寄った作風か。とはいえその才能はコマの隅々にまで迸っている。

[acipinさんの感想 · 2020年9月15日]

絵柄はシンプルで角ばってて80年代な雰囲気なのに、女子は意外と萌え系w シュールでまったりした感じが好み。
短編集ってセンスとスキルがいるなーと思う。市川春子思い出す。
個人的には、UTOPIAの映画じいさんが好き。

[fffff9さんの感想 · 2020年8月12日]

惑星9の休日 *** / UTOPIA *** / 玉虫色の男 ** / 衛星の夜 *** / それはどこかへ行った *** / とある散歩者の夢想 / 午後二時、横断歩道の上で ** / 灯 ***

[らくがきクンさんの感想 · 2020年8月9日]

最初の数ページを読んだときは淡々と淡く大味な物語が始まるのだろうなと思っていた。
読んでいくととても繊細な物語ばかりの短編集でとても良かった。

[まんがタイム虚無botさんの感想 · 2020年7月18日]

どの話も名作だと思う。

[7do8bu1991さんの感想 · 2019年9月14日]

町田洋氏の作品『惑星９の休日（2013）』を読了。　そっと寄り添ってくれる優しい話が沢山あって好きだな。　特に”衛星の夜”、”とある散歩者の夢想”がGood！！

[サマさんの感想 · 2019年3月6日]

砂漠の惑星での、小さくもない出来事。住人たちはケロッとしていて、大騒動にならず。砂漠、ぽつんと一軒家、入道雲、青空もしくは夜空。女の子も女性も異星人も、みな魅力的で、それが各話の軸。それ以外の『玉虫色の男』や『ある散歩者の夢想』の方が面白い。絵柄に関しては、表題作や『衛星の夜』のガランとしたタッチ、細い線とムダを廃した白が美しい。表題作の少女のセリフ「あんなに　あんなに　美しい人だったのに」に対して、青年がかける言葉は、作者の描く白い世界ときれいに重なる。この作者の白い世界をもっと見たい。登場人物もセリフももっともっと抑えたら、きっと俳句のように素晴らしくなれる。