FINE DAYS―恋愛小説

著者 :
  • 祥伝社
3.48
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本棚登録 : 1574
感想 : 265
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  • Amazon.co.jp ・本 (321ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396632229

感想・レビュー・書評

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  • 4つの短編集。ミステリー?ファンタジー?スッと読めます。

    FINE DAYS…「FINE」という言葉から連想されるような、元気の出る話ではないぞ。

    イエスタデイズ…余命僅かな父の昔の恋人を探す中で、1組のカップルと出会う話。彼女と彼氏の幸せを願ってしまう主人公、あんたいいヤツだよ。

    眠りのための暖かな場所…妹を自分が殺したという女と、姉を殺したらしい男の話。
    女には、是非とも男の姉の呪い(?)に打ち勝って頂きたい。
    怖過ぎるわ、姉。

    シェード…これ、好きだ。
    恋人の元恋人(故人)に嫉妬してしまう男がランプシェードを買いそびれる話。
    老婆の語る御伽噺のような話がなんとも言えない。

  • どの辺りが“FINE”なのかは疑問に思うのだけれど、透明感のある文章で読みやすかった。最後のシェードが一番好きかな。

  • 2011/06/29読了

    本多さんの傾向が分かってきたかも
    前にも似たようなの読んだような気がするぞ
    イエスタデイズはよかったなあ。どことなく地下鉄に乗ってみたいな感じがするけど。先を見せずに終わらせるってのが粋で素敵。

  • 決して「Fine」ではないDays。でも、なんだろう。結果として、FineDaysだったな。と、思わせる一筋縄ではいかないSomethingがあるストーリー群。

    生というのは死があってこそ。というのを、しみじみと思わせる不思議な世界観。「眠りのための・・・」が個人的には好き。

    本多さんの描く、一風変わったというか中世的な女性。好きだなー。

  • 2011.6.16

    恋愛短編集。
    どれのひとくせあるストーリーだがすごくさわやかな読み口。
    さらさらいける。

  • 2003年9月2日読了。

  • Momentとどっちに収録されているのか忘れたけどランプシェードのはなしがすき。

  • もう本多さんの恋愛は大好きです。
    シェードとか、イエスタデイズが好きですね。

  • 短編恋愛小説4作。「FINE DAYS」高校の屋上から教師が飛び降りた。謎の転校生、安井、神部。「イエスタデイズ」父の過去の恋人とその子どもを捜す。画家を目指していた父がどうして経営者になったのか。「眠るための暖かな場所」大学のゼミで知り合った私と結城。私は妹を殺し、結城は姉を殺した?「シェード」美しい硝子細工のランプシェードと守りたい人。:「シェード」以外はちょっとミステリー要素を含みます。美しくぞくっとする描写。「眠るための暖かな場所」が特に好き。

  • すごく、透き通ったお話。

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著者プロフィール

1971年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。1994年「眠りの海」で小説推理新人賞を受賞。‘99年、『MISSING』で単行本デビュー、「このミステリーがすごい! 2000年版」でトップ10入りするなど高く評価され、脚光を浴びる。以後、恋愛、青春小説を超えた新しい静謐なエンターテインメント作品を上梓、常に読者の圧倒的支持を得ている。その他の作品に『正義のミカタ』『MOMENT』『WILL』『魔術師の視線』『君の隣に』など。『dele』では原案と脚本を担当し、山田孝之と菅田将暉主演でドラマ化された。

「2021年 『チェーン・ポイズン <新装版>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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