チーズの値段から未来が見える

著者 :
  • 祥伝社
3.10
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本棚登録 : 58
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396613044

感想・レビュー・書評

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  • 官僚出身のエコノミストによる経済先読み。様々な身近な事柄から経済を読み解くというもの。「チーズの値段から未来が見える」というタイトルは意図的にキャッチーにしたのでしょうが、チーズの話はちょっぴり…(笑)

  • 円債がらみエコノミスト有名人。
    スピーディーなレポート発信は他者の追随を許さない。
    生活実感に根差した、地道なデータ収集と
    経済統計の読み解きの自分なりのやり方を
    書いている。
    それでも市場予測は毎回当たるわけではないんだから面白い。

  • 2008年7月4日図書館で借りたのを読。
    平成20年4月に出版された本。最近の経済を反映した話が多い。
    「ビッグマック指数」で過大評価・過小評価されている通貨を調べる話や、「団塊の世代引退で消費急増説」に疑問を投げかける話、チーズの値段で日本経済を予測し、原材料価格が上昇しても、消費者と直面する段階では価格は上がりにくいとする話など、最近の身近な例でわかりやすく経済を解説。
    面白かった。経済の知識がなくてもサクサク読めた。

  • 日常感覚で読み解く経済として、書かれた本です

    まず、チーズで予測する日本経済では、

    『川上』(原材料の段階)で価格が上昇し、企業の負担するコストが増加しても、

    『川下』(消費者と直面する段階)では、価格は上がりにくい

    ということが書かれています。

    また、『ビックマック指数』

    世界各国のビックマックの価格を比較して、通貨の強弱を見る指標

    経済って、おもしろいですね

    そして、この本のおもしろいところは、著者のインプットとアウトプットの方法が書かれているところです

    証券会社のエコノミストは、こういう風に仕事してるんだねっていうのが分ります

    ?情報収集

    ?フィルタリング

    ?シナリオ構築

    どういう情報で、先を読むかということが具体的に書かれています

  • 日経公社債情報のエコノミーランキングで6年連続第1位を獲得している著者が経済予測のテクニックを紹介している本。

    その場の状況判断的な予測ではなく、きちんとした考え方に基づいた理論であり参考になる。 経済の将来像を予測する為の重要な軸として4つのポイントを挙げている。
    ?景気
    ?物価
    ?財政政策
    ?金融政策

    日常には情報が氾濫しており、自分で情報収集、情報の取捨選択することが必要と説く。 それら情報を吟味し4つの軸を組み合わせて自分なりの経済のシナリオを描けるよう誘導している。

    本書のタイトルでもあるチーズの値段から金利動向を予測した手法は、筆者の類稀な洞察力で経済の上っ面情報に惑わされずきちんと考察したて導き出した結果であるといえる。(ここ最近タイトル買いをして失敗しているケースが多いが、本書は正解であった)

    文末には経済予測の問題集も用意してあり、経済の予測方法を鍛える本としては面白いと思った。

  • マクロ経済の基本を無視せず、下手な経済学者の経済論より的を得た指摘がある。金融政策、財政政策、景気を構造的ではなく循環的な視点から眺めるまともな経済観、為替、長期金利、株との関係、上場企業と中小企業の従業員数と景況感DIから見た消費という需要分析、経済指標の見方も達者な見方が覗える。著者上野は有効求人倍率と失業率を比較検討しているが、失業率は「遅行」指数であり、また有効求人倍率は、一致指数と見るという点など、「景気」を見るのに参考になることが縷々指摘してある。
     

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