刻まれない明日

著者 :
  • 祥伝社
3.66
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本棚登録 : 645
レビュー : 142
  • Amazon.co.jp ・本 (363ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396633226

作品紹介・あらすじ

「開発保留地区」-それは十年前、3095人の人間が消え去った場所。街は今でも彼らがいるかのように日々を営んでいる。あの感動から3年-"失われた時"が息づく街を舞台に描く待望の長編。

感想・レビュー・書評

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  • 2016 11/25

  • 全ての章でカップル成立してる。
    事件の原因がというか設定が意外とSF。

  • 10年前に3095人が突如消えた街
    その街では未だに消えたはずの人が図書館で本を借りたり、ラジオ局に手紙が届いたり、一部の人にしか聞こえない鐘の音が聞こえる

    前半の話は純粋に人の想いにひたれる
    解決編というか、種明かしの話はどうなんだろうね?
    一応は謎は謎のままの余地はのこしてあるけど・・・
    でも、種明かしの話なのにクオリティが高く、これもひとつのお話しとして楽しめる

    エピローグもこの後の展開を想像したくなるような終わり方でよい

  • だいぶ前にこの人の作品を読んだ。ファンタジー要素があり、おもしろいんだけど、結論がよくわからない。
    ちょっと惜しい気がする。

  • 何かもやもや

  • 『失われた町』の続編とも言える作品。

    三崎さんの作る独特な世界観。
    日本でもなく、どこの国でもない設定。
    好きです。

    三崎さんの本の世界の町に、いつか私も行ってみたい。


    『失われた町』の原因は結局はっきりとは分からなかった。
    もしかしたら…さらに続編も出るのかな。出てほしいな。

    でも、少しだけど原因というか、
    要因を少し垣間見ることができた。

    えぇ!人為的な要因だったの!?って思ったけど、
    結局その要因も今のところいまいちあやふやなまま終わったし。


    今回は恋愛要素もちょっと入ってて、
    ところどころ心がほっこりした。



    本の中で、気に入った一言。一文。
    『一瞬で忘れられることもあれば、
    何十年経っても忘れられないこともある。
    人の気持ちってのはそんな単純なものじゃないさ』

    『駿は、普通とか普通じゃないとか、
    そんなことで人の気持ちをはかるのかな』

    『それでも今、それぞれに自分の道を歩いている、
    向かっている方向は同じなんだって』

    『離れなければ見えないものもあれば、
    近づかなければ見えないものもある。
    大事なのはつながりを信じる強い想いなんだ』

    『たとえ自分が失われても、誰かの思い出に残るってのは、
    結構悪くないのかもしれないってね』


    三崎さんの本の中の言葉は、心を打つものが多いなぁ。

    20100119

  • 「失われた町」の世界を継ぐ、三崎ワールド。
    突如町から失われた3095人。その人たちとの”想い”を抱く人たち、そんな人たちとつながるひとたち。
    色んな人、色んな思いが交わりながら、決してその3095人は失われることなく、未来へ続いていくーー。
    今シーズン読んだベスト。とらえどころのないストーリーが、やがて1つへ収斂されていく。一気読み。
    読み終えて、あぁ恋愛小説だったなと気付く。がもはやそんなことはどうでもいい。
    新たな一歩。ありがとう。

  • 『失われた町』の姉妹編。
    『失われた町』では消失に抗う人々や、心の奥底に悲しみを湛えた人々の姿が描かれていたけれど、こちらでは消失から10年を経た人々の姿が描かれている。
    「隔ての鐘」が特に良かったです。
    鈴の古奏器が奏でる音が聴く者の心を望郷と追憶、そして希望へと導き、瞬の舞と結びついていくあの場面が印象的。
    歩行技師さんのお話も好きです。
    そして「紙ひこうき」で”7階撤去”という文字を見て思わずにやりとしてしまった。
    象徴的に描かれる青い蝶も心に残ります。
    前作よりも優しい希望にあふれ、良い読後感です。

  • 10年前に3095人が消失した地区。
    残された人々は消えていった彼らを忘れていない。

    消えていった人々には関われないが、向こうの世界に彼らがいるということはわかる。だが、彼らからの一方的な連絡は減り始め、人々は終わりを感じる。

    --------------------------------------------

    謎が多いまま進み、そのまま終わってしまう感じが個人的にはきつかった。もっと読解力があれば、喪失から立ち直る男女愛やシュールな世界観を楽しめたんだろうと思う。難しい。

  • 失われた街の中の3095人の何らかの痕跡。それを見守る人々の織りなす癒しの物語。その背後に静かにしのびよる国家の陰謀が透かし絵のように垣間見えるのが、この物語を少々複雑にしていると思う。
    そして、居留地や道守、青い蝶、軀縛の舞など鮮やかな言葉にイメージが広がる三崎ワールドは素晴らしかった。

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