ヒトラーの終末予言 側近に語った2039年

著者 :
  • 祥伝社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396615352

感想・レビュー・書評

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  • ヒトラーが予言者だとは知らなかった。
    地球温暖化系の予言とか原爆とかゾッとする話もありつつ、1989年以降の辺りの予言はイマイチ分からないけど、ヒトラーやユダヤついてもう少し知りたくなった。

  • 1988年初出の『1999年以後――ヒトラーだけに見えた恐怖の未来図』を一部加筆し、改題したもの。

  • (特集:「先生と先輩のすすめる本」)

    ↓利用状況はこちらから↓
    https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00546553

  • まだご活躍されていると知って驚きましたが、ノストラダムスの大予言シリーズで一世を風靡した、五島勉氏が今から3年ほど前(2015)に出版された本です。思い起こせば、私が読書している本の著者の中で、最も長いお付き合いといえば、五島氏になります、初めて読んだのが、ノストラダムスシリーズの1冊目を小学校5年生(今から44年前)に読んだのですから。

    読んでいた読者がそろそろ老人の域(私が小学生のころは60歳から老人でした)に達しようとしているのに、その時すでに良いお年であった五島氏がまだ、執筆活動を続けているのには頭が下がりました。彼の最新作に出会えたのも、アマゾンのお陰ですね。五島氏の本は今では、本屋さんでみつけるのは難しそうですから。

    なぜ今になって彼の本を読む気になったかというと、久しぶりに大予言シリーズのどれかを読もうかなと思っていた矢先、どうせなら彼の最新作は何かを調べたら、タイトル「ヒトラーの終末予言」に惹かれてしまったからでした。

    読んでみると、彼には予知能力があったようです、また、第二次世界大戦時にあれほど権力を持ったヒトラーが、その前(第一次世界大戦)にどのような人であったかも書かれていて面白かったです。どのようにして昇りつめていったかもわかります。ミサイル、ジェット戦闘機等、当時の連合国をかなり苦しめた技術を持っていて、ドイツ降伏と同時に、すべての国がその技術を採用して、今に至っているという事実も改めて認識させられました。凄い人だったのですね。

    以下は気になったポイントです。

    ・ヒトラーの予言において、未来を予知するものがある、生まれて50年で世界征服の大戦争を起こす、100年後(1989)、150年後(2039)に、人類は新しい次の段階を迎える(p62)

    ・ゲッペルスの裏工作により、地方議会ではナチス議員が2割になっていた、これを支持する映画スターが全国で宣伝を広げて1930年にはナチスは国会で第二党、1934年にはドイツ第三帝国総裁となった。大衆は感情で動くので、優しくしたり威圧すれば簡単にものにできる。青少年には、クルマ・オートバイ・美しいスター、音楽・流行・競争だけを与えればよい(p63)

    ・結婚しない女性、子供を産まない女性、それで男以上の働きをする女性が今世紀末、増える、それは女性の地位向上につながるが、民族の破滅と人類破滅にもつながるだろう(p129)

    ・ヒトラーが自殺した翌日から、米ソは狂ったようにナチス型ミサイルの設計や生産に取り掛かっていた(p135)

    ・頭脳を絞って1945年はじめまでに作り上げたのが、世界最初のナチス・ジェット戦闘機(試作機ふくめて5、6種)これは、押し寄せるプロペラのB17編隊と護衛の英国戦闘機隊を迎え、玩具を落とすようにバタバタ落とした。ナチス敗北5年、朝鮮戦争が始まったとき、出動した米ソ戦闘機は、ぜんぶナチスの各種ジェット戦闘機に生き写しであった(p138)

    ・ナチス敗戦の直前、UFO試作機は実際に戦闘に加わり、米軍機の一編隊をあっという間に消滅させた、ナチス科学者はこの設計図を持って南米へ脱出、南極に秘密の基地をつくり、UFOの完全なシステムを完成させた(p146)

    ・重力関係の急変により、1000メートルくらいの大津波が起きる、地球の自転軸が変わり、いまの北極・南極が強い太陽にまともにさらされる、このため海面上昇(100メートル)して、沿岸都市は沈む、動植物は全滅するか、突然変異を起こす(p162)

    ・10種類のサルヒトの9種類までは、気候激変と生存競争の狂おしさに耐えられず滅びたが、残りの1種類だけが、火と道具を発見して自分たちのために使えることを思いついて生き延びた。(p205)

    ・危機の中でも生き延びられるように、神経系と内臓機能が急速に変わり、冷血動物から温血動物(恒温動物)にかわって、哺乳類がうまれた、そして何かの異変で森が枯れたときに、木の上から草原に下りた、遠くの獲物を早く見つけるために、二本足で立つようになった(p207)

    ・2039年には、彼らがこれまでの人類の危機を制御して、新世界をつくると、ヒトラーは見通していたのか(p207)

    2018年5月27日作成

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