幸福な生活

著者 :
  • 祥伝社
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  • 本棚登録 :2016
  • レビュー :422
  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396633660

感想・レビュー・書評

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  • 2,3話あたり読み終えた所で、
    ようやくその、<仕掛け>に気がついた。

    最後の一ページ。
    最後の一行。
    最後の一言。

    昔ながらのおそろし話に
    化物がひとつひとつ扉を開け

    「ここでもなぁ~い…」
    「ここでもなぁ~い…」
    と、一番端っこの部屋でぶるぶる震える旅人を
    探し回り、聞き手の恐怖を煽るシーンがあるが、
    それをちょっと思い出した。

    だんだん近づいてくる化物。

    「ここでもなぁ~い…」
    「ここでもなぁ~い…」

    バクバクと高鳴る鼓動。

    最後のページを開く時の心境は
    まさにそれ。

    「ここだ!!」
    です。

    (*ホラーのみではありません。)

  • なるほど~納得。最後の一行ってこういう事ですか。
    全然他には予備知識なく読んだんで、ショートストーリーだとは知らず。
    でもそこが良かったですね。面白くてさくさく読んじゃいました。
    最初の「母の記憶」がインパクト大ですね。
    読み進むうちに、だんだんとオチが見えてきちゃったりするけど。

  • 『この本面白いよ!』って薦められて読みました。18話の短篇の、それぞれ最後の一行のどんでん返しが鮮やかです。そして表紙がいいです。よく考えて丁寧に作られているなあと見入ってしまいました。HAPPY LIFE(幸福な生活)って、ロープに繋がった紙の文字みたいなものなのかも。  (しゃな)

    Sさんの話、実に興味深い!
    ネタバレしない範囲で話された、表紙装丁に込められている(らしい)物語の解釈。多くの小説が文庫本になって表紙が変わったとたんに「軽くなっちゃう」という分析。本は中身だけでなく、本全部で本なんだね!
    (ひーさん)

  • 久しぶりに理屈抜きで面白かった。最後の一行で世界が変わるのだが、その後の物語が本編よりも気になって仕方ない、そういう作品集。なにか棘のようなものが心に残る一冊。

  • 最後の一頁に一行の台詞がそれぞれの話の落ちになってて面白いんだけど、途中で落ちが解ってしまって残念に思うのがたくさんあった(´Д`)でも、18もの話が軽く読めて楽しかった!毎日一話ずつ読むのも良いかも(^^)一番好きな話は「ママの魅力」かな

  • 最後の1行で話をストンと落とす形式の短編小説集。面白いものもあったが途中から先が読めてしまうものもあった。ちょっとつくりすぎた感があるのでマイナス2

  • 最後の一行に全てが詰まってるといって過言ではない。
    物語の終盤には、後の展開が読めるが、
    最後の一行でどんな風に物語りを締めるのか・・・
    期待しながら読むのが楽しかった。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「最後の一行に全てが」
      結構、技巧派なのかな?
      百田尚樹は未だ読んだコトがなくて、「永遠の0」のみ積読中。
      2013/08/17
    • 沙粧 瑛さん
      この方の作品は全て色が違うので、あらすじを確認してから読む方がいいと思います。
      TVの構成作家をされてただけあって、映像化しやすそうな運びになってますので、非常に読みやすいです。
      2013/11/03
  • 百田氏4冊目。初めての短編集。どれも最後の一行だけは最後のページに書かれていて、ここにオチが詰まってる。面白いのもあるけど、イマイチなのも、、、。この人の本、どれも他とは全然違うから飽きない。でも逆に読みたいものと全然違うパターンになってしまうリスクもあるなぁ。

  • 図書館にて。
    最後のページをめくるとオチが出てくるという、さすがテレビマンらしい演出。
    「残り物」と「ブス談義」はトリックが一緒な気がするし、「幸福な生活」も星新一?か誰かのショートショートで読んだことがあるような・・・?
    「ブス談義」や「淑女協定」の内容をテーマに選ぶあたり、「永遠の0」を読んだ時も思ったが、この作家ってちょっと女性蔑視みたいなところあるんじゃないかなと感じてしまう。
    男性が女性に対してそういう見方があるということを書きたいのかもしれないけど。
    「ビデオレター」はえげつないけどちょっと好き。でもそんなことまでする恨みって。子供を産むってことをそこまで使える人も極悪だと思うし、ネタとして取り上げるのも浅い気がする。
    娯楽としては楽しめたけど。

  • 読みやすい。
    短編集というかショートショートって感じ。
    結末はかなりブラックですが~捻りが利いていて、重すぎず、笑えます。

    「母の記憶」
    認知症で施設にいる母を見舞う息子。
    時々妙なことを言い出すようになって、振り回され、認知症とわかったのでしたが。
    今日も…

    「夜の訪問者」
    帰宅したら、女性客が妻と楽しそうに話している。
    なんと浮気相手が妻に近づいていたのだ。
    しかも、意外なことを言われ…?

    「そっくりさん」
    見間違えるほど似ている人に会ったと友達に言われる妻。
    もしかして、その町にはそっくりさんがいるのだろうか。
    夫に、実はある疑惑を抱いていたのだが…?

    「おとなしい妻」
    見合い結婚して三ヶ月。
    家庭的でかいがいしく、笑うと愛嬌のある妻に満足していた。
    人見知りで、外へ出かけようとしない妻だが…?

    「残りもの」「豹変」「生命保険」「痴漢」「ブス談義」「再会」「償い」「ビデオレター」「ママの魅力」「淑女協定」「深夜の乗客」「隠れた殺人」「催眠術」「幸福生活」と続きます。
    タイトルと出だしで、半ば予想のつく話もあるかな?
    でもまたそこを外してきたり。
    最後の一行が大事なので、丁寧にめくって下さい!

    著者は1956年生まれ。
    同志社大学中退後、放送作家に。
    「永遠の0」でデビュー。
    作品ごとに違う題材を取り上げ、雰囲気を変えて話題作を発表する多才ぶり。
    読書家なんでしょうねえ。

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