- Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396500733
作品紹介・あらすじ
新渡戸稲造、鈴木大拙、伊藤博文、津田梅子、南方熊楠…満足な辞書も英会話学校もなかった時代、彼らはいかにして最高レベルの英語力を身につけたのか。英語が日本に伝わってから四〇〇年、「話せない」「うまくならない」と悩む現代人が、手本とすべき先人たちの「学びの知恵」とは。
感想・レビュー・書評
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ザル読み。英会話中心の英語学習ではなく、素読・多読・暗記・文法解析を推奨。また、まず日本語をしっかり学ぶべきとも説いている。明治期の英語習得者の学習法にアプローチしているのが面白い。新渡戸稲造の英文ノートがとてもきれいですごかった。
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図書館の他館貸し出しで読みました。英語を勉強する人みんなにお勧め。
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今の英語教育に警鐘を鳴らしてくれている本。「英語も日本語も出来ない人間を育てることになる」と何度も書かれているのが印象的。
まず、日本語と英語は「言語」というカテゴリーにおいてのみ、共通であり、発音や文の構造など、にてもにつかないということを、今一度再認識する必要がある。そして、「英語が出来る」ということは、具体的にはどういうことなのか、まったく分からないまま英語の指導要領は改変されてしまったことに、筆者は嘆いている。
はっきり言えることは、生徒も別に「コミュニケーション」と称したお喋りは、英語には期待していないと言うことだ。そして、その彼らの思いと、今の政府の方針は平行線だ。
英語を英語で教えて、本当に生徒の身になるのか、この本はしっかりと疑問を呈してくれている。 -
南方熊楠の英語勉強方法が掲載
読書・復唱・筆写癖
シェイクスピア全集読破
辞書をこまめに引く習慣
大学ノート53冊の筆写ノート
方丈記の英訳
日本語と英語で論文を発表
ネイチャーに寄稿 -
成る程成る程。英語に対して冷静になれる。