- Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396633561
作品紹介・あらすじ
寛永十九(一六四二)年の春、天下泰平のお江戸は活気あふれる下町の貧乏長屋に、ひとりの少年が現われた。寅太郎という名の少年は植木職人の仕事を手伝いひっそりと暮らしはじめるが、彼は大きな使命を抱えた島原の乱の生き残りだった。それは、主・天草四郎の復活と理想の国造りを成し遂げること。そのためには、徳川幕府を裏で操る怪僧・天海が持ち去った七つの"聖遺物"を奪い返さなければならない。だが、幕府は闇の精鋭"閻羅衆"を率いて、大がかりな切支丹狩りを進めていた-。異能の忍びたちの秘術を尽くした死闘の行方は?不思議な力を放つ聖遺物を手にする者は?傑作時代ファンタジー登場。
感想・レビュー・書評
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新聞にチラっと紹介されていた本。表紙と忍びにひかれてタイトル借りました。
島原の乱後のキリシタンの人々と幕府との戦いの話。
天草四郎の一部を受け継いだ人達が…という少々小難しいかんじだがオモシロかった。
次巻も読みたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
表紙買いです。面白くないわけではありませんが、この内容ならラノベでいいかなと思ってしまいます。実在しない人物の歴史物はこれが初めてだったので、歴史×ファンタジーが好きであれば楽しめると思います。
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天草四郎が神で、彼の残した聖なる遺物を持つと、欲望が叶うため政府に奪われてしまう。天草四郎に超能力を授けられた主人公の少年をはじめ、残された隠れ切支丹たちと政府の殺し屋との戦いの物語
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時代は江戸、寛永十五年二月、九州島原の海は戦場となっていた。敗色濃厚であるなか、天草四郎時貞は若者に゛種゛を授ける。そして江戸で仲間たちと再起せよと言葉を残した。
四郎のもとにあった聖遺物「荊冠」「三本の錆びた釘」「蛇紋の長槍」「小櫃」「瑠璃の杯」「血染めの布」「白木の十字架」は、幕府の征討軍が奪い江戸に運ばれた。生き永らえた少年は、同じく残った志を一緒にする仲間たちと、復活に向けて活動を始める……。
島原の乱の後の時代を舞台にした創作の話です。残されたキリシタンたちが、江戸でそれぞれ不思議な力を使って幕府の者と戦う、史実を基にしながらもファンタジー的な部分があります。登場人物がそれぞれ萌え要素あり(笑)。 -
最初はいろんなところの話が飛び飛びでよくわかっていなかったけど、後半になるとその話が全部繋がってきてとても楽しかった!!
寅太郎かわいい! -
島原の乱で殺害された天草四郎復活のため、敵に奪われた聖遺物奪還を目指して修道騎士たちが奮闘する話、ということで手にとってみた。題材は非常に興味をそそられたが、意外とパンチが弱かった。まだまだ序盤というのもあるだろうが、敵組織が複数あるせいでそれぞれの存在感が変に分散されてしまっているというか、ラノベ的な派手さだけが目についてあまり重みを感じないというか……しかもこのパターンで毎回誰か一人が××してしまうとしたら、そのうち飽きてしまう恐れがある。次巻でうなれるほどの魅力があるといいのだが……。
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ほぼジャケ買いΣ(ノ∀<〃)
この表紙、かちょいいよね~。
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お話は『島原の乱』後日譚。
と言う感じで帯に書かれてたわ~。
ぃや~ぶっちゃけ騙され感、パないわ~。w
歴史小説期待してたら、幻想小説?
そうねぇ。
文章も平易だし、私がもし中1くらいだったら面白く読めたかも。
中高年にはちょっとキツいかな。 -
なんだか人がたくさん出てきて話がごちゃごちゃに感じた(--;)次の巻で落ち着いてくるのかな? 読み始めは里見八犬伝のイメージがした。「千里伝」で挫折して、この話でも挫折しそうな予感…「僕僕先生」は大好きなんだけど♪
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う~ん、普通。
読んだ後に評価を見たけど、低いのに納得。
なんか文章がわかりにくい。画を妙にイメージしにくい文章かな。
同じようなジャンルを書く大御所さんがいっぱいいるけど、それと比較してしまうと、どうもインパクトが弱い。
題材は悪くないのにもったいない感じ。いっそのこと文章もキャラも「ラノベ」調にすればウケるのかも・・・ -
最初の数ページで覚悟したが、本当にかけらも面白くなかった。
ファンタジーというよりRPGみたいな感じ。読んでて人物が全然見えてこない。ただ敵が現れて倒して~と、話だけが進んで行く。
千里伝といい、なんでこんなのがシリーズ展開出来るのか不思議。