吉祥寺の朝日奈くん

著者 : 中田永一

• 祥伝社 (2009年12月11日発売)

感想・レビュー・書評

[aoi-soraさんの感想 · 2023年6月15日]

キュンキュンしたくて、受け取っちゃいましたよーლ⁠(⁠´⁠ ⁠❥⁠ ⁠`⁠ლ⁠)

5編の甘酸っぱいお話
やばいです
キュン死寸前です


【交換日記はじめました！】　
　キュン度❥❥❥❥❥
もう、交換日記というワードだけでキュンです
ストーリー的にも私好みでした

【ラクガキをめぐる冒険】
　キュン度❥❥❥❥
高校でのラクガキ事件
その真相は5年後に！
ラスト最高

【三角形はこわさないでおく】
　キュン度❥❥❥❥❥
これはもう、恥ずかしいほどに…

【うるさいおなか】
　キュン度❥❥❥❥❥
自分のおなかは他の学友たちのおなかとは異っておられる。
この語り口、ツボです

【吉祥寺の朝日奈くん】
　キュン度❥❥❥
少し大人のお話
えっ〜！そうゆうことなの〜？


1Qさん、みんみんさん、ありがとう♡
もう最高のドキドキを味わいました
なんか若返る気がするっ
土瓶さん、この本なら表紙恥ずかしくないよ｡⁠◕⁠‿⁠◕⁠｡

[土瓶さん · 2023/06/15]

|дﾟ)
たしかにこの表紙なら……。いけるか？　いけるのか？
しかしもし、もし、あおいさんや１Qさんやみんみんさんのレビューを図書館のお姉さんが読んでいたら……。
「こいつキュンキュンしたいのかよ」
そんなふうに思われたら((((；ﾟДﾟ))))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ(笑)

まあ、借りるんですけどね＾＾

[1Q84O1さん · 2023/06/15]

土瓶師匠、ずっキューーーーン❥してください！w

[aoi-soraさん · 2023/06/15]

土瓶さん
レビューお待ちしてます❥❥❥

[土瓶さんの感想 · 2023年12月16日]

う～ん。
「百瀬、こっちを向いて。」が素晴らしかったので、期待し過ぎちゃったかなぁ。
つまらなくはないんだけど。

五篇の青春恋愛短編。

●交換日記はじめました！
　　　交換日記の記述のみで話が進む。乱入者あり。

●ラクガキをめぐる冒険
　　　深夜の学校に忍び込んだ男女のその後

●三角形はこわさないでおく
　　　恋と友情の三角関係。いつまでもつかな。

●うるさいおなか
　　　聞かれたくない女子　VS　聞きたい男子

●吉祥寺の朝日奈くん
　　　青春だけど不倫

ただの青春恋愛ものではなく、ミステリー仕掛けというか、最後にカタルシスを得られるようになっているのがいいですね。

でも「百瀬、こっちを向いて。」と比べるとひとまわり弱い印象。

読んだときの体調か、はたまた精神状態のせいか、特にキュンは感じなかった。
残念。

[土瓶さん · 2023/12/16]

百瀬、恐るべし(;^ω^)

[aoi-soraさん · 2023/12/16]

NOキュン(⁠^⁠_⁠^⁠メ⁠)
残念でしたね……

確かに百瀬は良かったけど、この本も私は好きです♪

[土瓶さん · 2023/12/16]

キュ、キュンなんて最初から求めてないやいっ！！
<(｀^´)>
求めてない……やい。
_(:3 」∠)_

[みんみんさんの感想 · 2023年6月6日]

１Ｑさんオススメのキュンキュン小説
中田キュンイチ氏の青春５編です♪

「交換日記はじめました」
交換日記…携帯のないあの頃のラブツールがとんでもない話になっていき笑ってしまった。
母親と妹に爆笑でラストはさすがの上手さ！
キュン★★★

「ラクガキをめぐる冒険」
ズル賢い理系男子2人が私の萌えツボ押しました。
キュン★★★★
対する女子の意外な聡明さに脱帽♪

「三角形はこわさないでおく」
これはヤバいほどのキュン★★★★★
何この言葉使い！親友男子2人の会話がもう明治？大正？書生か？もう大好き(〃ω〃)

「うるさいおなか」
乙女の悩みはお腹の悩み…でも彼には天使の調べ笑
可愛い悩みにキュン★★★

「吉祥寺の朝日奈くん」
表題作でタイトルも可愛い♪
これだけちょっと大人の話。
なんだか煮え切らない朝日奈くん…モダモダとした両片思いはじつは不倫だから。
からの〜二転三転するアレやコレやに上手いわ〜と感心しながらのキュン★★★でラストの朝日奈くんの言葉にキュン★★★★★

