女子と愛国

著者 : 佐波優子
  • 祥伝社 (2013年11月2日発売)
2.71
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  • 本棚登録 :51
  • レビュー :7
  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396614720

作品紹介・あらすじ

最近、一般の若い女子たちが「右傾化」する傾向がみられる。この傾向をとりあげるメディアも目につくようになった。
これまで愛国活動といえば黒塗りの街宣車に乗って日の丸を掲げた男たちのイメージが強かった。ところが彼女たちは普通におしゃれやショッピング、趣味を楽しんだりする、20~30代の女性。OL、学生、主婦たちだ。
彼女たちはネットで愛国的な発言をしたり、デモや集会に参加する。
いつから、どうして彼女たちはこのような活動をはじめたのだろうか。
本書は、保守化し愛国活動に走る若い女性が増え続けているその実態と心理に迫った、新進ジャーナリストによる入魂のルポである。

<目次>
プロローグ
第1章 女子が声を上げはじめた
第2章 私が「愛国」に目覚めた日
第3章 ネットの普及が女子の保守化を後押しした
第4章 私たちの愛国活動はできる範囲でやる
第5章 愛国活動の落とし穴
第6章 私たちが導く正しい日本の国づくり
エピローグ

女子と愛国の感想・レビュー・書評

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  • 素晴らしい本。こんなにも祖国を愛する女性達がたくさんいることが分かって素直に嬉しかった。それとともに日頃自分が感じているモヤモヤとした気持ちはやはり正しいのだと改めて確信した。自分も微力ながら祖国の誇りを取り戻すことに力を貸したい。出来るだけ多くの人に読んでもらいたい。

  • 世代が近いからか、学校教育から尖閣諸島、震災と自分自身の体験と重なってかなり共感できた。
    わたしも日本悪しの戦争教育にどっぷり浸かっていたところからネットで真逆の考えを知ったクチなので。
    細かいことや難しいことは置いといて、自分の母国を愛するって当たり前の気持ちだ。本当に思う。

    ただその分、共感できない箇所での違和感が強くてソワソワする本。愛国と核保有はイコールじゃないと思うし、尖閣諸島を巡って対立してるのは中国だけじゃないし、歴史と神話は違うと思うし、デモに参加して反対派に目をつけられるのは当然予想されるべきことだと思うし。
    できれば疑問の箇所を調べたり自分の考えをまとめたりしたい気持ちもあるけどやり始めたらしんどいだろうと思う。だから著者を含めこの本に登場する人たちの行動力はすごいと思う。そこは圧倒的。

    この本はプロローグが「美少女」で始まり、ラストがミスインターナショナルで終わる。不美人の自分には蚊帳の外感があり、こじらせ女子には不向き。ちょっと検索した限りでは見た目関係なくない?みたいな感想は見られなかったので、わたし自身のひねくれた劣等感を見つけただけだった。実のところ誰向けの本なんだろう。

  • 右派のジャーナリスト佐波優子による「愛国的な女子」のルポルタージュ
    著者が取材対象と同じ立ち位置の人だけに、類書に比べて多くの取材対象にインタビューできていて、なおかつ対象者のエモーショナルな部分に触れたインタビューができている。

    取材対象は、日本という国や、戦没者たちが、左翼・マスコミ・中韓に貶められているという気付きを得て、不当な非難に対抗したいという素朴な思いから愛国的な街宣活動などをしている、と主張する。
    その憤る気持ちは伝わってくる。
    その半面、著者は取材対象に批判的に切り込むことができないので、彼女らが政治や歴史について学ばずに、労力を一方的な主張に振り向けてしまう、そのいびつさの理由を知ることができなかった。
    日本に奴隷制は存在しなかったとか、2600年以上歴史が続いているとか、日本史のごくさわりの部分で否定されそうな、ひどく無茶な理屈を信じ、またそれを訂正してもらえずに革新勢力に反論しているのはなぜなのか、気になる。

    著者の個人的なエピソード(渡辺プロダクションに所属していてアイドルの卵だったり、新聞奨学生として苦学して自活したり)に紙幅を割きすぎていて、これはちょっと必要がないんじゃないかなと思った。

  • 筆者の主張をソフトに受け取った。
    わたしが小・中学生の頃の、
    教師による『日の丸・君が代のイミを知って否定しろ』的な教育(ちなみに公立校)には違和感を感じていたので、
    スポーツの日本代表などを素直に応援できることができるようになった今をよかったと思っている。

    ただ、違う考え方の人を否定したりぶつかる気はないので、この思いは自分の中にしまってます。

  • 本書の帯にはこう書かれている。

    ―保守化し、愛国活動に走る
    若い女性が増え続けている
    その実態と心理に迫った
    新進ジャーナリスト、入魂のルポ

    騙されました。著者自身が夢破れ保守に居場所を求めた人間だそうで、中立もくそもありません。中立でなくとも女性と愛国活動について深遠な考察がされているなら納得できましたが、それもない。

    ネットで歴史の真実を知ったとことさら強調するのもどうかと。私は情弱ですと言っているようなものです。もう少し考えられたらよかったのではないでしょうか。

    この本で一番良いところは装丁です。この装丁は好きです。帯がツルツルなのも良い。

  • ふ~ん、、、保守って愛国を装った、自愛者の事だと思ってました。

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    「保守化し、愛国活動に走る
    若い女性が増え続けている
    その実態と心理に迫った
    新進ジャーナリスト、入魂のルポ

    彼女たちはなぜ靖国で日の丸を振るのか

    かつての保守とは一線を画す「愛国女子」の真実
    ●日の丸を掲げて靖国神社へ行進する14歳の少女
    ●2ちゃんねるで靖国参拝を呼びかけ、200名を集めた伝説のスレ主
    ●従軍慰安婦問題に疑問を感じた主婦の唯一の武器は、ブログだった
    ●東日本大震災で避難者の先導をした予備自衛官のOL
    ●女性ブロガーは、ゴスロリメイド服でデモ参加者を撮影する

    「右傾化する若者」の原点とは
    昨今、日本が右傾化してきたと言われる。
    新聞や雑誌の見出しにも、愛国者や右傾化する若者の特集が目立つ。
    本来、愛国の定義はとても単純なことだ。
    それは自分が生まれ育った場所を好きだと思うこと。
    若い人がその当たり前の気持ちに気づき始めたことが、
    いつしか日本では右傾化と呼ばれるようになったのだろう。
    愛国活動に走る若い女性たちも増えてきた。
    もちろん保守的な活動をしている女性は古今多くいるが、
    現在の「愛国的な女子」は、それとは一線を画すような気がする。
    彼女たちはどんな人間なのだろう。(本文より)」

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