月の欠片(かけら)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 35
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396634339

作品紹介・あらすじ

惨劇の闇! きらめく光の謎!
開化明治を舞台に気鋭が放つ長編時代書下ろし!

感想・レビュー・書評

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  • 時代ものミステリーって感じでしたが、淡々とわかりやすく、伏線もバレバレなので時代物&ミステリー初心者向きでした。少し前に読んだ本に続いて幕末物で、明治時代、没落士族には生きにくい時代だったんだろうその背景で起こった殺人事件と敵討をこうもあっさり書かれると拍子抜けしてしまいそうだが、最初にも言った通り初心者向きの小説なので良しとしておこう。構成的には後半が流れをぶった切るような説明文よろしく手紙オチをやってくれたので低評価となりました。月の欠片の表題も分かりにくい微妙なもので、いろいろと力不足。せっかく味のある登場人物を作っているのだからもう少し厚みを持たせてほしかったです。

  • 明治始めの話し。うーん登場人物はそれぞれいいと思うけど、肝心の話しが物足りないなあ。続編があるってことかな。

  • 時代物ミステリ。
    FTというか超能力モノっぽいところもあるが、なかなか面白い設定でシリーズとして続けば面白そう。キャラ設定といい、全体的に軽い文調だが、前作の「お役目は~」よりかはユーモアのバランスが良くて読みやすかった。しかし、事件の方はあっさり、分かりやす過ぎたかな。最後の四人目も、残念ながら陳腐な感じしか残らなかった。

  • お江戸もののミステリー? なのに事件自体はさほど盛り上がらず、どちらかと言えば主人公と犯人との友情めいた心の繋がり的なところに落ち着いたカンジ
    登場人物のキャラは好きなので、個々が活躍していけば楽しくなりそう

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著者プロフィール

北海道旭川生まれ。千葉大学仏文科卒。数年間の関東暮らしを経て、現在は札幌市在住。
 『寿限無 幼童手跡指南・吉井数馬』で、第30回(二〇〇八年)小説推理新人賞受賞。著書に『吉井堂謎解き暦 姫の竹、月の草』(双葉社)がある。

「2010年 『北の作家 書下ろしアンソロジーvol.2 utage・宴』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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