昨日から中学、高校の時をアレやコレや思い出して失恋も今は懐かしく、渡り廊下とか焼却炉ってなんてキュンなのだろうかと‼︎

カニ道楽に就職する先輩にもらった制服のボタン
好きな先生と観た映画「居酒屋兆治」
筋肉デブのわたしを二人乗りしてくれた思い出の自転車「のりのり君」号
手だけは綺麗だと突然握ってきた隣りの席のキモ男_

懐かしい！キュン懐かしい‼︎
１０歳若返ったわね‼︎

さぁオジサンやオバサンのブク友さん達は１Ｑさんの暑苦しいキュンキュンブーメランを受け止めてくださいませ♪(´ε｀ )

[ゆーき本さん · 2023/06/07]

いいなぁ いいなぁ
キュンで20歳 若返りたいなぁ

図書館で石田衣良さんのSEXを借りる時は
若いお兄さんの受付を避けましたが
こちらは堂々と借りられそうです！

[みんみんさん · 2023/06/07]

キュンで２０歳⁈
じゃわたしキュン３０で(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

[ゆーき本さん · 2023/06/07]

10歳若返っても まぁまぁおばちゃんだから
せめて20歳は若返りたいですよ(o´Д`)=зﾌｩ…

[1Q84O1さんの感想 · 2023年6月3日]

キュン♡ってなりたくて中田さんを読みました
5作の短編がオッサン心をくすぐりました！w
キュン度を5段階で評価(〃∇〃)


『交換日記はじめました！』
キュン度♡♡♡♡
1986年、圭太と和泉遥は交換日記を始める
ケータイもスマホも無い時代、交換日記というフレーズにキュンとなる
二人の交換日記のはずが、いろいろな出来事から他者の手に渡りコメントも…！？
そして、圭太と和泉遥の関係は…！？


『ラクガキをめぐる冒険』
キュン度♡
学校で起きたラクガキ事件
5年がたったいま事件の真相があきらかに…


『三角形はこわさないでおく』
キュン度♡♡♡♡♡
これはもうキュンキュンでしょ！
あなたも経験があるのでは！？
三角形！
好きな子と親友のどっちをとるか…
自分の本当の気持ちを抑えたことが…
親友のために身を引いたことが…
しかし…！？
キュンっ！


『うるさいおなか』
キュン度♡♡
「きゅるるるる」「ぐー」から「こぽこぽ」「ちゃぷちゃぷ」さらには「ぴぴるぴるぴるぴぴるぴー」と奇天烈な音を奏でてしまう、主張のはげしいおなかの持ち主「ハラナリスト」の話w
ちなみにハラナリスト十七歳の女子高生ですw
キュン度は低いが話は面白い！


『吉祥寺の朝比奈くん』
キュン度♡♡♡♡♡
不倫！？
子持ちの既婚に恋をする
やっぱりそれはだめですよね〜
けど、何だかいい感じの恋愛になっていくんだな

しかーし！！

実はその恋愛は…

えーっ！
マジかっ！？

けど、やっぱり…
(気になるでしょうw)


そこのキュンキュンしたいあなた！
読んでくださ〜い♪

[1Q84O1さん · 2023/06/04]

mihiroさーん♪
さすが！
積んでますか
それは、今すぐキュンするべきですw　٩(♡ε♡ )۶

[みんみんさん · 2023/06/04]

今日借りて来たよ〜\(//∇//)

[1Q84O1さん · 2023/06/04]

みんみんさん、ナイスです(≧∇≦)b

[やんやんさんの感想 · 2023年7月13日]

きゅん止め（きゅんきゅんが寸止め）感が爽やかで心地よい恋愛物語。いい塩梅です。

[まろんさんの感想 · 2012年10月24日]

さすが中田永一さん！（・・・の仮面をかぶった、乙一さん！）

そして、薦めてくださったブクログ仲間さん、ありがとう♪
図書館で借りて読んだけれど、この本は迷うことなく買ってきて
ほくほくしながらお気に入りの本棚に並べます！

収められた5篇すべて、粒揃いの名作なのですが
4つめの『うるさいおなか』に、完膚無きまでやられました♪

深海をゆく潜水艦のような「こぽこぽ、こぽこぽ」から
天使がステッキをふりまわしているような「ぴぴるぴるぴる」、
憧れの先輩のトラウマとなるほどの、化け物のうめき声のような重低音まで
思わずサンプリングしたくなるようなバラエティーに富んだ音色を響かせる、
自称ハラナリストの女子高生、高山さんのおなか。

「ぐーぴたっ」を食べても、苦心の防御態勢を取っても、処構わず鳴り始めるおなかに
もはや恭順の意を示すしかない境地の高山さんが、おなかについて語るときの
「正しい日本語を普及させる会」（そんなものがあるかどうかは知らないけれど）の
お歴々が聞いたら目を剥きそうな、珍妙な敬語がすばらしい！

