臥竜の天 下

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 105
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (403ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396632908

感想・レビュー・書評

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  • なんてゆうか、ツメが甘いぞ、伊達くん!って感じ。安定の火坂節だから、読むのは辛くないけど。

  • 大河ドラマの『独眼竜政宗』を見て伊達政宗に興味を持ったので改めて小説で読んでみた。
    大河ドラマを見たばかりなので家臣達のイメージも既に出来ていてすんなりと読めた。自分の場合は大河ドラマに助けられたが、予備知識のない状態で読んでもさほど面白くはないだろうなとは思った。

    「仁に過ぐれば弱くなる。義に過ぐれば固くなる」という言葉を残しているがこれは伊達政宗をよく表していると思う。伊達政宗の生涯を知るとやはり世の中は理不尽なものなんだと再認識をした。

  • 下巻。
    政宗と家康の政治的な戦い。

    秀吉亡き後、関ヶ原、大阪城攻め。
    天下の情勢が移り変わっていく中で、常に天下を目指し続けた政宗。
    夢を追い、夢に生きた。
    家康に「負けた・・」と思うときの清々しさが好きです。

  • 秀吉の晩年、亡き後の徳川との結び付きで天下を取る夢を抱き生きる政宗30歳後の生き様を描く。この時代の子供による戦略結婚、情勢による移り見にはちょっと違和感を覚えるが、男と生まれて天下取りの信念に突き進む政宗も其れは其れで憧れる。
    徳川家康が秀吉亡き後、豊臣家を滅ぼし天下取りを行う時代を一貫して情けを犠牲にして迄天下を隙を見て狙う生き様が憧れるが好感は持てない。
    上杉景勝の腹心として支えた直江兼続との対比(不仲)の背景も面白い。
    結局、家康に及ばない事を悟り晩年は外様として亡くなる。

  • 火坂版「独眼竜政宗」下巻。この下巻のメインはいわゆる“奥州の関ヶ原”で、これまで王道の関ヶ原はかじってきたものの奥州の情勢についてよく分かってなかった私にはとても新鮮でした。中でも一番滾ったのは出奔していた成実が帰還する場面。ちょうど初陣だった小十郎の息子(のちの重綱)をすんでのところで助けるなんてカッコ良すぎ!あそこの場面だけ成実が主人公に見えました。(すみません成実大好きなもんで)
    総評して政宗入門書にはぴったりな小説だと思うのでゲームやコミックなどで政宗に興味を持った方々に読んでもらいたいな。あといつかテレ東系10時間ドラマでやってもらいたい!

  • 伊達政宗は、徳川の世になっても、まだ諦めきれず、
    ギラギラと天下を狙っていたのか、と意外な印象を受けた。

  • 上巻を読んでしまったから、惰性で読んだ下巻。もし、火坂氏が、伊達政宗という男を、戦国最後のヒールとして描きたかったのだとしたら、これほどの傑作はない。星二つは、伊達政宗が主人公だからという、ただそれだけ。

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著者プロフィール

作家

「2017年 『左近(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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