- Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396634223
感想・レビュー・書評
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時代小説だからこそ
伝わりやすい
感情がある
時代小説だからこそ
伝えやすい
人が人として
あるべき姿がある
時代小説だからこそ
伝えたい
この世のあるべき姿
がある
葉室麟さん
やはり いいなぁ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「落ちた花は二度と咲かぬ」と言われる中で、落ちた花を咲かせる。想いを寄せる人の中、同じ苦悶を持つ人の中など、色々なところで花を咲かせる。伊吹櫂蔵とお芳とが最後に添い遂げることができなかったことが残念。
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泣けた。かなり泣けた。っていうかラストのどんでん返しのこのこのこのこの妙見院様と周りの側女たちの静かなる仕返しの怖いこと怖いこと。
スッキリ。
時代小説は読みづらいし時代背景わからないと面白くないもの多いんだけど、時代小説だからこそ楽しすぎるこの上下関係のどうしようもない序列を巧妙に使っていくやりとり。
そこで絡んでくるのが、女の立ち位置ねぇ。笑笑
これが微妙にうまいこと頭がどうしても上がらない妙見院様のような立場は下だけど、この人の言うこと聞かないわけには行かないという女の立場がうまーくうまーいこと絡んでくんのがたまらん。
とにかく泣けたし、スッキリする。そんでもって、葉室麟の本で一番面白かった。時代版、半沢直樹って感じです。 -
久々の著者作。うーん、ひたすら猪突猛進!?、熱さのみ一直線!、、の読後感。…こういう作品の面白さなんだろうけど、静粛な奥深さ・重み不足の感はあり、、
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5月-7。4.0点。
羽根藩シリーズ第二弾。蜩ノ記との関連は無い。
以前の失敗で、漁師小屋暮らしをして飲んだくれる主人公。
腹違いの弟が、藩の借金問題で切腹。
事情を探ると許せない訳が。
弟と同じ役職に就いた主人公が、奮闘する。
面白い。涙腺も緩んだ小説。葉室作品をもっと読もう。 -
文武両道で優秀だったが、社会にに出て周囲とうまくなじめず、また大きな失敗をしてしまった主人公。
弟に家督を譲り自らは襤褸蔵と言われるほど荒んだ生活を送るが、弟は仕事に失敗して自殺してしまう。
そのため、再び弟の仕事の後を引き受けることに。
一度落ちぶれてしまうと、そこから這い上がるのはとても難しいもの。
でもそれを達成していく様子に、将来への希望を持つことができます。
読んでいて楽しくなります。
自分も頑張らねば。そんな気分になります。 -
本屋さんで一目ぼれしました。
とても読みやすく、ぐいぐいと引き込まれて、あっという間に読了です。
お役御免になるほどの悪癖はどこへ?って感じですが、周りの人々にささえられながら、生きていく主人公に「がんばれ!」って思います。
お芳や染子の一言がグッときます。 -
襤褸蔵と呼ばれた落ちぶれた男の再生の物語。
久しぶりに歴史小説を読んだ。先が気になって一気に読み終えた。
義理の母の染子が素敵だった。 -
いいですね。泣きました。
蜩もそうでしたが、ハッピーエンドではないけど、心に染みますね