読んでいる間、膝に乗ったりくっついたりしていた3匹の猫たちが
あまりに身を震わせて爆笑する私に恐れをなして、1匹、また1匹と離れていき
珍しく猫にまとわりつかれずに読書の時間が過ごせてしまったほど。

この抱腹絶倒のハラナリエピソードを、単なる笑いで終わらせず
家族の物語も絡め、「これは自分の肉体の物語だ」と主人公に自覚させて
きっちりと結ぶ中田さんの手腕に、ひれ伏したくなります。

『交換日記はじめました！』での、ふたりだけの秘密であるはずの交換日記が
見ず知らずの人の手をいくつも経由して新しい恋を呼ぶという切口のみずみずしさ、

いきなり1章ではなく5章から始まる『ラクガキをめぐる冒険』の構造の斬新さ、

『三角形はこわさないでおく』の、泣きたくなるほど心根のやさしい廉太郎の描写、

『吉祥寺の朝日奈くん』での、中田永一さんと乙一さんとの境界線に
ちょっと足をかけたような、切なくも爽快などんでん返しなど

上手い！凄い！と唸りながら、きゅん♪としてしまう素敵なお話ばかりの短編集です。

[takanatsuさん · 2012/10/25]

「あまりに身を震わせて爆笑する私に恐れをなして」
そんなに面白いんですか!?
すごくすごく気になります!

[まろんさん · 2012/10/25]

もう、最初の3ページで、笑いすぎて一息つかなければいけないほどでした！
だってね、一行目が
授業をうけていると、私のおなかが、「きゅるるるる」と、音をたててしまわれた。
から始まるんですもの。
わがままなんだけど憎めない殿様に「はいはい。。。」と
ため息をつきながら従っているような雰囲気と
がんばって敬意を示しているつもりの敬語が
「おっしゃられた」とか、日本語としては滅茶苦茶なところが、もう楽しすぎて♪
tanakatsuさんも、お時間があったら、ぜひぜひ(*'-')ﾌﾌ♪

[koshoujiさんの感想 · 2012年12月19日]

絵画や彫刻に譬えるならば、小品というか、山椒は小粒でピリリと辛いという表現がぴったり当てはまるような作品ばかり。
「交換日記はじめました！」「ラクガキをめぐる冒険」「三角形はこわさないでおく」「うるさいおなか」「吉祥寺の朝比奈くん」という、ウイットとユーモアに溢れ、若者の揺れる恋心を様々なシチュエーションで巧みに表現した珠玉の恋愛短編小説五篇を収録。
青春時代に誰もが経験するような味わい深い内容で、中田永一氏、いや乙一氏の才能をしっかり感じ取れる短編集である。
彼は、このたび「くちびるに歌を」で小学館児童出版文化賞を受賞したと、河北新報の文芸欄に載っていた。
初めて彼の顔を見たが、写真が掲載されることで中田永一＝乙一であるのが公けになることに彼自身違和感はないのだろうかと思ったが、本人はまったく意に介してないようだ。
まあ、本人自身がツイッターで公開しているから構わないのかな。

短編ながら、それぞれが深く胸に染み入るような丁寧な構成と描写。
なかでも、男女三人の微妙な関係性がきめ細かく描かれた「三角形はこわさないでおく」が最も心に残った。
友情と恋愛、どちらを優先するか、悩む年頃は確かにあった、私も。
あの子を好きだった友だちは今頃どうしているだろう？　私の初恋でもあったあの子はその後どんな女性になったのだろう？
偶然、その子の実家は今私が住んでいる家のすぐそばにある。
彼女が里帰りした時にひょっとして会えるのではないかと、年甲斐もなく胸がときめく。
あれから数十年経ったのにもかかわらずだ。
甘酸っぱくもあり、ほろ苦くもある思い出。そんな時期を思い起こさせてくれた。

ただし、タイトルにもなっている最終話「吉祥寺の朝日奈くん」は、個人的にはいまひとつ受け入れ難かった。
いかにも、という感じで、人工的な小説のつくりになり過ぎているのだ。
著者の器用さ故か、あまりにも読者を驚かそうという意図が分かりすぎ、逆に鼻についた。
それまでの四篇は、ほんわかしていて良い感じだったのに、少し残念な気がする。

[まろんさん · 2012/12/19]

koshoujiさんが書かれている通り、珠玉、という言葉がぴったりの短編集ですよね。

そうですね、表題作の「吉祥寺の朝日奈くん」は、「乙一テイスト」がかなり強くて
中田永一さん、というよりは中田乙一さん、みたいな作品になっている気もしますね（笑）
私は、この中では「うるさいおなか」が大好きで
読んでかなりの時間が経過した今でも、ふとした時に
あの珍妙なおなかの音の描写が甦ってきて、くすくす笑ってしまいます♪

