床下仙人

著者 :
  • 祥伝社
3.35
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本棚登録 : 145
レビュー : 38
  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396631529

感想・レビュー・書評

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  • サラリーマンの哀愁を描いた短編5作。

    ・床下仙人
    ・てんぷら社員
    ・戦争管理組合
    ・派遣社長
    ・シューシャイン・ギャング

    表題の作品は、新居の床から夜な夜な現れる謎の男が、家族を侵食していく。

    どれも想像の世界のようで、リアルな現実の世界で起こりうることが前提で書かれている。

    家族とは?仕事とは?

    言い訳になりがちな日常を新味な切り口で描く。

    ユーモアかつブラックな作品。

  • 本屋で
    「コレが面白くないというのであれば、日本の小説はアナタにとって全てつまらないであろう。」
    的なあおり文句がついていたので購入。

    感想:並
       アオリ文句で期待しまくって読んだのでチョット肩透かし。

    文字は大きく、話もとーーーーーっても読みやすく、そして軽いので、お風呂とかで読むのには良いかもしれない。

  • 2011 11/19

  • サラリーマンに起こる不思議な出来事を書いたショートストーリー。サラリーマンって大変だ。本のタイトルにもなっている「床下仙人」では。妻子の為にと会社に泊りこんで激務をこなすうちに、床下に住みついた仙人風の男に家を乗っ取られてしまう。家に居ない主人より、一緒にいてくれて、一緒にご飯を食べて、一緒に子供と過ごしてくれる床下仙人の方をとってしまう奥さんの気持ちもわからんでもない。世のお父さん方、お気を付けあれ。「派遣社長」では会社が派遣会社に乗っ取られる。1ヶ月お試しで派遣社長を雇ったのをきっかけに、反発した正社員たちは辞めていき、その穴埋めに派遣社員が雇われる。いつしか会社には派遣社長と派遣社員しかいない状態に。そして辞めていった正社員達はというと、会社の柵に振り回された経験から正社員に嫌気がさし、派遣社員に転身。世の中派遣会社の独り勝ち。そんな未来でいいですか!?他にもいろいろ、面白かった。

  • ありそうで、ありえない奇想天外(ややミステリアスな内容も)な
    小説(集)です。
    主にビジネス、家庭などの社会問題がテーマになっています。
    風刺小説ともとれそうですね。

    原氏の本には同系の「極楽カンパニー」を先に読んだのですが、
    極楽のほうが圧倒的におもしろいです。

    ま、時間があれば暇つぶしに・・・・。

  • 短編集

  • 「家の中に変な男が棲んでいるのよ」 念願のマイホームに入居して二カ月して妻が言う。
    そんなバカな…。不況、リストラ、家庭不和…。現代ニッポン人が抱える悩みを、
    風刺とユーモアで鮮やかに捌いた新奇想小説集。
    サラリーマンがメインで登場し、ありえないんだけどもしかしたら、と考えさせられる設定。
    表題は、必死に働く旦那をよそ目に床下にひそんでいたホームレスと妻が仲良くなる。
    一緒にいてくれない家族よりも、ずっと一緒にいてくれる他人のほうがいいのかなぁ。
    しかも父親は、その家を守るため家族のために働いているのに。
    んー、むくわれない。
    ただ、実はその床下ホームレスももとはサラリーマンで、同じく家庭に居場所がなくなった人が
    ぐるぐるとまわっているだけというお話。
    星新一のショートショートのような世界観でした。

  • 奇想短編集。男が床下に住んでいるという妻の訴えから始まる表題作「床下仙人」、他に「てんぷら社員」「戦争管理組合」「派遣社長」「シューシャイン・ギャング」。ありえなさそうで面白い。風刺的。さくさく読める。
    2009/10/31

  • 現代ニッポン人が抱える悩みを風刺とユーモアで書いた新奇想小説と、解説されている。床下仙人のオチは、別の家をはじき出された男(だんな)が床下に住みついて、新しい家の住人(そこのだんなと入れ替わる)になるっつーあらすじ。シュールだわ。
    でも、これは家政婦代行の小説と似てるわん。こっちは女(妻)がはじき出されてたけどね。

  • 今の社会の問題点ですね。
    このお話のような世界になったっておかしくないかもしれない。
    すごーく面白かった!!

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著者プロフィール

1954年、長野県生まれ。早稲田大学卒業後、コピーライターを経て、97年『かつどん協議会』でデビュー。鋭い風刺とユーモアで描く独特の作風で話題に。07年、ある書店員の熱心な応援で、2001年に文庫化した『床下仙人』がブレイク。09年、グルメのホームレスが人助けをする人情小説『ヤッさん』が、15年には『握る男』がベストセラーになるなど、時代を超えてヒットを連発する人気作家。

「2018年 『穢れ舌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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