変調「日本の古典」講義  身体で読む伝統・教養・知性

著者 :
  • 祥伝社
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レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396616335

作品紹介・あらすじ

思想家・内田樹と能楽師・安田登。異才の二人が語り尽くす。日本文化の奥の底のさらに奥へ!能、論語、古事記…あまりに濃厚な対談講義。

感想・レビュー・書評

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  • 能や論語などの古典をベースに、教養や知性についての対談を書籍化したもの。タイトルに変調とあるように、一般常識では見られない解釈や解説が非常に面白い。「不惑の惑は、本来は域であり、枠にとらわれるなという意味」「教養とは、外部に開かれた小さな窓枠。内部の言語のみで説明できるわけがない」「笑いは割らい。その場の雰囲気を割って変化させるもの」「自由とは不安定。四つ足から二足歩行となり、さらに飛ぼうとしている」「雨粒を感じようとする動作を制御して行うことはできない」「矛盾はあって当然。最強の矛があったら世界は終わる」「事象の背後に見えないパターンを見いだすことが戦略」

  • 能と論語が主に取り上げられていますが、どの章もすごく面白くて、一気に読んでしまいました。「能は物語の結末が必ずしも演劇的なカタルシスをもたらさなくて、見ている人には片付かない気持ちが残る。片付かないから繰り返し再演して遺恨を語らせることがエンドレスの供養になっている」という内田さんのお話に、最近「安達ヶ原」を見て片付かない気持ちになっていたので妙に納得しました!
    論語もいわゆる教科書的な道徳の話なんかでは全然ないと知りました。
    白川静さんの「孔子伝」にチャレンジしてみます!

  • 教養、日本語は大事だなと思わされる。功利的に考えるのではなく、そのほうが豊かで楽しいと思うから。

  • 17/12/30。

  • なかなか機嫌よく暮らせるようにはならないなぁ、、、アベ君が居なくなって、どうしようもない政治家が一掃されれば、笑顔になるかも。。。

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    この二人が読み直すと「古典」はこんなに面白い

    日本文化の奥の底のさらに奥へ!
    能、論語、古事記……
    あまりに濃厚な対談講義

    思想家・内田樹と能楽師・安田登
    異才の二人が語り尽くす
    ◎草薙剣と出雲の鬼ライン
    ◎源平の戦いは、海の民と馬の民の戦いだった
    ◎世阿弥が仕組んだ巧妙な仕掛け
    ◎「論語」の六芸の謎に迫る
    ◎教養を深く身体化した日本人

    安田さんと僕は二人ながら「昔の人の心身のうちに想像的に入り込む」ということの専門家です。そんなことを専門にしてどんな「いいこと」があるんだろうと疑問を抱く人がきっといると思いますが、その疑問はお読みになるうちに氷解すると思います。とりあえず二人とも最初から最後まで上機嫌ですから、「そういうこと」ができると機嫌よく暮らせるということは確かです。(内田樹「はじめに」より)
    http://www.s-book.net/plsql/slib_detail?isbn=9784396616335

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プロフィール

東京大学フランス文学科卒業。武道家。凱風館館長。専門はフランス現代思想、ユダヤ文化論、映画論。『私家版・ユダヤ文化論』で小林秀雄賞、『日本辺境論』で新書大賞。第三回伊丹十三賞受賞。

「2018年 『待場の読書論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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