百瀬、こっちを向いて。

著者 :
  • 祥伝社
3.96
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本棚登録 : 1653
レビュー : 396
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396632977

作品紹介・あらすじ

恋愛アンソロジー「I LOVE YOU」などで読書界を騒然とさせた話題の大型新人、初めての恋愛小説集。

感想・レビュー・書評

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  • きゅんきゅんした!!終始きゅんきゅんした!!!
    「小梅が通る」
    1番好き!!山本くんマジで素敵!!柚木ちゃんがこれから沢山の幸せに包まれますよぉに…!!
    あーー…恋っていいものだよなぁっとしみじみしてしまった。

  • 「百瀬、こっち向いて」とか

    読んでて、女の子ならきゅんってするのかなって思う。
    なぜかわからないけれど、ぼくはうるってしてしまった。

    中学校国語教師のところ、セルフレーム眼鏡とか、
    もっと早く読めばよかった。
    もっと早く出逢えてたらよかったのに。

  • さわやかな青春ミステリ。なみうちぎわ、が特に好き。

  • 27:以前別のアンソロジーで読んだ短編と書き下ろしを加えた短編集が発売されたというので、遅くなったのですがようやく読みました。……あの、す、すごく好き、かも……!
    何かを演じている登場人物たち。その目的も理由も様々ですが、自分と、自分でない自分のわずかな隙間に、ぎゅうっと苦しくなる。文章はやさしくて、凝った言い回しや気取った表現がないのも素朴でとってもいい感じです。一番好き! と声高に叫ぶ作品ではないのだけど、じわじわしんみり、いいなあ……。書き下ろしの「小梅が通る」が素敵! おすすめです!

  • 乙一さんの別ペンネームという噂の中田永一さん。
    4編の恋愛短編。

    乙一さんほどグロテスクな部分はないけれど、
    乙一さんぽいと言えばぽいのかな。特に「なみうちぎわ」なんかのストーリーは。

    どちらにしろ、普段あまりラブストーリーを読まないけど、
    こういった少しひねりというか、種明かしがあるものだったら楽しく読めました。

  • 4つのお話から成り立っています。

    百瀬、こっち向いて。
     主人公は相原ノボル 高1。
         百瀬 陽  高1。
         神崎徹子  高3。
         宮崎 瞬  高3。
     この4人で話が進む。
     ノボルの兄貴的存在の瞬が二股をかけている。
     徹子にバレたくないので、
     瞬はノボルと陽に恋人のふりを頼む。
     徹子は一貫して騙されていたが、
     実は真実を全て見抜いていた人。


    なみうちぎわ
     高校の時小学生の家庭教師をしていた姫子。
     生徒は小学校不登校児の小太郎。
     小太郎は、姫子に溺れたフリで姫子を眠りにつかせ。
     遷延性意識障害という長期の眠りだ。
     奇跡的に意識を回復した姫子は片足の麻痺を持った。
     5年。
     眠り続けて、未だに動けない二人。
     そして、また。
     水難事故にあった場所から二人はやり直す。


    キャベツ畑に彼の声
     女子高生久里子は国語教師の本田先生の秘密を知る。
     本田先生=北川誠二という小説家だと言う。
     実はその妹(加奈子)さんが本当の北川誠二。
     本田先生は妹さんのゴーストライターだった。
     最終的に、本当に名乗り出ることになる。
     ちょこっとミステリ。


    小梅が通る
     柚木という女子高生は美人だが。
     人目を引くのが嫌でブスメイクをして登校。
     松城、土田と3人で ひっそり と生活している。
     とある日。
     素顔のまま食事をして同級生の土田と会う。
     土田は美人の柚木を「妹=小梅」と紹介される。
     柚木に小梅に会いたいとせがまれる。
     一度だけ合わせた。
     そして、事実として会った時。
     土田は小梅ではなく柚木に告白していた。
     柚木は…素顔のまま会っていたため、返答できず。


    私的には 小梅が通る が一番好きかも。
    どれも甘酸っぱい。
    そして、短編なのでチャラっと読めます。

  • いずれも地味で目立たない存在の主人公が、恋愛未満と言っていいくらいの淡い気持ちを頂くまでの過程を描いた爽やかな小説。プロットを要約してみるとかなりマンガ的な特殊なシチュエーションなのだが、主人公達の地味で控えめな性格もあってあまり無理を感じない。大げさな表現や無理やりな展開も少なく、淡々とした描写の中に主人公や周囲の人物の心の変化が丁寧に描かれている。恋愛に通じる淡い気持ちが芽生えるまでを描しているので、これから何かが始まる予感と共に読み終わることができ、非常に暖かな読後感の残ることも印象的だ。

