黎明の笛

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 93
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396634346

感想・レビュー・書評

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  • 表紙を見て空中戦がメインの話しかと…ありゃ!?これは最近の傾向か、それとも私が読む本がたまたま?(・_・?)そして実際の戦闘より情報戦の話が多い気がする(゜゜;)それにしてもこの本は難しい(-_-;)難しい言葉と地理が苦手な私には知恵熱が出そうなほど(*_*)でも後半はゾクゾクしどおしで面白かった(^^)

  • 設定が面白い。特殊自衛隊員が竹島を占拠。日本政府による行動だと韓国に公表することを要求する。これによって政府が拒否すれば竹島を日本固有の領土として訴える事が出来ない、かといって認めてしまえば一種の宣戦布告となり日韓緊張を高めるのはもちろん、日米韓の関係も揺らいでしまう。なるほど、自衛隊員により飲み屋のネタ話、”もしも”シリーズとしては出てきそうな話である。それをどう展開するのかってところでなんだか日本国民は日和見だから日本国土を攻撃させて目を覚まさせるんだというのはどうなんだろう?
    広げた風呂敷は意外に小さかったって感覚でテンションは下がる。読んでいてすごく専門的でマニアでなければとても話に追いつけない事もしばしばで、あとがき読むと、なるほど元自衛官か、納得。フィクションものとしては面白く、元だけあって迫真に迫るリアリティさも盛り上げてくれたので読み物としては面白かったが、尻つぼみではある。続編として尖閣諸島を舞台にしたものがあるそうだが、オチはもう見えてしまったのでこれで完結としておこう。

  • 141平和ボケと言われて久しいが、軍事行動などない方がいいに決まってる。しかし外交はキチッとやってもらいたいなあ。総選挙も終わったことやしね。頼みますよ

  • 2021年9月8日読了。

    陸自、特戦群の一部が竹島に上陸、占拠する。
    首謀者の婚約者、空自情報部幹部は関与を疑われる。

    占拠の目的は?日本と韓国の関係はどうなる?

    作者は元航空自衛隊幹部隊員。
    在職中にも小説を自費出版して、本作は二作目。

  • 自衛隊の闇を描いた、研ぎすまされた刃のようなサスペンスエンターティメント。 情報保全の実態が恐ろしくも興味深く、新鮮でした。

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    空自幹部の倉橋日見子は、二年間交際していた陸自・特殊作戦群の秋津和生からプロポーズをうける。だが、上司に婚約の報告をしたその日から、日見子に対する情報保全隊の執拗なマークがはじまった。身辺を疑われる覚えのない日見子は、情報班の部下、安西とともに真相を探るべく、密かに動き出す。その矢先、秋津率いる約四〇名が演習場から突然失踪。直後、「竹島を“奪還”した」という驚愕の一報が!緊張が走る航空総隊司令部。はたして失踪メンバー、秋津たちの真の目的は?そして日本政府は、自衛隊はどう動くのか?情報の閉ざされた中、日見子の孤独な二四時間の戦いがはじまる…。航空総隊司令部を舞台に元空自幹部の著者が放つ、緊迫感あふれる異色のエンターテインメント登場!

著者プロフィール

小説家、軍事評論家。元幹部自衛官。著書に『黎明の笛』『深淵の覇者 新鋭潜水艦こくりゅう「尖閣」出撃』『半島へ 陸自山岳連隊』『北方領土秘録 外交という名の戦場』などがある。

「2022年 『ようこそ、自衛隊地方協力本部へ 航空自衛隊篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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