鬼が泣く 中山伊織仕置伺帳

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 81
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (414ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396633820

感想・レビュー・書評

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  • 完全に題の表紙読み。

    最初は妖怪が出てくるような少し、ファンタジー?のような要素があるのかと思っていたが、あくまで鬼は比喩であり、江戸時代?の警邏のような内容であった。

    読んでみると、それぞれ短くはあるが読み応えのある楽しい本であった。
    シリーズなのかそれともこれだけで終わりなのか。
    最後の終わり方は続きがあるかのような終わり方であったが、これだけで終わりでも充分読了感がある。

  • 火盗改のお頭・中山伊織を主人公とした連作ということで同じく火盗改を描く鬼平犯科帳を彷彿とさせる。
    そりゃ本家には及びもつかないけれど、悪くはない。

    続編が出そうですね。

  • 火付盗賊改・中山伊織の活躍を描いた連作短編集。
    まだまだ、はじめましてって感じ。
    大ボス黒地蔵の金兵衛も退治できていないので、続くのだろうし、これから思い入れが湧いて来ればよいな。

  • 江戸時代の火付盗賊改の役職で将軍直下の頭で旗本の中山伊織が色々な難事件を解決して行く時代物短編集でさらりと読めた。まあ〜長き続いた平穏な江戸時代にいおいての刑事物と言ったところ。

  • 火盗改というと沈着冷静な鬼平のイメージが強いけど、中山伊織は熱血タイプなのかな?話の内容からすると、続編が出来そうな感じでしたね~。

  • 「問題小説」、「小説宝石」に掲載された8話の単行本化。

    各話の発表順とは違う並べ方をされているが、ベースに火付
    盗賊改加役の旗本中山伊織と凶悪な盗賊の領袖「黒地蔵の
    金兵衛」の対決があって、そこから派生するエピソードとして
    各話が配置されていて、最後まで金兵衛はつかまらない。
    当然今後も続くのだろう。

    裕福な旗本の次男坊で、剣の腕は立つが、部屋住みでくす
    ぶって無茶をしていたが、兄の死で家督が転がり込んできた
    ため、世情も知っていて人情にも厚く、お役目で大活躍する、
    というややステレオタイプな感じの主人公ではある。

  • 気楽に読了。

著者プロフィール

1961年北海道生まれ。98年に『修羅の跫』で第4回歴史群像大賞を受賞しデビュー。以降、時代小説や警察小説を中心に活躍。本書はドラマ化もされた「生活安全課0係」シリーズの主人公・小早川冬彦が、警視庁本庁から日本各地へ活躍の場を広げていくシリーズ第2弾。著書に「SRO 警視庁広域捜査専任特別調査室」「スカーフェイス」「警視庁SM班」などのシリーズ他多数。

「2023年 『スカイフライヤーズ 警視庁ゼロ係 小早川冬彦Ⅱ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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