  • 同じ作者の「くちびるに歌を」がとてもおもしろかったので。
    短編4編。
    「なみうちぎわ」が好き。

  • 元々表題作の「百瀬、こっちを向いて。」が好きで買った単行本。
    改めて一冊全部読んで、表題作以外で好きなのは「小梅が通る」かなぁ?
    表題作の話を人にすると自分の説明が悪いのかはわからないけれど、決まって少しドロドロした話だね、と言われる。
    言われて構図だけ考えたら確かに…と思うけど実際に読んでいる時にそういう印象は全くないところがすごいなぁと感じた。
    とりあえずぼくは百瀬が好きです。

  • なみうちぎわという作品が好きです。
    恋愛なんて無縁なんだろうと考えていた女の子が、自分の生死を越えて大切な恋に出会うお話。
    小太郎が、姫子がたとえ起きなくても一生そばにいようと思ったという健気さに、じんときました。
    自分と相手としか共有していない体験を通して、深い絆で結ばれる恋人同士素敵です。
    この小説を読んで気づいたんですけど、姫子ちゃんみたいな勉強熱心で、知識に価値を置いてるような純粋な女の子。私のなりたい理想のタイプというか、もし男性に生まれてたらこういう子に恋するんじゃないのかなーという感覚になりました。

  • みなさんのコメントを見て、中田永一=乙一だと知りかなり驚きました。お話はどれも素敵でした。ハッピーエンドが好きな人にはおすすめだと思います。教師と生徒のお話はドロドロになりやすいというイメージがあったんですけど「キャベツ畑に彼の声」はさわやかに終わっていて良かったです。

  • 高校入学して間もない1年生の間にも有名でファンが多い長身美人の神林先輩が付き合っているのは僕が小さな頃瞬兄ちゃんと呼んでた宮崎先輩。1度宮崎先輩と一緒にいるところを見かけた女の子百瀬陽と僕が付き合っていることにして欲しいと宮崎先輩に頼まれー【百瀬、こっちを向いて。】他3偏◆
    サイドストーリー読みたさに「百瀬」だけ急いで読んで後回しだったけど。どれもそんなに響かなかった。こと、百瀬に関しては「誰が一番嘘が上手だったか」を隠すために「どこに惹かれたのか」が全然描かれてないから、なんで百瀬がいいのかサッパリw

    97年、高校生だった私は登校拒否の小学6年生小太郎君の家庭教師をしていた。ある日学校帰りに小太郎を助けて溺れて以来意識がなかった私が目覚めたのは5年後だったー【なみうちぎわ】

    都内の出版社に勤める叔父からテープおこしのバイトを紹介された小林久里子。作家の北川誠二のテープを聴いたとき、自分の高校の国語教師本田の声に似てる気がしてー【キャベツ畑に彼の声】

    目立たない女子グループにいる私が教室でご飯を食べている所にふざけていた男子山本寛太がつっこんだ。お詫びに渡された焼き肉チェーン店の割引券を家族で店に行った時に山本がいたことに驚いた。普段学校ではブスメイクをしているのにその時は素顔だったのでとっさに「妹の小梅」のふりをしたがー【小梅が通る】

    うーむ。どれもベタでした。切なさと言えば乙一と思っていたのに、今は朝井リョウのが私の中では勝ちだな。

  • 短編集。
    『百瀬、こっちを向いて。』は、早見あかりちゃんで映画化されてるのは知ってたけど、まだ見ていなかった。
    面白かったけど、短編だしあっさり終わってしまって、なぜこれが映画化?というのが感想。調べてみたら、映画はいろいろ設定が変わってるらしい。
    他の『なみうちぎわ』『キャベツ畑に彼の声』『小梅が通る』。どれも面白かった。


    恋愛アンソロジー「I LOVE YOU」などで読書界を騒然とさせた話題の大型新人、初めての恋愛小説集。

  • 恋人の振りをさせられる人間レベル2の僕と、僕でない別の男に恋をする百瀬。
    恋とは無縁に生きてきた僕にとって形だけの恋が中身のあるものへと変化していく。
    一緒にいる時間が長ければそれは本物の恋へと変化していく。愛は止められない。

