- Amazon.co.jp ・本 (355ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396634186
感想・レビュー・書評
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2014年、防衛省に“サイバー防衛隊”が設置された。ネットワークを介したあらゆるテロに対処する、官民の精鋭を集めた組織だ。通称サイバー・コマンドー。民間からは若き天才ハッカーの明神海斗と、米セキュリティ企業出身の出原しのぶが参加した―海斗たちが悪辣ロシア人ハッカーの捜査を進めていた時だった。全国で通信障害が多発し、もの作り日本を支える各地の工場では原因不明の稼働率低下が発覚した。海斗は真相解明のため、急遽、浜松の自動車工場へ向かうが、駅のホームに降り立った直後、後続の新幹線が突如暴走し大破する。惨劇は鉄道だけではなかった。信号、電話…あらゆるライフラインが海斗の目の前で崩壊していった。サイバー攻撃が始まったのだ。
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防衛省“サイバー防衛隊”に勤務する主人公。
全国で通信障害が多発し、もの作り日本を支える各地の工場では原因不明の稼働率低下が発覚した。
サイバー攻撃、サイバー戦争の話。
武力を使わずとも、一国を崩壊させるのはいとも簡単な世の中にいるのだなと認識した。
(図書館) -
派遣のおばさんに勧められて読んだ。前から薄々思っていたが、戦争、テロ、国家、みたいな大規模な話は自分の琴線に触れないらしい。本書もよく練られた話だとは思うが、最後までおもしろいとは思えなかった。
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非常に面白かった。特に内容が、ITのセキュリティに関する専門的な内容が多く、興味深かった。現実にサイバー戦争が起きた場合を想定するとこの物語のような展開が起きるかは疑問なところもあるが、しかしその可能性は捨てきれない。ゾットする内容だ。
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3.5 サイバー戦争がリアルに描かれています。登場人物も魅力的。
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続編から先に読んだ。あの二人がこんな大事件に絡んでいたとは。マルウェアの広がりかた、サイバーテロへの反撃の攻撃力のなさなど興味深い。
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どこか遠くで起こることもあるかもと思ってたサイバー戦争がとてもリアルに驚異に感じた
読み応えあり -
とてもおもしろくてぼくもキャプチャ・ザ・フラッグをやってみようとおもいました。
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現実感がない
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初福田和代です。
しかも、ソニーが北朝鮮からサイバー攻撃をかけられているタイミングで読んでしまった。
テーマとしては非常に印象深い作品。でも、なんだかそこかしこに優しさがあふれていて、心底はぞっとするところまでは追い詰められない。作者のキャラクターなんだろうな。
サイバー戦争は軍事組織が戦端をひらかず、民間人がひらいてしまい収束しにくいという厄介な特性を持つ状況がリアルに描かれています。
生産ラインはエラーを起こし、通信回線はダウン、電力、水道など、制御装置を狙うことが可能であるなら起こってもおかしくはない。
こういう時代になったのですね。ほんと怖い。