事件でござるぞ、太郎冠者

著者 :
  • 祥伝社
3.43
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本棚登録 : 60
レビュー : 18
  • Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396633875

作品紹介・あらすじ

人気狂言師・峰村みの吉が主宰する「狂言教室」の生徒が急死した。訃報にみの吉たちが驚く中、「それって筋が通らない」と言い出したのは、新入りの生徒・松永夏十だった。無愛想な上に、ツンツン立てた髪と濃いメイク、パンクスタイルで、とても狂言に興味があると思えない夏十だが、狂言の『二人袴』をヒントに、意外な真相を探り出して…。

感想・レビュー・書評

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  • 狂言師の家に、強引に居ついた、夏十。
    彼女には、思いがけない謎解きの才能があった。
    古典芸能の筋と、現実の事件が絡む設定は、他にもあるが、特に絡め方がうまかった。
    狂言に興味がわく。
    うまくいきすぎるところはあるが、楽しめた。
    http://koroppy.cocolog-nifty.com/blog/2013/12/post-7a5f.html

  • 狂言師と飛び込みで弟子入りしてきたツンデレ女性を主人公にした異色のミステリ。独特の雰囲気も話の筋も面白かった。

  • 狂言師・峰村みの吉の押し掛け弟子となった夏十は、髪を逆立て濃いアイシャドウに全身黒尽くめ。しかし謎を前にすると「筋が通らないことは嫌い」と調査を開始し謎を解き明かすのだった。
    狂言の世界を舞台とした連作ミステリ。ミステリ的仕掛けはごく判り易いものですが、狂言の演目になぞらえて展開させるのが面白くスイスイと読んでいきました。もっと狂言師のお仕事小説という面があるのかと思いましたが、そちらは控えめでもう少し置くまで突っ込んで書いて欲しかったという気もします。
    狂言は何度か見たことがあるのですが、意外とわかりやすいんですね。その入口としてこういう作品もいいのではないかという気もします。

  • 比較的狂言は好きなので手に取る。
    狂言の演目と事件とを上手にからめてお話にしている。
    が夏十さんの、キャラはいいんだが、
    立ち位置、とゆーか、結局この人は何者なんだ?というのが
    本の最後になるまで明かされず、
    なんか、落ち着かない、とゆーか、ちょっといらつく、とゆーか。
    なので、結構飛ばし読みしてしまった。
    もうちょっとちゃんと読もうと思ったんだけどなあ。
    登場シーンから、突然の居候へ、まではなんか楽しかったんだが、それ以上の進展が全くないだもん。
    みの吉さんとの関係も同様に。
    そのへんを楽しめたらよかったのかもだが、
    どーも、座り心地が悪いとゆーか、なんとゆーか、
    うーん。

  • (収録作品)二人袴/花子/附子/武悪/瓜盗人/釣狐(前編)/釣狐(後編)

  • あまりにご都合主義でしょう
    http://blogs.yahoo.co.jp/rrqnn187/10866599.html

  • 能の世界は未知なので、そういう意味でおもしろいところもあったけれど、登場人物には惹かれなかったなあ…。続編でも出そうなコンビだけど、読みたいとは思わないな。

  •  狂言師に無理やり弟子入りした女性が探偵役となる連作短編集。あまりにご都合主義なキャラ設定もまた好し。
     そして、無理やり狂言に絡める謎解きもまた素直に楽しめました。

  • 狂言という世界をよく知らないので興味深く読めた。

    パターンとしては田中啓文の落語絡みのシリーズの狂言版プラス、ヒロインがミレニアム(ドラゴンタトゥーの女)のリスベット・サランデルの日本版か?

    6話の連作集なのでサクっとイケます。

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著者プロフィール

1959年、神奈川県を経て、放送作家となる。99年「T.R.Y.」で第19回横溝正史賞正賞を受賞。著書に「C.H.E.」「キャピタル ダンス」「リスク」など。

「2017年 『ポーツマスの贋作』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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