- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396613839
感想・レビュー・書評
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この本は山崎直子宇宙飛行士が宇宙に旅立った後に書かれたものです。
そういう意味では、筆者・大地さんの前著「宇宙主夫日記 ー妻と娘と夢を追いかけて」の続編と言えます。
直子さんが宇宙に飛び立つ前の家族の葛藤などはそちらの方が詳しく書かれていますので、
本書だけを読むと消化不良になってしまうかもしれません。
両方読むことをオススメします。
さて、この本を読んで最初に感じたのは、
まだまだ日本は有人宇宙飛行に挑戦できるほどではないな、
ということです。
たかだか数人の宇宙飛行士を、
他国のロケットに乗せてもらっているだけですから、
これまでの蓄積がちがいます。
NASAの宇宙飛行士の家族に対する様々なケアは、
これまでの苦い経験からきているものでしょう。
アポロ時代の宇宙飛行士の離婚率の高さは大変なものです。
宇宙飛行士の妻たちは夫を支え、
さらに社交的な場に駆り出され、夫は死と隣り合わせの危険な毎日。
変にならない方が不思議なくらいです。
ドキュメンタリードラマ「人類 月に立つ」は、
一話をこの話に割いていて非常に良かったです。
話が少し逸れましたが、
まだまだ日本では、宇宙飛行士は特別な職業であり、
選ばれた人たちはすごい人たちで、
周りは何を差し置いても宇宙飛行士たちを全力でサポートする義務がある、
というイメージがあるのでしょう。
そんな現実を知ることができるという意味でも、
この本は多くの人に読んで欲しいと思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
宇宙飛行士っていうのは家族も含めて本当に大変だと思う。 夢を追いかけて、それを応援する。 美しい話ではあるが、その裏には様々な犠牲と我慢、努力があるんだなと思った。
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角野直子宇宙飛行士の夫のエッセイ。
仕事と家庭の両立に悩むのは、どこの家庭でも一緒なんだな~と思いました。
NASA@Houstonの観光に行こうと決めました (*^_^*)