影踏み

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 595
感想 : 76
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396632380

感想・レビュー・書評

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  • 2008/03/02<br><br>
    藤原伊織の「蚊トンボ白髭の冒険」をちょっと思い出した。<br><br>
    ほんの少しだけ、設定が似ている。<br><br>
    が、こちらの主人公のほうが非常に鬱屈としていて(そうなっても仕方ないだけの過去があるが)、読んでてちっともスカっとしない。連作短編の体をなしているが、それもさほど効果的ではない気がする。救われない気持ちのまま終了。横山さんの作品はそういうの多いけれど、これはあまり好きになれない。

  • 窃盗罪での服役を終え出所した真壁修一(34)が真っ先に足を向けたのは警察署だった。二年前、自らが捕まった事件の謎を解くために。あの日忍び込んだ家の女は夫を焼き殺そうとしていた―。生きている人間を焼き殺す。それは真壁の中で双子の弟・啓二の命を奪った事件と重なった。十五年前、空き巣を重ねた啓二を道連れに母が自宅に火を放った。法曹界を目指していた真壁の人生は…。一人の女性をめぐり業火に消えた双子の弟。残された兄。三つの魂が絡み合う哀切のハード・サスペンス。

  • 単行本の帯の文句とかが気になって読んでみたけど、イマイチ。 で宣伝してた程のものではないね。

  • 窃盗罪での服役を終え出所した真壁修一(34)が真っ先に足を向けたのは警察署だった。二年前、自らが捕まった事件の謎を解くために。あの日忍び込んだ家の女は夫を焼き殺そうとしていた。生きている人間を焼き殺す。それは真壁の中で双子の弟・啓二の命を奪った事件と重なった。十五年前、空き巣を重ねた啓二を道連れに母が自宅に火を放った。法曹界を目指していた真壁の人生は・・・ただの泥棒なのに、切なくて、カッコいい!!ルパンの日本人バージョンのよう。

  • 影踏み   2006.01.11読。

  • 切ない。そして美しい短編★

  • 図書館で借りました。
    死んだ弟が中耳に住んでいる(?)真壁修一、忍び込みのプロ。出所後の様子を7つの物語で繋ぎます。。8つ目の物語で、久子さんと幸せになってもらいたいと思うのは、私だけじゃなくて、耳の中の啓二さんも同じだよね。

  • 2006.01.11読。

  • お兄ちゃんは何でこんなに頭が切れるの!てかラストが切なすぎる。゚(。ノωヽ。)゚。

  • うーん。半落ちと比べるのは駄目なのかな〜。

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著者プロフィール

1957年東京生まれ。新聞記者、フリーライターを経て、1998年「陰の季節」で松本清張賞を受賞し、デビュー。2000年、第2作「動機」で、日本推理作家協会賞を受賞。2002年、『半落ち』が各ベストテンの1位を獲得、ベストセラーとなる。その後、『顔』、『クライマーズ・ハイ』、『看守眼』『臨場』『深追い』など、立て続けに話題作を刊行。7年の空白を経て、2012年『64』を刊行し、「このミステリーがすごい!」「週刊文春」などミステリーベストテンの1位に。そして、英国推理作家協会賞インターナショナル・ダガー賞(翻訳部門)の最終候補5作に選出される。また、ドイツ・ミステリー大賞海外部門第1位にも選ばれ、国際的な評価も高い。他の著書に、『真相』『影踏み』『震度ゼロ』『ルパンの消息』『ノースライト』など多数。

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