訪問者

著者 : 恩田陸
  • 祥伝社 (2009年5月14日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396633172

作品紹介

山中にひっそりとたたずむ古い洋館-。三年前、近くの湖で不審死を遂げた実業家朝霞千沙子が建てたその館に、朝霞家の一族が集まっていた。千沙子に育てられた映画監督峠昌彦が急死したためであった。晩餐の席で昌彦の遺言が公開される。「父親が名乗り出たら、著作権継承者とする」孤児だったはずの昌彦の実父がこの中にいる?一同に疑惑が芽生える中、闇を切り裂く悲鳴が!冬雷の鳴る屋外で見知らぬ男の死体が発見される。数日前、館には「訪問者に気を付けろ」という不気味な警告文が届いていた…。果たして「訪問者」とは誰か?千沙子と昌彦の死の謎とは?そして、長く不安な一夜が始まるが、その時、来客を告げるベルが鳴った-。嵐に閉ざされた山荘を舞台に、至高のストーリー・テラーが贈る傑作ミステリー。

訪問者の感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりの恩田さん。一つの謎解きかと思っていたらそれが二つに増え、あらーっと思っていると別の事件が起こり、という展開で、天地や東西南北が定かでないような軸や基盤がパッと変わってしまうような独特の感覚に包まれながらするするするっと読了。面白かったです。タイトルも不穏な感じがしてピッタリ。

  • 雑誌の取材という名目で、湖畔にある名家の屋敷にやってきた井上。

    そこにいたのは、不審死をした朝霞千沙子の兄弟やお手伝いさんなど、どこか一癖ある人物ばかり。

    そして井上は問いかけられる。
    「お前が”訪問者”か?」と。

    実は井上が訪れる前に「訪問者に気を付けろ」と手紙があったという。そんな井上も実は雑誌の記者ではない。やはり不審死をした親友、昌彦の弁護士だった。

    昌彦は生前自分の父親は千沙子の兄弟のだれかだと思っていたらしい。成長してから世界的な映画監督になった彼は、自分の死期をなんとなく分かっていたようで、井上に「3日以内に父親だと名乗り出た人間に自分の映画の著作権を譲る」と遺言を残していた。

    その秘密を明らかにした後に、なんと物取りに入ろうとした昌彦の幼馴染のDV夫が転落死する。

    でも、数日後警察が到着した時には死体は全く知らない人物に入れ替わっていた。どこまでが嘘でどこからが本当なのか。騙しているのか騙されているのか。息つく暇のない展開が待っている。

    私はあまり観たことはありませんが、舞台とかにすると面白そうな話ですね。一気に読んでしまえるので時間のある時にぜひ。

  • おもしろかった!!
    ストーリーの意外性が素晴らしい。
    登場人物の名前がこんがらがらなくて良い!(笑)
    登場人物の心理描写が、おもしろい!
    飽きずに一気に読みました(^^)d

  • 久しぶりに正統派な恩田陸ミステリー。
    うまいなーと関心する。

    章ごとのタイトルに何か意味がありそうで
    気になって考えていたら
    一駅電車を乗り過ごした・・・。

  • うーん、大好きな恩田陸だけど期待が大きかったかなー。
    せっかく単行本で買ったのに。
    面白くないわけではないんだけど。
    もっとゾクゾクさせることもできただろうし、もっと広げることも
    できただろうなーと思うと残念

  • 山中にひっそりとたたずむ古い洋館―。三年前、近くの湖で不審死を遂げた実業家朝霞千沙子が建てたその館に、朝霞家の一族が集まっていた。千沙子に育てられた映画監督峠昌彦が急死したためであった。晩餐の席で昌彦の遺言が公開される。「父親が名乗り出たら、著作権継承者とする」孤児だったはずの昌彦の実父がこの中にいる?一同に疑惑が芽生える中、闇を切り裂く悲鳴が!冬雷の鳴る屋外で見知らぬ男の死体が発見される。数日前、館には「訪問者に気を付けろ」という不気味な警告文が届いていた…。果たして「訪問者」とは誰か?千沙子と昌彦の死の謎とは?そして、長く不安な一夜が始まるが、その時、来客を告げるベルが鳴った―。嵐に閉ざされた山荘を舞台に、至高のストーリー・テラーが贈る傑作ミステリー(「BOOK」データベースより)

    えっ?恩田さんの本格推理物??と勘違いしてしまうほど、本格推理色が強い作品でした。
    でも単純に殺人が起こって、犯人を見つけてってならないところがやっぱり恩田さんだー。
    事件のオチはイマイチ「???」だったのだけれど、そこにたどり着くまでは十分ドキドキさせていただきました。
    たまにはこういった恩田作品もよいかも。

  • 初めての恩田作品。他の作品もぜひ読んでみたい。

  • うーん。この作者さんの特徴なのかもしれませんが、結末を決めずに思いついたまま書いていって、結局伏線もなにも回収されないまま…という印象です。他にもそんな作品が多いような…。

  • 凄惨な事件や、大事件が起こるわけではなく、一夜の会話シーンが中心なのに、一気読みしてしまう、よくできたミステリ。
    後半、主人公がぞくっとする一場面があり、読みながら自分もぞっとした。恩田陸らしい、心理描写でぞっとさせる一冊。

  • これも舞台を観てるみたいだった。
    この人は演劇から来た人なのかな?
    とにかくミステリーの運び方が面白い!

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