[koshoujiさん · 2012/12/20]

まろん様
「うるさいおなか」の音の描写は秀逸で、私も大笑いしていました。
鳩の鳴き声とか、まさにそんな音ですもんね（笑）
それにしても、あんな女の子がいたら、容姿がどんなに素敵でも、さすがに男としてはちょっと引いちゃうから、かわいそうだよなあと思いました。
ま、実際にはあれだけの爆発音を出す人はさすがにいないでしょうが（笑）

[hetarebooksさんの感想 · 2012年10月29日]

乙一さんの作品群のなかでも「暗いところで待ち合わせ」が一番好きな私は常々、乙一さんはきゅんとくる恋愛物を書いても絶対うまいはず！と思っていたのです。

その期待を裏切らず中田永一名義で彼はやってくれました！

恋人たちの2人だけの聖域であるはずの交換日記に他の人たちが乱入してくるわ、

夜中に学校に忍び込んだ思い出を胸に影が薄い初恋の人の連絡先入手に骨折るわ、

恋に堕ちた友人の話を聞くうちに同じ人を意識してしまったのに空とぼけ続けるわ、

変化に富んだメロディーを奏でるおなかを持て余す思春期の乙女心を逆なでするわ、

吉祥寺の喫茶店でカップルの痴話喧嘩に巻き込まれたのを利用して細身美人店員と距離を縮めるわ、

彼らしくも甘酸っぱい恋物語に感服。

敬愛するブクログ仲間さんもほぼ同じタイミングで読まれているのに気づき、にんまりしてしまいました。

そう言えば成分献血好きな人いたな…

[まろんさん · 2012/10/29]

わ～いわ～い！ﾟ.+:｡(ﾉ^∇^)ﾉﾟ.+:｡
hetarebooksさんもこの10月に読まれていたなんて、
図書室で同じ本に手を伸ばして、触れ合う指先♪みたいなシチュエーションが浮かんで
勝手にうれしくなってしまう私です。

きゅんきゅん♪が飛び交う、粒ぞろいの短編集ですよね！
思わぬところで使われるひらがなとか、
高校生独特のイントネーションや間さえ感じられる絶妙な会話とか
きゅんきゅんを盛り上げるテクニックまで小粋で
まったく乙一さんには油断なりませんね(*'-')ﾌﾌ♪

ちなみに、私は超弩級の貧血で、献血しようとしても
いつもあっさり撥ねられてしまうので
成分献血は、叶うことのない憧れです（笑）

[hetarebooksさん · 2012/10/31]

まろんさん❤

うふふふ・・・♪それは恋に落ちるシチュエーションその３、少女漫画編ですよ（笑）

私もきゃー！まろんさんがレビューを！早く追いつかないとー！と思いながらにんまりしていました(#^.^#)

そうなんですよ！乙一さんたら普段はあんな怖い作品を書いてらっしゃるくせにひょうひょうとこんなキュンキュン物語を発表したりして！

貧血…！憧れです。うらやましい！朝礼でクラッと倒れる儚い美女は貧血って決まってますからね・・・

私は血の気多めですが、注射嫌いで大人になっても予防接種のたび下がり眉になっています。。。
ちなみに成分献血好きは体育会系で、80kgダンベルを持ち上げるような男子でした。。。笑

[ひめ太さんの感想 · 2024年3月13日]

短編5つ

「三角形はこわさないでおく」
秘密の鍵で学校の屋上に上がれるの羨ましい
本屋でクラゲの本を立ち読み
雨の公園捨て猫
青春してる〜！

「ラクガキをめぐる冒険」
夜にトイレから学校に忍び込む
3人が再会できたのがいい
ちょうどいい頃に
縁があれば会いたい人には会えるようになってるな

「吉祥寺の朝日奈くん」
終盤から想定外の人間関係で驚いた
よくできた話で面白かった
これも主役はハンサムボーイ
福士蒼汰かな

「交換日記はじめました！」
交換日記懐かしい！
こんな偶然が起こるのスゴい！

「うるさいおなか」
気持ちわかる
思春期だから周囲を気にしちゃうし
でも胃腸が元気な証拠

この順番で面白かった
校舎の場面が多くて
気持ちが若返りました

[naacoさんの感想 · 2013年7月13日]

仕掛け物語！一作目からあっさり騙される。落書きの話の構成が好き。

著者プロフィール

1978年福岡県生まれ、2008年『百瀬、こっちを向いて。』でデビュー。他の著書に『吉祥寺の朝日奈くん』『くちびるに歌を』『私は存在が空気』。別名義での作品も多数。

「2017年 『僕は小説が書けない』 で使われていた紹介文から引用しています。」