江戸の茶碗 まっくら長屋騒動記

著者 : 中島要
  • 祥伝社 (2012年7月24日発売)
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  • 13レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396633929

作品紹介

まっくら店と馬鹿にされる貧乏長屋に住むお初と、兄の太吉。浅草で小間物屋を営んでいた両親が騙されて店を失い、悲嘆に暮れて亡くなったのは二年前のこと。残された兄妹は「必ず店を買い戻そう」と固く誓いあっていた。ひょんなことから太吉は、名品"井戸の茶碗"を入手する。だが、二十両の有り金をはたいたその茶道具は、真っ赤な贋物だった。弱り果てた兄妹に声をかけたのは隣に住む浪人、赤目勘兵衛。我楽多茶碗を誰かに売ってやるという。日がな一日酒びたりの勘兵衛にどんな策が!?貧乏比べじゃ人後に落ちない住人ばかり。取り得は店賃の安さだけ。芝神明の長屋を舞台に描く新世代の人情時代小説。

江戸の茶碗 まっくら長屋騒動記の感想・レビュー・書評

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  • 短編なのかと思いつつ読み進む。すべての話がちゃんと繋がっている。ほのぼのしつつ、小気味いい。楽しい読書だった。

  • 貧乏長屋の松蔵店を巡る人情噺。主役は浪人の勘兵衛だが、支え合って生きて行く長屋の誰もが主人公。続編が気になって仕方が無い。

  • 読みやすくてのんびり読める。

  • 連続ものにはならないのかな。
    寝てばっかの浪人が実は・・・。

  • 貧乏長屋が舞台
    住人たちと飲んだくれ浪人・赤目勘兵衛とのお話
    普通のひとたちを描いた短編集
    人との結びつきにほっこり

  • 肩の凝らない楽しい貧乏長屋人情もの。
    語り口が軽妙で読みやすさは抜群。うかうかしてるととぼけた会話に吹き出すので注意が必要。落語のノベライズといった趣きがあり、いくつかの短編には下げまでついていてニンマリする。
    中川学画伯の鼻くそほじる定吉のカバー絵がとってもいい。

  • まっくらだなと呼ばれる寂れた松蔵店に住む浪人赤目勘兵衛と長屋の住人のほっこりする人情話。
    なんとなく心温まるお話しでした。

  • だまされて店を失った兄弟。
    見てはいけないものを見てしまったこども。
    大店の主人が残した遺言のなぞ。

    浪人のもとにもちこまれてきた問題をさりげなく、人を斬らずに解決する。

    破格の安さで住むことができる長屋で生活する人々の、人情物語。


    江戸の町を舞台に、誰もが直面しそうな物語がつづられている。
    無理な設定もなく、特別際立った登場人物が登場するわけでもない。
    読み手として、ごくごく自然に物語に入り込める作品。


    どれも人情あふれた物語ではあったけれど、『真贋』のラストにおもわず目頭が熱くなった。

  • L まっくら長屋騒動記

    まっくら長屋と称される貧乏長屋に住む得体の知れない浪人勘兵衛とその仲間たちの話。
    江戸の茶碗…騙されて身を落とした太吉とお初の兄弟
    寝小便小僧…夜中鬼を見た定吉は寝小便をするようになり手習いに行けなくなる
    遺言…吉原通いの放蕩三昧で自分の薬種問屋を潰す間際まで陥らせた栄太郎と勘兵衛の縁。
    真眼…按摩の梅次郎。何故隣に住む彦兵衛は自分に親切にしてくれるのか。
    嫁入り問答…駕籠かきの寅三と丑松コンビ。
    いじっぱり…定吉の母お今は定吉が親しくする勘兵衛が好ましくない。勘兵衛は何者なのか。

    全ての話が勘兵衛がらみ。
    勘兵衛の生い立ちと長屋住人のことがほぼ語られたのでシリーズ化は困難か?勘兵衛、なかなか謎めいていてイイ漢。

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