「ポスト真実」の時代 「信じたいウソ」が「事実」に勝る世界をどう生き抜くか

  • 祥伝社
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レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396616113

感想・レビュー・書評

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  • 日本の既存メディアは、東京一極集中、記者クラブ制度などでエリート性がきわめて強く、大衆は自分たちに寄りそってくれるメディアとしてネットメディアに期待していたところがあったと思いますが、大衆に寄りそうのはものごとを単純化・エンタテインメント化して伝えてしまうリスクをともないます。利益を上げにくいインターネットではネットメディアがゴシップメディア化するのは当然のことでした。

    既存メディアはインターネットの大衆化への対応として専門性を重視した報道をすべきです。また自分たちは正しいというスタンスを押しつけるべきではありません。ネットメディアは既存メディアと同等の影響力を持ったことを自覚し客観性や公平性といった報道倫理を尊重すべきです。

  • ネットニュースやブログ等で何となく読んでいたことがまとまっているので、いいんじゃないですか。読みやすいし。

  • とくにマーカー引いたのは、この部分とか。第3章より。
    「噓がまかり通り続けていくときに進行するのは、噓を受容する側の感度の摩滅である。噓に対する怒り、事実が隠蔽されることへの恐怖、虚偽を押し通した者たちへの忿懣を、次第に失っていくこと。そんなのはいつものことだ、昔から繰り返されてきたことだ、今はそういう時代なのだ、その噓もその隠蔽も大したことではないではないか、という冷笑や無関心やあきらめが社会全体を覆いつくしたとき、本当の危機がやってくる。やってくる怪物を止めるものがいなくなるのではない。そのときには私たち自身が、その怪物の一部になっているのである。」

  • ‪政治の世界に影響を及ぼすフェイクニュースやSNSを媒介にしたデマ、メディアの偏向記事など多種多様な情報が氾濫する中で真実はどこにあるのか?ポスト真実とは何かを世界・日本の現状から向き合い方を説く。今を知り未来を読む。‬

  • インターネット普及による情報の性悪説ともとれる話。根拠のないものは真実ではないのだろうか?

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著者プロフィール

1973年、東京都生まれ。ジャーナリスト/メディア・アクティビスト。「ポリタス」編集長。一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)代表理事。早稲田大学社会科学部卒業。IT・ネットサービスやネットカルチャー、ネットジャーナリズム、著作権問題、コンテンツビジネス論などを専門分野に執筆活動を行う。ポップカルチャーのニュースサイト「ナタリー」の設立・運営にも携わる。3.11後は被災地の取材を精力的に行い、ライブイベント「SHARE FUKUSHIMA」を開催するなど、現在も地域復興に関わり続けている。

「2016年 『池上彰×津田大介 テレビ・新聞・ネットを読む技術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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