  • 「なみうちぎわ」も「小梅が通る」もありそうもない話だけど、良い話だったね。基本的にはモテる人とモテない人との話で、その意外性がウケるのかもしれない。

  • 読んでる途中、この人すごいすきだなあ、なんだか懐かしい感じがする…と思って著者名で検索したら乙一の別名義と判明。思わずえええ?!って口に出していました(笑)
    乙一、すごい!本当に何でも書けてしまうんだなあと改めて好きになりました。鮮やかで切ない、ザ・青春な恋愛小説でしたが、どんでん返しや主人公の根暗さ(笑)がスパイスとして効いていて、もはや乙一にしか書けないジャンルと言っても過言じゃないよね…!
    恋とは、好きとは、自分とは、ということが丁寧に乙一らしい言葉でかかれていて、普段から「人間偏差値が低い」と自称している私は救われた気持ちがしました。
    好きになると、自分みたいな偏差値の低い人間でも欲が出て、いつもみたいに遠慮したり自分に嘘をついたりできなくなっちゃうんだよね。そういう自分のことをちょっと嫌いに思いつつも、止められない衝動があることをわたしも最近身をもって知ったので(笑)とても共感できました。

  • 四編の短編集。
    「なみうちぎわ」と「小梅が通る」が好きだな。
    ときめいて顔がにやけた。どちらも続きがあるなら読みたい。

    一時間くらいで読めたから、さっくり読みたい方におすすめ。

  • 何度でも読みたくなる短編ばかり。

  • 小梅が通る が結構好きだったな。

  • 久しぶりにほっこりする恋愛小説を読みました。
    少しの勇気が関係性を変える、恋愛の原点を見た気がします。

  • 小梅が通る
    すきだなぁ。
    友達ふたりがメイクに気づいてたところ、じーんときた。

    小太郎くんもすき。
    理想の年下男子。
    でも、5年はちょっと長いね。いくらなんでもね。

  • キュンキュンしたぜ(*・ω‐)☆

  • 短編4つとも青春恋愛ストーリーなんだけど、実はいろんな伏線があって、あっと驚かされる。ダークさがないからこれは乙一名義では出せないなとは思うけど、根っこは変わらないのかなと思った。

  • 者はホラー作家の乙一、らしい そっちの作品は読んだことないけど、人を驚かせるような、肝を冷やすような仕掛けがどの短編にもある 登場人物の女子が甘ったるくないのがいい この短編の中では、表題の「百瀬、こっちを向いて。」が一番

  • 素敵な恋愛小説だった。
    特別恋に積極的な子たちが登場する訳ではなく、時に奥手で自信がなくて……でも少しずつ恋を自覚して前に進んでいく。甘酸っぱい青春短編集で、読んでいてとてもすがすがしい気持ちになった。

  • 青春といえば、やっぱり高校生の制服同士でのデートだし…。

  • 「百瀬、こっちを向いて。」中田永一◆尊敬する先輩からの頼み事は、二股を隠すために自分の彼女の彼氏のふりをすることー(表題作)。日陰で咲く植物に陽が当たり、瑞々しく輝き出す瞬間をとらえた4編。各話に仕込まれた一捻りが非常によく効いていて飽きさせず、ただの恋愛小説と括るのは勿体ない。

  • 長田永一の青春感、半端ない。

    『吉祥寺の朝日奈くん』でもそうなのだが、なんだか、友達にいたら楽しそうでワクワクキュンキュンしまくりである。

    表題作、「百瀬、こっち向いて」では、百瀬に付き合わされる主人公の真っ直ぐさがいい。
    人間レベル2とか言い切ってしまえる、ネガティブさが、けれど作品を暗くしない。

    しかし、この作品にはもっと素敵な人物が登場するのである。

    それは冴えない主人公の冴えない友人である田辺くんだ。

    彼は主人公から、自分と同じように女に縁のない生活をすると見なされていながら、百瀬に対して積極的になりきれない主人公に、めちゃくちゃカッコいいエールを送るのだ。

    田辺、すげえ!

    と、単なる一読者の私が絶賛したくなるほどの名脇役なので、ぜひ田辺を中心に読んで欲しい。

    もう一つ「小梅が通る」の、小梅の女友だちも素晴らしい。
    小梅の秘密に対して、あんたバカだったんだねぇと言い切り、ストーリーを一気に覆してしまうその感じがいい。

    これらの作品は、決して主人公たちが作り上げたストーリーではない。
    彼ら、彼女らを支える名脇役あってこその感動的な仕上がりとなっている。

    そんな風にはっきり言える作品って、なかなかないのでは。

  • こんなときがもどつてきたらいいな!

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著者プロフィール

1978年福岡県生まれ、2008年『百瀬、こっちを向いて。』でデビュー。他の著書に『吉祥寺の朝日奈くん』『くちびるに歌を』『私は存在が空気』。別名義での作品も多数。

「2017年 『僕は小説が書けない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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