東京箱庭鉄道

著者 :
  • 祥伝社
3.32
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本棚登録 : 180
レビュー : 42
  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396633158

作品紹介・あらすじ

会社を辞めふらふらとフリーター生活を楽しんでいた青年・妹尾順平。突然、謎の老紳士から「東京に鉄道をこしらえてほしい」と頼まれる。資金は400億円、期間は3年以内。新手の詐欺か?不審を抱きながらも、妹尾はスタッフ探しを始めるが…。技術も知識もないふつうの青年に、鉄道を開通できるのか?そして紳士の真の思惑とは?鉄道ファンもそうでない人もみんなが楽しめる痛快ストーリー。『床下仙人』の原宏一が贈る、夢の一大エンターティンメント。

感想・レビュー・書評

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  • ヤッさん、佳代シリーズで最近お気に入りの原さん。昔の作品も読んでみようと、タイトルに惹かれ図書館で借りてみた。
    冒頭、主人公の妹尾が牛丼屋での出会いを回想し、切なくて悲しい事件、と話してるところから、何事だろうと思って読んでいくと、まさかの結末。鉄道をつくるための計画の前半は一緒にワクワク楽しめたけど、後半から残りページと時間の進みかたが気になり、ソワソワ。まさかの結末には、面白さと切なさを感じつつも、ちょっと残念で消化不良…

  • 鉄道建設を任された面々の痛快ストーリー。

    夜勤明けの吉野家で鉄道建設のプランニングを任された元広告マンの妹尾。

    依頼主は元皇族の日野宮邦彦氏で、建設費は400億円、期間は3年という。

    元同僚で妹尾が恋心を寄せるリエや元国鉄マンなどを誘い、鉄道建設プランニング事業「鉄プラ」が始動する。

    突貫工事でまとめ上げた新宿周回のプランは承認をもらえず、妹尾たちは日野宮が目指す箱庭的鉄道を改めてプランニングする。

    港区縦断ケーブルカープランが承認され、工事に着工したが、思わぬアクシデントが。

    日野宮の皇族としての暗い過去とアクシデントが、過去の遺恨を詳らかにする。

    どうなる「鉄プラ」!?


    もう少し夢がある話かと思いましたが、そんな結末。

  • 祖父の遺産を受け継いで
    アパートの管理人で生計をたてている青年・妹尾順平。
    ある日、突然謎の老紳士から
    「東京に鉄道をこしらえてほしい」と頼まれる。
    資金は400億円、期間は3年以内。
    突拍子もない依頼にとまどう順平だが、
    老紳士の正体をつきとめ、その理由を聞いてやってみることにする。
    スタッフを探し、プロジェクトを立ち上げての、鉄道開通計画。
    どんな鉄道を、どこの走らせるというのか。
    そして本当に出来るのか。
    老人の正体から想像できる結末だったが、
    それでも老人の夢は、順平たちの夢と繋がり、
    その未来をも変える大きなプロジェクトとなっていた。

    詳細のあらすじは、
    こたろうどんがレポを書かれているので、そちらをどうぞ。
    結末のどんでん返しは切ないが、
    それでもプランを立ち上げるまでのストーリーは面白く読めた。
    特に荒川都電を視察するあたり・・・。
    都電の歴史も知ることができ、
    私は都電の通るあたりの土地勘もあるので、楽しめた。

    東京にケーブルカーのような電車がガタゴト走る・・・。
    地下鉄が多い東京では
    外の景色を見れる電車は珍しいだろうなあ。
    特に電車好きでなくても面白く読めた一冊だ。


    ※追記
    そうそう、鉄道につてのエピソードを一つ。
    私の実家近くは、京阪電車が走っている。
    先日テレビでやっていたが、京阪電車は日本で唯一、
    地下・地上電車専用線路・路面を続けて走る電車なのだそうだ。
    そういえばそうだなあ。
    「京阪三条」から「京阪山科」までは地下鉄、
    「京阪山科」から京津線と名を変え、「上栄町」までは普通の地上線路、
    そして「上栄町」から終点「浜大津」まで路面電車、となる。
    当たり前のように乗っていたが、
    改めて考えてみると、本当にその通りだ。
    他の路線ではこんなのはないようだ。ビックリ。

  • 鉄道を題材にしたお仕事小説系でゼロから鉄道を作ろうとするのは初めて読んだ。ケーブルカーが走る東京は見てみたい。完成しなかったのは残念だけどいいプロジェクトだった。

  • 金持ちの道楽かと思いきやそうではなかった。

  • 20160911読了

  • (2010より転載)
    てっちゃんじゃなくても、楽しく読めます。
    企画をたてることとか、チームで動くってこととか、
    起業するってこととか、ちょっと勉強になります。
    東京の新しい鉄道が、どんどん現実味を帯びていくのはとてもわくわくします。
    こんな風に一度仕事してみたいなー…とは、あんまり思わなかったけど。
    2010.10.2~10.8読了

  • 床下仙人以来、2冊目。港区横断ケーブル鉄道はあったら面白いと思う次第です。

  • ★★★☆☆

  • 400億の資金を元手に鉄道敷設を依頼された愛称セーノこと妹尾順平。依頼主は元皇族でもあった日野宮邦彦。「プランのみ考えてくだされば結構ですから。諸々の手続等は当方で行いますので」と切り出され、仲間とともに鉄路プランニング会社を立ち上げ、敷設プランも完成し計画は順調に進むかと思われたが・・・

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著者プロフィール

1954年、長野県生まれ。早稲田大学卒業後、コピーライターを経て、97年『かつどん協議会』でデビュー。鋭い風刺とユーモアで描く独特の作風で話題に。07年、ある書店員の熱心な応援で、2001年に文庫化した『床下仙人』がブレイク。09年、グルメのホームレスが人助けをする人情小説『ヤッさん』が、15年には『握る男』がベストセラーになるなど、時代を超えてヒットを連発する人気作家。

「2019年 『星をつける女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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