- Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396633769
作品紹介・あらすじ
世の中は三日見ぬ間に桜かな…深川大横川沿いの桜並木は満開を迎えようとしていた。駕篭舁きの新太郎と尚平の暮らす木兵衛店も総出で明日の花見の仕度に忙しい。その日の昼、二人は坂本村の庄兵衛とその妻およねに知り合う。およねは足の自由が利かず余命わずかなことを自覚していた。「大好きな桜をもう一度見たいのです」。およねの望みに新太郎たちは夫婦を花見に招待する。翌日、およねを乗せて大横川に向かう新太郎たちに、千住の駕籠舁き・寅が絡んできた。無視する二人に、今度は寅の客・村上屋六造が早駕籠勝負をけしかける!およねのために我慢を重ねた新太郎だったが、やがて、この勝負を受けて立つことに。だが、賄かった金が千両だったことから…。待望の「深川駕籠」シリーズ第3弾。
感想・レビュー・書評
-
深川駕籠シリーズ第三弾!
表題作「花明かり」
死ぬまでにもう一度大好きな桜が見たいのです…
今回も走りを賭ける…と思いきや新太郎の優しい思いを汲み取り賭けは流れて丸く収まりました。
「菖蒲の湯」
新太郎が恋煩い♪惚れっぽい新太郎なんで毎回ポッとなるんだけど…次巻にも続くのかな?
駕籠舁きの雨合羽ってどんなんでしょ?
駕籠の合羽も気になります(*_*)
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
江戸っ子はどうしてこうもカッコいいのか!気っ風の良さや潔さ、日本人の鑑だねー。戦前の日本人もこんなだったんだろうな。それに比べて戦後日本人の多くは意気地無しになった。
GHQのウォーギルトインフォメーションプログラムのせいにするのは言い過ぎか。 -
内容(「BOOK」データベースより)
世の中は三日見ぬ間に桜かな…深川大横川沿いの桜並木は満開を迎えようとしていた。駕篭舁きの新太郎と尚平の暮らす木兵衛店も総出で明日の花見の仕度に忙しい。その日の昼、二人は坂本村の庄兵衛とその妻およねに知り合う。およねは足の自由が利かず余命わずかなことを自覚していた。「大好きな桜をもう一度見たいのです」。およねの望みに新太郎たちは夫婦を花見に招待する。翌日、およねを乗せて大横川に向かう新太郎たちに、千住の駕籠舁き・寅が絡んできた。無視する二人に、今度は寅の客・村上屋六造が早駕籠勝負をけしかける!およねのために我慢を重ねた新太郎だったが、やがて、この勝負を受けて立つことに。だが、賄かった金が千両だったことから…。待望の「深川駕籠」シリーズ第3弾。
平成30年4月15日~18日 -
深川駕籠シリーズ最新刊です
新太郎・尚平コンビの身辺も少しずつ変化が?
男気を書かせたら土佐一の山本先生です! -
深川駕篭 第三弾。江戸時代の人情噺を読む度に、いい時代だったんだろうなあと思いを馳せてしまう。実際、江戸時代は戦もなく外国との戦争もなくて幸せな時代であったらしい。ところでイナ背のイナが出世魚だとは知らなかった。イナの前がオボコだったのも。おもしろい。
-
深川駕籠シリーズ3巻目。「花明かり」「菖蒲の湯」収録。尚平の恋が実って、残りは新太郎となるのだが、なかなかうまく進まない。まぁ、男気がメインで納得出来ない部分もある。周囲は認めても、読者はってとこかな(笑)
新太郎の恋人候補が何人か出てきたので、このシリーズは続くんだろうなぁ、それまで尚平の婚儀はお預け?おゆきさんが可哀想^^; -
男気ある話が多くワクワクしながら読めた