遊佐家の四週間

著者 : 朝倉かすみ
  • 祥伝社 (2014年7月24日発売)
3.22
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  • (2)
  • 本棚登録 :157
  • レビュー :33
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396634414

遊佐家の四週間の感想・レビュー・書評

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  • 絵にかいた幸せを装う家族の中にやってきた強烈なキャラクターのみえ子。

    コンプレックスって、多かれ少なかれ誰もが持っていると思います。
    でも、それを認めるってとても恥ずかしいし勇気がいること。
    常にモヤモヤしたものを抱えていても、
    表面上はなんてことないと取り繕う。
    そこにするっと入り込んでしまうみえ子。

    努力だけではどうしようもないことで傷ついたことがある分、
    人の心の痛みがわかるのかもしれませんね。
    ある意味、この家族の心理カウンセラーのような感じでした。

    羽衣子にとっては想定外、でも遊佐家においては意味深い四週間。
    「えんまちょう」の書き込みはこれからも続くのかな?
    怖いですね~。

  • 一家の平穏をかき乱す滞在者、醜いけれど裕福で利口なみえ子。
    唯一の友人である彼女を迎えた、一家の美しい主婦。
    ふたりの運命と人生の絡み合いはすこし淫靡だと思いつつ、遊佐家の混乱の日々と思い出の物語はさらさらと流れる。
    一件落着と見せる結末に至って初めて、すこしぞっとした。

  • 4人家族の遊佐家に、みえ子さんが四週間同居する話。もっと怖い話と思っていたら、とくに問題も起こらず、我が家のアイドル的存在になる話。

  • (2017/2/4読了)
    真逆の2人がつるむ理由。2人とも他の誰とも関わることができない。中学時代の教室の様子が目に浮かぶよう。切れそうな綱を、決して切れないように加減しながら両端から引き合う2人の関係。
    2人の話だけではなく、羽衣子の家族の話しも面白い。家族でも、自分とは別の人間なんだと、改めて思った。
    私の家族は何を考えて居るんだろう、そして、私は羽衣子とみえ子、どちら側の人間なんだろうか。

    (内容)
    美しく貧しかった羽衣子、不器量で裕福だったみえ子。正反対の二人は、お互いに欠けているものを補い合って生きてきた。だが、羽衣子は平凡だが温かい家庭を手に入れる。穏やかな日々は独身のみえ子が転がりこんできたことから違った面を見せ始める…。家族のあり方を問う、傑作長編小説。

    (目次)
    食卓1
    第一章 一週目
    食卓2
    第二章 二週目
    食卓3
    第三章 三週目
    食卓4
    第四章 最終日
    食卓5

  • リフォームの間の4週間、遊佐家に居候することになったみえ子。
    みえ子と過ごした遊佐家の4人、その関係が微妙に変わっていく。

    ちょっと気持ち悪い話。
    読後感はあまり良くありませんでした。
    母羽衣子とみえ子の関係性も気味が悪いし、この家族に漂う雰囲気も不気味。

    ただ、この4週間で、子供達はいい風に変われたと思うので良かったのかも。

    この気味の悪さを楽しめれば、面白い本だったのかもしれませんが、イマイチ私には合わなかったようです。

  • 四週間限りのゲストとしてやってきた女性を中心に回っていくホームドラマのような日常のお話。でも、なんだかホラー小説をパロディにしているような悪寒がある。

  • たった四週間の同居生活がもたらしたものは――?
    美しく貧しかった羽衣子、不器量で裕福だったみえ子。
    正反対の二人は、お互いに欠けているものを補い合って生きてきた。
    だが、羽衣子は平凡だが温かい家庭を手に入れる。
    穏やかな日々は独身のみえ子が転がりこんできたことから違った面を見せ始める……。
    (アマゾンより引用)

    最初読み始めの頃はみえ子さんがイヤなヤツなのかと思ってたけど
    読み進めて行くこごとに羽衣子さんのイヤなヤツ度がすげー(笑)
    あ~怖い怖い(((゜Д゜;)))

  • 家族の関係が1人の女性を通して垣間見える物語

  • 一見幸せそうな家族でも、みんな色んな思いを抱えて生活しているんだなぁ。

    登場人物全員の気持ちがわかるぶん、何か読んでてイタイ気持ちになった。

  • なんか
    気持ち悪い話・・・。

    やはり私はこの人の描く小説は
    すきではないな、もう読まないと思う。

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