限界捜査

著者 :
  • 祥伝社
3.03
  • (0)
  • (11)
  • (12)
  • (10)
  • (0)
本棚登録 : 94
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (391ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396634247

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 東京・赤羽の巨大団地葵ヶ丘に住む北原美紗子の娘・奈月が失踪した。
    小学一年生である。赤羽中央署生活安全課の疋田務は部下の小宮真子、末松孝志、野々山幸平らとともに懸命な捜査を続ける。
    だが一向に消息は掴めなかった。
    奈月はいったいどこへ。
    やがて誘拐犯を名乗る人物から身代金要求の電話がかかったとき、事件は予想だにしない方向に暴走を始めた!
    怒り、嘆き、哀しみ、そして希望…。
    (アマゾンより引用)

    これは…キッツイな…
    こんな親がホントにいるんだとしたら…キッツイな。

  • 団地でおきた殺人事件。
    これまた、爽快感がない暗い作品。

  • 読み始めてしまった!と思ってしまった
    小学生が行方不明になって通報した後のシーンから始まったからです
    案の定苦手分野の事件が起こってた
    吐き気がする

    でも読むのやめられなかったのは、真相を明かしたい気持ちが勝ったから
    最後までハラハラさせられます

    勝手な親と無垢な子供
    反抗しながらも一緒にいなければ生活できない子供
    離れてもなお慕う子供

    エピローグに救われた気持ちです

  • 小児性愛、オーディション、写真投稿、ブルセラ、団地、貧困。
    刑事と被害者、犯人の複数パートが同時並行して物語られる。交わることなく場面展開が続くので、途中イライラした。中盤から事件解決に向けて動き出した。犯人の手口が明らかになって気持ち悪さが増してきた。
    手口に加担していたと知った娘はどう思うだろうか。
    離婚した刑事が息子と会う場面とは対照的だった。

  • 久々に警察系推理小説読んだから、懐かしい感覚だったな・・・。
    とりあえず「リアルなロ●コンは●ね、加担する犯罪者も●ね」って内容だったな・・・マジで怖いよあいつらの思考・・・。
    あと梅雨時期に不審者が増えるっての、本当だったんだな・・・怖・・・。

  • 幼いわが子を小児性愛者に売る母親。そこで子供が何されてるかわかってるんでしょ?何とも思わないの?幼心も傷ついてるだろうに、罪悪感とかないの?可哀想に・・・(子供が)。早希の母親彩子は身持ちがだらしないし。サブテーマは「母親が気持ちが悪い」なのかと思った。

    早希ちゃんがお父さんを探したい、何が起きてるのか知りたいと思う気持ちはわかるけど、若い女の子が一人で調べまわるのは危険すぎ。オバサンにも早希ちゃんと同じ年頃の女の子がいるから、ダブって見えて心配になっちゃう。ウチの子より早希ちゃんはしっかりしてるけど・・・。

  • まずまずかな。娘を売る親、あんまりスッキリしなかった。

  • ○小説家である安東能明氏の著作。
    ○東京都赤羽、新宿といった団地を舞台に、小児性愛者の異常ぶり、警察内部の混乱等を描いた作品。
    ○ストーリーは面白く、テーマである現在の団地を取り巻く状況なども、実態をを反映し、興味深い内容。小児性愛者についても、そんなものかという印象もある。
    ○結末が単純で、あっけない印象もある。もう少し伏線を張っていると、ストーリーに深みが出るのではないか。
    ○今後のシリーズ展開に期待したい。

  • 空室の多い巨大団地は怖い。

全9件中 1 - 9件を表示

著者プロフィール

1956年、静岡県生まれ。明治大学卒。‘94年『死が舞い降りた』で日本推理サスペンス大賞優秀賞を受賞しデビュー。2000年『鬼子母神』でホラーサスペンス大賞特別賞、’10年には「随監」で日本推理作家協会賞短編部門を受賞。緻密な取材が生む警察小説やサスペンス小説で多くのファンを魅了する。本書は朝鮮戦争で計画された原爆投下の機密作戦を巡る謀略を描く渾身の作。著書に『限界捜査』『ソウル行最終便』『彷徨捜査』『伏流捜査』(祥伝社文庫)『撃てない警官』『夜の署長』等。

「2023年 『ブラックバード』 で使われていた紹介文から引用しています。」

安東能明の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×