体と心がラクになる「和」のウォーキング

著者 :
  • 祥伝社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396614270

感想・レビュー・書評

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  • 帯表
    日本人が古くから実践してきた歩行術で、全身リセット!
    「私たちの身体は無数のシグナルを感知している。
     古来多様な方法で、この“センサー”の制度を高める実践的ノウハウが蓄積されてきた」
    内田樹氏推薦!
    帯裏
    本書で、おすすめする歩行法はスローウォークです。
    スローウォークとは、ゆっくり歩くこと。
    ゆっくりと、長い距離を、景色などを眺めながら歩く歩行法をいいます。
    これはからだに無理な負担をかけず、からだの深層の筋肉を活性化させる歩き方です。
    昔の人が東海道を歩いて江戸と京都・大坂を往復したり、松尾芭蕉が「おくのほそ道」を歩いたりしたときの歩き方も、このスローウォークでした。
    大腰筋を使ったウォーキングも小さな歩幅でゆっくり歩くことによって、からだの奥の筋肉である深層筋が活性化されるのです。
    (本分より)

  • 大事なことは書いてあるのだが、どれもすでに色々な方が言い尽くしたことばかりという印象。又、前半は純粋にウォーキングに役立つ身体の使い方などの解説なのだが、後半はなぜか奥の細道の解説本に・・・。タイトルで気にいってこの本を手にして読むと肩透かしをくらうかも。どうせなら「奥の細道ウォーキング」とか「吟行ウォーキング」とかのタイトルの方が良かったかも。悪い本ではありませんが、個人的にはもうひとつでした。

  • 知り合いに能の関係者がいる。共通の知り合いといろいろ話をしたとき「能はエクササイズになるか?」という話題になり、あとで検索したらこの著者の方があがってきたのだった。とはいえ、今回手に取ったとき、その方の本だときちんと認識してなかったのだけど・・。
    前半、日本の古典的な歩き方「すり足」について図解がある。著者は肉離れを起こした時も、この歩き方で乗り切ったらしい。
    また元力士による相撲のエクササイズや昔と今の相撲の体の使い方による違いなどの話は実に興味深かった。
    さらに後半の「奥の細道」に至る話は、まったくそういう話をこの本のタイトルから期待していなかった分、非常に得をしたような気分になった。
    残念ながら庭園歩きに関しては、この庭園になかなか行く機会がないので今一つ興味が持てなかった。

  • 12/08/27。

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著者プロフィール

安田 登(やすだ・のぼる):1956年生まれ。 能楽師のワキ方として活躍するかたわら、『論語』などを学ぶ寺子屋「遊学塾」を、東京(広尾)を中心に全国各地で開催する。関西大学特任教授。 著書に、『身体能力を高める「和の所作」』(ちくま文庫、2010年)『異界を旅する能』(ちくま文庫、2011年)、『日本人の身体』(ちくま新書、2014)、『身体感覚で『論語』を読みなおす――古代中国の文字から (新潮文庫、2018年)、『見えないものを探す旅――旅と能と古典』(亜紀書房、2021年)『古典を読んだら、悩みが消えた。――世の中になじめない人に贈るあたらしい古典案内』(大和書房、2022年)、『魔法のほね』(亜紀書房、2022年)など多数。

「2023年 『『おくのほそ道』謎解きの旅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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