血の冠

著者 :
  • 祥伝社
3.33
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本棚登録 : 93
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396633028

感想・レビュー・書評

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  • 主人公「小松一郎」氏と同姓同名の
    小松一郎前内閣法制局長官が6月に亡くなった。
    闘病しながら体調が思わしくない中、
    国会の答弁に立っていた姿に祈るような見守るような
    気持ちを持っていたので、訃報には大きなショックを
    受けました。その人と同じ名前だというので、
    何となく引き寄せられて読み始めた本。

    事件の犯人に至るまでがもどかしく、まだかなーと
    焦れました。

    方言が素朴でよかった。頭にすり込まれてしまった
    みたいです。よっぽど私の中ではツボだったらしく、
    自分の会話の中に「なして、そったこと」とか
    「○○してけろ」という方言がツルッと
    出てきてしまう・・・。

  • 警察モノ好きなので、いろんな意味で裏切られたショックの大きな本でした。

  • 結局、キングが行う血の冠の意味はなんだったのだろう?
    キングは誰だったのか、26年後の犯人の意図とか、なんだか良く分からず終わってしまった。うーん。

  • 想像したら結構グロイよね。
    最後はありきたりな感じがしたな。

  • 題名になっている血の冠が殺人方法なのは間違いないけれどそれが話にどう繋がるのかは不明。にしても・・・暗い穴の中に入り込んでいくような気持ちになった。読後感が重い。

  • 好きな作家のひとりです。

  • 会話のほとんどを占める青森の方言が感情溢れる表現に功を奏していて良かった。風間の冷徹な態度が鼻について仕方がなかったところもあるが、面白く読み進められた。オチは、、、正直あまり好きでないタイプで終わってしまったが、衝撃度はそれなりにあると思う。

  • 面白かったです!
    北の都・弘前が舞台。連続猟奇殺人を追う幼馴染みの警官…
    弘前弁のやわらかさもこの小説の魅力の一つだったと思います。
    緊迫感だけじゃなく、微笑ましい部分もあったりして。
    結末が知りたくて、後半は一気読みでした。

  • おもしろい。舞台が東北の町。東京では考えられない感覚が
    事件の背景にある。そして思いがけない展開。読み応え十分。

  • えぇー!!そういう終わり方ですかーっていう最後でした。

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著者プロフィール

1963年、横浜市出身。早稲田大学卒業後、出版社に勤務。91年「ハミングで二番まで」で第13回小説推理新人賞を受賞。翌年『時よ夜の海に瞑れ』(祥伝社)で長篇デビュー。99年『幻の女』(角川書店)で第52回日本推理作家協会賞を受賞。主にハードボイルド、ミステリー、警察小説のジャンルで旺盛な執筆活動をおこない、その実力を高く評価される。

「2023年 『孤独なき地 K・S・P 〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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