百瀬、こっちを向いて。

著者 :
  • 祥伝社
3.96
  • (249)
  • (375)
  • (231)
  • (22)
  • (3)
本棚登録 : 1652
レビュー : 396
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396632977

作品紹介・あらすじ

恋愛アンソロジー「I LOVE YOU」などで読書界を騒然とさせた話題の大型新人、初めての恋愛小説集。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • きゅんきゅんした!!終始きゅんきゅんした!!!
    「小梅が通る」
    1番好き!!山本くんマジで素敵!!柚木ちゃんがこれから沢山の幸せに包まれますよぉに…!!
    あーー…恋っていいものだよなぁっとしみじみしてしまった。

  • 「百瀬、こっち向いて」とか

    読んでて、女の子ならきゅんってするのかなって思う。
    なぜかわからないけれど、ぼくはうるってしてしまった。

    中学校国語教師のところ、セルフレーム眼鏡とか、
    もっと早く読めばよかった。
    もっと早く出逢えてたらよかったのに。

  • さわやかな青春ミステリ。なみうちぎわ、が特に好き。

  • 27:以前別のアンソロジーで読んだ短編と書き下ろしを加えた短編集が発売されたというので、遅くなったのですがようやく読みました。……あの、す、すごく好き、かも……!
    何かを演じている登場人物たち。その目的も理由も様々ですが、自分と、自分でない自分のわずかな隙間に、ぎゅうっと苦しくなる。文章はやさしくて、凝った言い回しや気取った表現がないのも素朴でとってもいい感じです。一番好き! と声高に叫ぶ作品ではないのだけど、じわじわしんみり、いいなあ……。書き下ろしの「小梅が通る」が素敵! おすすめです!

  • 乙一さんの別ペンネームという噂の中田永一さん。
    4編の恋愛短編。

    乙一さんほどグロテスクな部分はないけれど、
    乙一さんぽいと言えばぽいのかな。特に「なみうちぎわ」なんかのストーリーは。

    どちらにしろ、普段あまりラブストーリーを読まないけど、
    こういった少しひねりというか、種明かしがあるものだったら楽しく読めました。

  • 4つのお話から成り立っています。

    百瀬、こっち向いて。
     主人公は相原ノボル 高1。
         百瀬 陽  高1。
         神崎徹子  高3。
         宮崎 瞬  高3。
     この4人で話が進む。
     ノボルの兄貴的存在の瞬が二股をかけている。
     徹子にバレたくないので、
     瞬はノボルと陽に恋人のふりを頼む。
     徹子は一貫して騙されていたが、
     実は真実を全て見抜いていた人。


    なみうちぎわ
     高校の時小学生の家庭教師をしていた姫子。
     生徒は小学校不登校児の小太郎。
     小太郎は、姫子に溺れたフリで姫子を眠りにつかせ。
     遷延性意識障害という長期の眠りだ。
     奇跡的に意識を回復した姫子は片足の麻痺を持った。
     5年。
     眠り続けて、未だに動けない二人。
     そして、また。
     水難事故にあった場所から二人はやり直す。


    キャベツ畑に彼の声
     女子高生久里子は国語教師の本田先生の秘密を知る。
     本田先生=北川誠二という小説家だと言う。
     実はその妹(加奈子)さんが本当の北川誠二。
     本田先生は妹さんのゴーストライターだった。
     最終的に、本当に名乗り出ることになる。
     ちょこっとミステリ。


    小梅が通る
     柚木という女子高生は美人だが。
     人目を引くのが嫌でブスメイクをして登校。
     松城、土田と3人で ひっそり と生活している。
     とある日。
     素顔のまま食事をして同級生の土田と会う。
     土田は美人の柚木を「妹=小梅」と紹介される。
     柚木に小梅に会いたいとせがまれる。
     一度だけ合わせた。
     そして、事実として会った時。
     土田は小梅ではなく柚木に告白していた。
     柚木は…素顔のまま会っていたため、返答できず。


    私的には 小梅が通る が一番好きかも。
    どれも甘酸っぱい。
    そして、短編なのでチャラっと読めます。

  • いずれも地味で目立たない存在の主人公が、恋愛未満と言っていいくらいの淡い気持ちを頂くまでの過程を描いた爽やかな小説。プロットを要約してみるとかなりマンガ的な特殊なシチュエーションなのだが、主人公達の地味で控えめな性格もあってあまり無理を感じない。大げさな表現や無理やりな展開も少なく、淡々とした描写の中に主人公や周囲の人物の心の変化が丁寧に描かれている。恋愛に通じる淡い気持ちが芽生えるまでを描しているので、これから何かが始まる予感と共に読み終わることができ、非常に暖かな読後感の残ることも印象的だ。

  • 同じ作者の「くちびるに歌を」がとてもおもしろかったので。
    短編4編。
    「なみうちぎわ」が好き。

  • 元々表題作の「百瀬、こっちを向いて。」が好きで買った単行本。
    改めて一冊全部読んで、表題作以外で好きなのは「小梅が通る」かなぁ?
    表題作の話を人にすると自分の説明が悪いのかはわからないけれど、決まって少しドロドロした話だね、と言われる。
    言われて構図だけ考えたら確かに…と思うけど実際に読んでいる時にそういう印象は全くないところがすごいなぁと感じた。
    とりあえずぼくは百瀬が好きです。

  • モデル撮影のためにジャケ買いをしてしまった本「百瀬、こっちを向いて。」を読みました。

    4作の短編小説からなるこの本は、全て、たとえば学校の隅にいるような自信の持てない子が抱く恋とか、たとえば誰かと比べて自分なんてと割り切って生きているような子の人を想う物語が綴られています。

    なんだか、その視点は妙に新鮮で、この不器用な人を想う気持ちがぐっと切なくて、少し痛い。恋は傷つくけど人を前に進めてくれるなぁと引き込まれていきます。

    「百瀬、こっちを向いて」
    「なみうちぎわ」
    「キャベツ畑に彼の声」
    「小梅が通る」

    とても身近なストーリーは、読みやすくてさくって読み切れちゃいます。

全396件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1978年福岡県生まれ、2008年『百瀬、こっちを向いて。』でデビュー。他の著書に『吉祥寺の朝日奈くん』『くちびるに歌を』『私は存在が空気』。別名義での作品も多数。

「2017年 『僕は小説が書けない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

百瀬、こっちを向いて。のその他の作品

中田永一の作品

百瀬、こっちを向いて。に関連する談話室の質問

百瀬、こっちを向いて。を本棚に登録しているひと

ツイートする