21世紀の「女の子」の親たちへ 女子校の先生たちからのアドバイス (単行本)

  • 祥伝社
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396617271

作品紹介・あらすじ

女子がありのままでいられれば、社会は変わる!
非認知能力、人権問題、東大女子、ガラスの天井……
混迷する時代に、「ひととは違ったモノサシ」をもち、「競争より共栄」ができるひとに育てるには?

女子校(桜蔭、鷗友、吉祥女子、神戸女学院、四天王寺、品川女子、女子学院、洗足学園、豊島岡、ノートルダム清心、雙葉)のベテラン先生たちが「これだけは間違いない」ということを根拠に
21世紀のど真ん中を生きる「女の子」の親として心得ておくべきポイントをまとめました。

・女子と男子では出世の法則が違う!?
・イスラム圏で女子の理数力が高いわけ
・新しい性教育を通じて縛りから解放される
・偏差値最強カップルが陥るジレンマ
・母親の“わかったつもり”が危ない……etc.
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第1章 21世紀の女性の「成功モデル」とは?
第2章 自分を守るための性教育と平和教育
第3章 大学受験や就職よりも大事なこと<
第4章 目指すのは「すごい親」より「いい親」
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発売と同時にたくさんの共感と反響をいただきました『21世紀の「男の子」の親たちへ』の
きょうだい版ができました。
今回は女子校のベテラン先生たちにお話を聞きました。
先生方の珠玉の言葉を引用しながら、
教育ジャーナリストのおおたとしまささんが、
これだけは伝えたいという思いをこめてまとめました。
先が見えない今だからこそ、子育てについて教育について、
何が本当に大切なのかを考えたい。そんな思いを込めました。

第1章のテーマは「キャリア」、第2章は「性」、第3章は「学校の役割」、第4章は「親の役割」です。『21世紀の「男の子」の親たちへ』とは章構成のコンセプトからして違いますが、問題意識は同じです。視点が違うだけです。後半に行けば行くほど性別を限った話ではなくなることも、両書に共通しています。(はじめにより)

感想・レビュー・書評

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  • 子育ては観察から。

    ただみるのではなく、観る、見る、視る…。

    多くの視点で、多面的に多角的に観ることで、
    言葉かけもマインドも変わるということを教えてくれました。

    仏教、キリスト教などさまざまな宗派の私学の先生方がそれぞれの視点でお話をされているのですが、本質は同じであるところが面白いところでした。

  • 子供の「いいな!」に「いいね!」ができるようになる。
    ある程度まで大きくなった子は親が率先して引率するのではなく、後ろからしっかりと見守ってあげる。
    男女の性差はあれど、親としての心構えは同じですね。
    私は単純なので中高一貫の女子校に入れたい!と思ってしまいましたが、中学受験で子供を疲弊させるのではなく、どんな結果でも一番の最善の道だと言えるように導いてあげたいなあ。

  • 第82回アワヒニビブリオバトル「【復路】お正月だよ!ビブリオバトル2022」第20ゲームで紹介された本です。オンライン開催。
    2022.01.03

  • 「男の子」バージョンの方が面白かったな…。ジェンダーに関する部分は興味深かったけど、女性活躍などに興味がある人なら知っている内容。現場教師の言葉も少なく、著者の考えがひたすらに述べられている印象だった。

  • ベテランの先生方の言葉は重みが違うね。心に留めておきたいようなことばかり。「無理して先のことを決める必要はなくて、後であの選択をしてよかったと思えるように努力することが大切」という言葉が最も刺さった。

  • 女性は競争、プレッシャーを嫌う傾向にある。
    そのため、追い込みではなく、コツコツやるのが良い。
    崖の上から突き落とすのではなく、寄り添う。
    安心を与えるのではなく、安心感を持たせる。

  • グローバルとか英語とかプログラミングなんていう旬の言葉に惑わされてはいけない。本当に必要なのは、自分に自信が持て、長い人生を生き抜く支えとなる学力、論理的コミュニケション力、自分自身のモノサシなのかな、と感じました。今すぐ役立つことは、すぐに使えなくなってしまう。地味でも泥臭くても普遍的なものが結局は大切。

  • トータルで見れば女子の方が勉強ができる、等論理展開が多少強引なところはあったが、私立女子校の良さはよくわかった。一方それ以外で「女の子」の育て方で参考になりそうなところはなかった。帯には幼児から思春期と書かれていたが、中高生くらいを対象にしていると感じた。後半の男女関係ない部分は積読もの。リクルート出身らしい著者の主張には共感できた。

  • 女子には女子に合った教育の仕方があり、その方が能力が高まることを知って大変参考になった。
    また、性教育や平和教育は人権教育に繋がるという話にも大いに共感できた。

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著者プロフィール

おおたとしまさ:教育ジャーナリスト。1973年東京生まれ。リクルートで雑誌編集に携わり、2005年に独立後、数々の育児・教育誌のデスク・監修・企画・編集を務め、現在は教育に関する書籍執筆および新聞・雑誌・webメディアへの寄稿を行う。テレビ・ラジオなどへの出演や講演も多数。心理カウンセラーとしての活動経験、中高の教員免許、私立小学校での教員経験もある。著書は『ルポ名門校』(ちくま新書)、『勇者たちの中学受験』(大和書房)、『不登校でも学べる』(集英社新書)など80冊以上。オフィシャルサイト:http://toshimasaota.jp


「2024年 『学校に染まるな!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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