謹訳 源氏物語 ニ

著者 :
  • 祥伝社
4.19
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  • 本棚登録 :119
  • レビュー :13
  • Amazon.co.jp ・本 (337ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396613617

作品紹介・あらすじ

「すらすら読める」「これぞ現代語訳決定版」と大反響。発売たちまちベストセラー入りの第一巻に続く、待望の第二巻。

感想・レビュー・書評

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  • 1巻でやりたい放題だった光源氏。2巻でも相変わらずの色好みのですが、段々と陰りが見えてきます。

    六条御息所に正妻葵の上を呪い殺されたり、桐壺院が還御したり、大好きな藤壺が出家してしまったりと、次々と悪い事が起こります。

    それでも藤壺の身代わりに育てた紫の上と無理矢理関係を迫り結婚したり、六条御息所の娘の斎宮に色好みを発揮したりと、相変わらず楽しそうではありますが。

    挙句の果に、帝の妻となった朧月夜と関係を続けていたのを発見され、自業自得ですが絶対絶命の源氏。

    昼ドラのようで時間が気になります。

  • 訪問が疎かになっている源氏と六条御息所の心情や帝のご注意、葵の上の懐妊の話を前段で語っておいて、御息所の娘の禊行列に花形スターの源氏が出ること、見物人が群がる源氏の人気の様子、ためらいがちに出かける二人と場を作り、そこでの牛車の場所取り争い。そして、この事件が、後段で物の怪騒動、葵の上の死を引き起こします。「葵の巻」を読むだけで、紫式部の洞察や描写、構成の凄みがわかります。しかも、時代の美意識を体現しているんですから、芸術作品として並ぶものがないのでしょうね。

  • 運勢下降気味な源氏。

    奥ゆかしい女と思って手をだしたら単に引っ込み思案の不美人だったり、女が関係を清算しようと覚悟を決めつつあるところに「このまま切れるのももったいない(?)」的なスケベ心を出して焼け木杭に火をつけて泥沼にはまる。

    自重しようという気持ちはあるのだが、天性の容姿、才能のゆえ、周りからはほっておかれず、自身も周りをほっておけない性格のため、結局はずるずると同じことを繰り返してしまう「天才のダメ人間」。

    昼ドラのような展開で大ピンチだが続きはいかに?

    朧月夜は美人なのか?

  • 源氏のチャラさばかりが目立つ第1巻と大きくことなり、波乱に満ちた第2巻。

    父桐壺帝の死、正室葵上の死、右大臣の隆盛など、読み応えあり。

    源氏が、少しだけ大人になってきたかな?

  • 小学生の時はまぶしかった。(図書室にあった子供向け日本の古典や、マンガ日本の古典で読んだ。)
    中学生になると古語にドキドキした。
    あさきゆめみしは、儚くて綺麗だった。
    瀬戸内寂聴さんのは、麗しくかつ荘厳な感じだった。

    で、リンボウ先生のこの謹訳は、面白い。すっごく面白い。何でだろう。今まではショーケースに入っていた源氏物語に、手で触れている感じがする。

    【読了メモ】 (150726 9:45) 林望 『謹訳 源氏物語』(二)/祥伝社/2010 May 1st/末摘花、紅葉賀、花宴、葵、賢木、花散里

  • 源氏物語2、この巻は末摘花から花散里までです。

    リンボウ源氏は、「正確な古典解釈」が一番のウリで、根拠のない恣意的な解釈や省略は一切ありません、と言い切っています。
    だから、原文を読めない私は、これが原作にいちばん近いんだ、というイメージの元読み進めているので、いろいろ細かい驚きが多いです☆

    細かいけど例えば、王命婦に対してこんなに冷たい藤壷ははじめて。でもよく考えたら当たり前かも。この人さえしっかりしてくれてたらーー!って普通思うよね(笑)
    あと、賢木の巻で、斎宮からの返歌が実は女官が代作代筆したものなのに、そうとは知らず批評するさまがあわれ・・・源氏さん、ビミョーにバカにされてるの?と面白かった。
    それとこれはインパクトの違いだけど、紅葉賀の行幸は今まで本番より試楽の方が素晴らしかったと解釈していたので、本番の描写の丁寧さは新鮮でした。
    その分試楽の青海波の描写がさらりと物足りないくらいだった。けど、これが原作なのかな、とか考えました。
    さすがだな!いろいろ楽しめる♪

  • 【状態】
    展示中

    【内容紹介】
    原作の『源氏物語』を正確に味わいながら、現代小説を読むようにすらすら読める。
    「名訳」を超えた完全現代語訳が、ここに誕生。

    【キーワード】
    単行本・シリーズ・名作・源氏物語・古典・現代語訳


    ++++1

  • 了。

  • すらすら読んだ。
    紅葉の賀、葵の巻が好き。

  • 藤壺が・・・!
    源氏が・・・!
    とどきどきドラマチックでした。

    特に藤壺が出家する場面。
    源氏のように落胆している自分。
    千年前の舞台に自分も立っていました。

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