ニュースがよくわかる教養としての日本近現代史

著者 :
  • 祥伝社
3.40
  • (1)
  • (1)
  • (2)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 50
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396615482

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 現在生じている米中韓露との外交問題について歴史的経緯が理解できるように書かれている。内容的には概ねオーソドックスで所々に多少の皮肉はあるものの全体的にはイデオロギー的に中立でクセがなく、図解もあってわかりやすい。池上彰のTV番組では物足りない人向けで、題名の通り教養として知っておくべきレベルの内容だろう。
    本書で印象的だったのは、中韓の反日感情を「歴史レジェンド」として会津市民の反薩長感情に準える記述である。これには唸らされたし、しばらく考え込んでしまった。両者は構造的には同じなのかもしれないが、その性質は異なるようにも思える。作り上げられた歴史認識をどのように変更させたらよいのかが本書の重要テーマらしいのだが、歴史認識問題の難しさを違った形で思い知らされた。

  • 日本史と言っても時代も焦点もバラバラだが、これくらい飛んでる方が印象に残るしわかりやすい。また、知っておくべきポイントを押さえており評価できると思った。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1965年、東京都生まれ。青山学院大学文学部史学科卒業、早稲田大学大学院博士課程単位取得満期退学。文教大学付属中・高校教諭。早稲田大学教育学部講師。教育活動の傍ら、精力的に執筆活動も行なっている。

「2016年 『大学入試問題から日本史を学びなおす本(仮)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

河合敦の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×