デビル・イン・ヘブン

著者 :
  • 祥伝社
3.37
  • (2)
  • (19)
  • (20)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 111
感想 : 25
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (423ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396634308

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「スノウ・エンジェル」を読もうとして、発行日としてはこちらが前作なので先にこちらを読みました。ただ「スノウ・エンジェル」はこの作品の前日譚のようなので、読む順番は特に関係なかったかもしれません。あとこの作品で神西さんに興味を持てなかったので、このまま続けて読もうか悩んでます。

    個人的に母校がプロテスタント系の学校だったので、校長先生もしくは牧師先生の話がつまらないときに手元の聖書を読んでいた記憶がよみがえりました。
    あと諏訪さんに好感はもてたけれど、ご家族の扱いが体よく感じてしまったのがちょっと残念でした。私だけかもしれませんけど。

  • 東京湾に出現した楽園「カジノ特区」へ異動となった諏訪刑事が自殺処理された転落死事件を疑問視し、謎を追います。近未来がこんな形になるとは想像したくありませんが、こんな風になる危険性も潜んでいるのでしょう。高齢者が食い物にされる世の中は本当に悲しい。四面楚歌の状況で果たして諏訪はいつまで正義でいられるのか、祈るような気持ちで読み進めました。個人的に前日譚であるスノウ・エンジェルを先に読んでいたため変に意識してしまったのが残念でした。これ自体が悪いということではないのですが、私は鏑木シリーズの方が好みです。

  • 一人の老人が雑居ビルから転落死した。疑問を持った若い刑事は独自に捜査していたが、やがてカジノ特区の巨大な悪意と対峙することになる…。

    「スノウ・エンジェル」の続編作品。前作の筋と、本作の筋とが絡み合って進んでいきます。
    2020年代が舞台、近未来っぽい描写もあるにはあるがオーソドックスさや古くささも感じる。
    近未来警察小説というよりハードボイルド小説かな。読みやすいエンタメ作品でした。

  • 警察官である諏訪は、相次ぐ老人たちの転落死に疑問を抱く。
    事故死として処理された老人たちの死は、本当に事故だったのか?
    遺された「黒い天使」のカード。
    刑事である諏訪は、そこに事件の匂いを感じる。
    警察官である諏訪は、相次ぐ老人たちの転落死に疑問を抱く。
    事故死として処理された老人たちの死は、本当に事故だったのか?
    遺された「黒い天使」のカード。
    刑事である諏訪は、そこに事件の匂いを感じる。たように感じた。

  • 東京のカジノができた2023年。未来の話だ、ファンダジーかな。
    カジノができ、観光地化され、老人が貯金を使う。老人にお金使わせるのが、国家的陰謀。
    マシューがキー人物。戸籍なし。あー。戸籍なければ、奪うしかないのかぁ。
    否定されても、存在しているのは事実。その叫びはわからなくもないけれど。
    たったか、良いスピードでは読める。

  • 未来の話。
    ホントにこんな未来が来たら。。。
    やぁね

    ちゃんと。。。
    事件が解決してほしいと願う!
    でも、どう一刑事が立ち向かっていけるのか
    気ーにーなーるー( ・ε・)(笑)

    今回のも面白く読ませてもらいました
    鏑木チームのシリーズもまた新作出るのを楽しみにしてます(≧∇≦)

  • 高齢者優遇とか甘い言葉に乗せられて、カジノ遊びを教え込まれて。すっかり愚民化させられて・・・。

    実際にカジノ特区だか法案の話も出てたよね?テレビでもゲームセンターに高齢者を集わせて、楽しく介護予防・・・なんて話題もやってたよね。そっかー、あれって、さりげなくギャンブル依存症を作って、お金を巻き上げるつもりだったんだ、怖いこと考えるなぁと思った。

    ギャンブル依存症は病気。借金だの家庭崩壊だのって大きな問題になってるし、ギャンブルなんてモノに手を打さなければ、そんな病気にはならないのに。依存症になったら抜け出すの大変なんでしょ?ギャンブル施設なんてホントいらない。

  • 東京都聖洲に異動になった諏訪刑事の追うカジノの闇、東京オリンピックを前に現実に似たようなことが起こりそうな話

  • 一気読みした。近未来小説だが、本当にありえそうでぶるっときた。

  • ありえなくもない近未来の日本。
    私は基本的にギャンブル全く興味無いけど、身内がってこともあるし、恐ろしい世界

全25件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

河合莞爾
熊本県生まれ。早稲田大学法学部卒。出版社勤務。
二〇一二年に第32回横溝正史ミステリ大賞を受賞し『デッドマン』でデビュー。他の作品に『豪球復活』(講談社)、『デビル・イン・ヘブン』『スノウ・エンジェル 』『ジャンヌ』(祥伝社)、「カンブリア」シリーズ(中央公論新社)などがある。

「2023年 『カンブリアⅢ 無化の章』 で使われていた紹介文から引用しています。」

河合莞爾の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×