ヌれ手にアワ

著者 :
  • 祥伝社
2.73
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本棚登録 : 89
感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396633424

作品紹介・あらすじ

「あれさえあれば、世界一の金持ちになれる」そう言い残して、渋谷モヤイ像の前で、1人の老人が昏倒した。偶然そこに居合わせた5人の男女は色めきたった。リストラ男、借金地獄夫婦、スキャンダル政治家秘書など、負け組人生一直線のワケアリ連中。行き詰まった人生を打開するチャンスとばかりにお宝探しに乗り出した。しかし、搬送中のトラックから闘牛15頭が脱走し、東京の街は大混乱の真っ最中。5人はそれぞれお宝を独り占めしようと、あの手この手を繰り出すが、"金のなる木"への道のりは激しく険しく遠かった!?果たしてお宝にたどりつけるのは誰?そしてお宝の正体って。

感想・レビュー・書評

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  • 波乱万丈、奇想天外というか、なんてことのないドタバタ劇なのに、思わずもない読み切った感じ。それぞれの登場人物が、独特な設定がされていて、ほんまにこんな人達が集まって話しができたなぁとも思ったり。
    ただ、オチがなんだそれ、という感じだったので、少し辛めの評価とした。

  • 真夏の一攫千金までの長い1日。

    搬送中の闘牛が逃げ出して、JRは止まり都内は大混乱になっていた。
    モヤイ像の前で、熱中症のじいさんが倒れる前に言ったうわごと
    釜の下にある観音様のそばに埋めたお宝

    それを聞いていたそばにいた5人は
    大金を手に入れるために大暴走する。

    口ばかり達者の金に汚れた議員の落ちこぼれ。
    セレブ気取りのブランド大好き勘違い夫婦。
    リストラになったばかりの若い男。
    ギャル社長を目指す女子。

    じいさんの孫の与太郎と社長。

    とんだ茶番!w
    結末よくわからんけど
    とにかく読むの時間かかった(涙)

  • ダメ
    途中で断念

  • 渋谷駅から始まるドタバタ喜劇。

    頭使わず軽く読むには良いでしょう。

  • 大団円!

  • ドタバタ喜劇。小説で書くとこんなふうになるんだ〜って思いました。読んでる時間は楽しいです。特に残るものはないけど。それが良いと思いました。

  • ちょっと話に無理があるような。

  • 宝探しのドタバタコメディ&パニック牛祭り

    セレブ夫妻のプロフィールがありそうで笑える。

  • 正直言って文章もクセがあってそんなに面白くなかったんだけどアカネが可愛かった。

  • 渋谷のモヤイ像の前、一人の老人が倒れた。たまたま居合わせた若い男が介抱したら、自分の孫と思い違いをした老人から、「金のなる木」の在りかを聞いてしまう。そして、傍にいながら、素知らぬふりをしていた、ギャルとエセセレブ夫婦と贈収賄政治家の息子であり秘書の4人も「金のなる木」の存在を何となく察知し、5人の宝探しドタバタ旅行が始まる。コミックタッチのドタバタの末にたどり着いたな結末は、ちょっとファンタジック。

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著者プロフィール

1963年、東京都生まれ。2003年、『アンダンテ・モッツァレラ・チーズ』(小学館)でデビュー。2014年、『世界でいちばん美しい』(小学館)で織田作之助賞を受賞。主な作品に『おがたQ、という女』(小学館)、『下北沢』(リトルモア/ポプラ文庫)、『いつか棺桶はやってくる』(小学館)、『船に乗れ!』(ジャイブ/ポプラ文庫)、『我が異邦』(新潮社)、『燃えよ、あんず』(小学館)など多数。エッセイ集に『小説は君のためにある』(ちくまプリマ―新書)など。

「2021年 『睦家四姉妹図』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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