失恋延長戦

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 320
感想 : 67
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396633363

感想・レビュー・書評

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  • どこか冷静で、恋に不器用で、やりたいことが見つからない。
    自分と少し似ている真弓子を応援するような、見守るような気持ちで読みました。
    片想い中のちょっとしたことで浮かれたり、相手を探してしまったり、嫉妬したり。失恋して胸の苦しくて涙がとまらなかったり。
    自分にもあったなぁとなつかしい気持ちになりました。

    真弓子の冷静な心の声がくすりと笑えたり、柴犬ベンジャミンがいい味だしてます!

  • 真弓子とベンジャミンの、力の抜けたやり取りがたのしい。
    人間くさい犬ベンジャミンの言動が、愛らしい。
    不器用な真弓子と大河原くんのエピソードは、ほほえましく甘酸っぱい。
    板挟みの気持ちは、読むほうも歯がゆいが、身勝手になりきれないところも、真弓子の人のよさという気がする。

  • 実は恋愛要素はそこまで多くなかった気がしました。どちらかと言えば、真弓子の成長がメイン。
    そして、読んでいて真弓子が割りと腹黒かった。
    エンディングで犬のベンジャミン目線は泣かしにかかってとにかくつらかった。

  • いやー、失恋延長しすぎよ。笑

    真弓子は、愛犬ベンジャミンの散歩を欠かさない
    普通の女子高生。
    同じ放送部の大河原君に恋をしたものの、
    うまく気持ちを伝えられないまま失恋し、
    大河原君の彼女(圧倒的にかわいい)からデートの服装の相談に乗ってしまう始末。
    更に、学校イチ関わると面倒な女:藤枝になぜかライバル視され…
    いつも割を食ってしまう不器用な女の子のお話。

    卒業後に再開した大河原君と真弓子がくっつくストーリーを想像していたけど全然違った!

    真弓子があまりに立ち回りが下手で、
    読んでいて痛々しかったですよ。笑
    大河原君の情報を得るために、大河原君の彼女と会話するってどうよ。
    失恋こじらせすぎ!!みじめだよーそんなの。

    真弓子には、過去の栄光と失敗は忘れて、
    今をもっと大切に生きてほしい。
    そうすれば、きっともっと幸せになれる。

    ちなみに、一番延長しているのは、
    ベンジャミンだったんですね。
    あのオチは若干蛇足だったように思いますが。

  • LOVE or LIKEを読んでからだったので、順番が逆になったけど、それも含めて面白かった
    ほんとに「延長戦」だと思った

  • もっと犬を出して欲しかった。

  • 何かちょっとせつない。

  • 長い長い片思い、そしてそれよりも長い失恋が終わるまで・・・

    片思いも失恋も切ないね~、そしてなんか分かるかもとも。
    でももう一つの失恋はもっと切ない。。

  • 中学生の時の恋愛って、独特。
    そして、淡くて幼い想いがよりその恋愛を美しく見せて、そこから離れるのは
    難しく、引きずってしまう。
    届かないほど、大切な想いにもなってしまうし。
    懐かしい気持ちになった。

  • えっ最後がベンジャミン

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著者プロフィール

山本幸久
一九六六年、東京都生まれ。中央大学文学部卒業。編集プロダクション勤務などを経て、二〇〇三年『笑う招き猫』で第十六回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。ユーモア溢れる筆致と、魅力的な登場人物が読者の共感を呼び、幅広い世代から支持されている。主な著作に『ある日、アヒルバス』『店長がいっぱい』『大江戸あにまる』『花屋さんが言うことには』『人形姫』などがある。

「2023年 『あたしとママのファイトな日常』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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