- Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396616120
感想・レビュー・書評
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テクノロジー関係の情報をもっと深く知りたくて、
歴史の面から学ぼうと手に取った本。
中々こういう本はないので、貴重です。
スタートが腕木通信から始まるのもユニーク。
(サブタイトルにあるように、
「情報伝達」の技術がどのように発展していったのかについて語られているため、
そうなってるんですな、と後から気がつく。。)
後半のテクノロジーの歴史が前半部分と比べ少し駆け足感はあるのもの、
大まかな全体像が見えた点はとてもよかったです。
こういう本に興味のある人はあまり多くはないと思いますが、
ビビビとくる人はパラパラめくって楽しんでも良いのではないでしょうか。 -
知人で文系の大学の講師から、おすすめされて拝読しました。
個人的には、本書に書かれた事で知らなかった事はほぼなかったのですが、過去に自分でこうした事を一通り調べて整理した際、手こずったので、まさにこういう本が欲しかった、という感じでした。
(著者の方の文献を整理し、再構成する力の素晴らしさ、尊敬します)
大変よく整理されているので、保存版として蔵書したいと思いました。
IT技術者や理系でなくても、小学校高学年以上なら読める文章です。
本自体の分量やページあたりの情報量は多いものの、文章の構成も分かりやすく読みやすいし、ITだけでない当時の文化的背景なども絡めた話が書かれているので大変良いです。
内容に関しては、他のレビュアーさんが素晴らしいまとめレビューをして下さっているので、書きませんが、現代において、好む好まないに関わらず、ITは不可避の教養になってしまっているので、どんな方でも読んで損はないと思います。
余談ですが、腕木通信に関して、手軽に体験してみたい方は、ビデオゲームの、アサシンクリードのユニティ、フランス革命時代をオススメします。 -
テクノロジー、情報史の間の話で、そもそも情報技術にかなり興味がないと読み切れないかもしれない。
他書とは違う切り口と思うので、読んで見て欲しい。 -
【目次】(「BOOK」データベースより)
プロローグ 生態史観から見る情報技術/第1章 腕木通信が空を駆けるー近代的情報技術の幕開け/第2章 電気を使ったコミュニケーション/第3章 音声がケーブルを伝わる/第4章 電波に声をのせる/第5章 テレビ放送時代の到来/第6章 コンピュータの誕生/第7章 地球を覆う神経網/第8章 IoE、ビッグデータ、そしてAI/エピローグ 「超」相克の時代を迎えて -
思ってたのと違うけど、面白かったです!
情報を伝達することに対して、人々の工夫と貪欲さに刺激を受けます。分野は違うにしても、こうやって切り拓いていく姿勢が自分にはたりてなかったなと反省。 -
いつの時代も先駆者と呼ばれる人たちはユニークな人ですね!
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p297
3W=ソフトウェア・ハードウェア・ネットワーク
hardWare softWare netWork
情報技術の発展は3Wの発展に依存する
情報技術の水準は3Wのボトルネックに準拠する
情報技術の水準向上はボトルネックの発展に依存する -
未使用情報は21世紀のデジタル情報時代におけるフロンティア。未使用の情報からメッセージを作りだす過程は、デカルトが示した明晰な思考態度をそっくりそのままなぞっている。