おぅねぇすてぃ: 明治浪漫

著者 :
  • 祥伝社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396632007

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  • 時代の波に揉まれながらも、真心からの愛を通そうとする千吉とお順。
    小鶴の死に涙。
    千吉とお順をとりまく人々が魅力的である。

  • 明治時代の恋
    親の決める恋愛から、自分たちの意志で結婚を決める前の時代。
    女であることで、こうであらねばならぬと形が決められていた中で、すれ違いながらも、相手へと真っ直ぐに近づこうとする話。

  • 明治初期、アメリカ人の妻になった幼馴染みと恋におちた通詞をめざす青年。夫と離婚したがその条件で1年離ればなれに暮らす二人を素直に描いた作品。案外すんなりという印象だったかな。

  • 新聞の書評欄で知った作家さんです。おぅねぇすてぃ―真心がテーマとなっている作品。お互いに想い合いながらすれ違ってばかりの千吉とお順。千吉がお順に自分の真心を伝えてからの二人の絆が印象的でした。どんなに長い間会わずにいてもお互いを想い信じあう、それが真心なのかもしれません。言葉少なに語られる二人の気持ちが明治時代当時の雰囲気を感じさせます。登場人物が皆、何かに打ち込む情熱を持っているのに好感が持てました。

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著者プロフィール

1949年函館生まれ。95年、「幻の声」で第75回オール讀物新人賞を受賞しデビュー。2000年に『深川恋物語』で第21回吉川英治文学新人賞、翌01年には『余寒の雪』で第7回中山義秀文学賞を受賞。江戸の市井人情を細やかに描いて人気を博す。著書に『十日えびす』 『ほら吹き茂平』『高砂』(すべて祥伝社文庫)他多数。15年11月逝去。

「2023年 『おぅねぇすてぃ <新装版>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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