小椋佳 言葉ある風景

著者 : 小椋佳
  • 祥伝社 (2004年6月発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396500801

作品紹介

言葉にこだわる小椋佳が日本語の魅力を再検証。

小椋佳 言葉ある風景の感想・レビュー・書評

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  • さすがシンガーソングライターとしてヒット曲を出しただけあって日本語にこだわった作品だ。
    四字熟語の使い方の間違い、慣用句の勘違い、カタカナ語の誤り、英語のまえにもっと日本語を大事にしたいもんだ。
    セルバンテスの命日とシェークスピアの命日は4月23日だそうだ。 国連がこの日を「世界図書・著作権デー」とし出版協会ではこの日を「世界本の日」としているらしい。 知らなかったな~

  •  たなぞうに居ると忘れているが、本が売れない時代らしい。表現手段として、またはコミュニケーションの道具としての言葉が、表現の主役の座から引き摺り下ろされ、その権威を失ってきたと、小椋さんは書いている。そんな言葉の復権を願い、小椋さんがラジオ番組の中でおしゃべりしたことを綴ったのが本書である。シンガーソングライターらしいと思った。歌詞を書く上で、言葉と真摯に対峙する人ならではの寂寥感や危惧感が伝わってきた。この頃は、「言葉」よりも、「感性」に人は心を許し酔い痴れる傾向にあるのかもしれない。たとえば、「書物」と「絵画」。固いものと柔らかいもの。明瞭と曖昧。具体と抽象。理性と感情。いやどちらにも当てはまるか。「感性」。なんて口当たりが良く、耳障りが良いものだろう。ただ、人それぞれが感じたまま、束縛のなさに流されていたら、「いい加減」な解釈が罷り通ってしまうこともあるはずだ。本書を読んでいてそんなことを考えていたら、なるほど言葉は大切だと、当たり前のことながらあらためて感じてしまった。本書で印象に残った言葉を書いておこう。【戦争に関する言葉】「人類は戦争に終止符を打たなければならない。そうしなければ、戦争が人類に終止符を打つことになるだろう」ジョン・F・ケネディ「戦争はいつでも、何もしないでブラブラしている怠け者によって作り出されたものだ」ハーバート・リード(イギリスの詩人)「戦争は、他の手段をもってする政治の継続である」クラウゼヴィツ(19世紀のドイツの軍人)「戦争の原因は、名誉と退屈のうちにある」アラン(フランスの哲学者)「戦争の準備は、平和を守る最も有効な手段の一つである」ジョージ・ワシントン「戦争をやって、いがみ合っている国のリーダーをリングの上にみな引っ張ってくるんだ。そしてトランクス一枚の裸で徹底的にやらせるという具合にいかないもんかね」チャーリー・チャップリン「戦争―平和の技術が生み出す副産物。国際親善の時期に、政治情勢が最大の危機に直面する」「平和―二つの戦争の時期の間に存在する騙し合いの時期」アンブローズ・ビアス(アメリカの作家)「将来の戦争は、勝利に終わるのではなく、相互の全滅で終わる」ラッセル(イギリスの哲学者)「次の戦争で何が最大の武器か、私は知らない。だが、その次の戦争で最も重要な武器は知っている―弓と矢である」ジョセフ・クラッチ(アメリカの批評家)「平和というものは、人間の世界には存在しない。強いて平和と呼ばれているのは、戦争の終わった直後、または戦争の始まらないときを言うにすぎない」魯迅(中国の作家)「号外、号外、号外! 号外! 戦争とは新聞の広告なり」明治37年1月の「平民新聞」の記事

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